香港のセレクトショップ「ジョイス」は「レーン・クロフォード」と同じ系列なんですね
年末が近づいて来たので、会社の倉庫の中の古い雑誌を少し捨てようと思いつつ、思わず中身をパラパラとめくっていて、ある小さなベタ記事に目がとまりました。
平成20年2月27日刊行の、WWDジャパンさんの別冊雑誌『WWD FOR JAPAN ALL ABOUT 2008S/S』の中に、
「香港高級専門店『ジョイス』経営陣のマー一族が退社」
・・・という記事を発見したのです。
その文章を読むと、「親会社であるレーン・クロフォード・ジョイス・グループ(LCLG)のコントロール権を持つピーター・ウー(呉光正)=ウィーロック会長」というくだりが出てくるんですが、
「えーっ、『ジョイス』と『レーン・クロフォード』は、現在は同一資本傘下なんだ」と!
そういえば、先月香港に行った際に、「レーン・クロフォード」と「ジョイス」の、顧客カード登録への誘導の仕方とか、カードの体裁、記入項目も、非常によく似ていたなと。
更に気になったのは、『WWD FOR JAPAN ALL ABOUT 2008S/S』に登場している、非常勤取締役に退任させられた元会長のウォルター・マーというお名前であります。
ウォルター・マー氏と言えば、香港ファッション業界の草創期の著名デザイナーのお一人ではなかったかと思い、検索をかけてみたところ・・・。
このような情報が出て参りました。やはりそうでした。著名デザイナーのウォルター・マー氏と、ジョイス創業者ジョイス・マーさんの夫は、同一人物ですね。1951年生まれの方ですから、日本のDCブランドブームを牽引したデザイナーさん達よりは一回りお若い年齢です。
『WWD FOR JAPAN ALL ABOUT 2008S/S』には、「(ジョイスの)業績は振るわず・・・と見る関係者もいる」というくだりもございました。一度見ただけでその理由を判別するのは困難ですので論評は差し控えたいと思いますが、
やはり、ビジネスとしては、客数が見込める価格帯の低いものよりは、限られた客数・富裕層やファッションフリークしか取り込めないハイプライスの商品を販売するのは、非常に難しいものであること、しかし、だからこそ、「ファッション」「美」というものに強い拘りを持つオーナーにとっては、この上なくやりがい生き甲斐を感じられるチャレンジングな商売であるということは、日本と全く同じなのではないかと感じました。
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