書評『サロン・デュ・ショコラ オフィシャル・ムック』
お正月が終わったら、次はバレンタインデー・・・。
という訳でもなかったんですが、書店で見かけて面白そうだなと思って購入し、
帰省の新幹線の中で読んだムック本『サロン・デュ・ショコラ オフィシャル・ムック』、やっぱりとても面白かったです。
![]() | ![]() | サロン・デュ・ショコラ オフィシャル・ムック (ランダムハウス講談社MOOK)
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とにかく、写真がきれいで、これでもかこれでもか、といった具合に登場するチョコレートが、どれもこれもみんな美味しそうで、「嗚呼、食べた〜い」という欲望を呼び覚まされるから、ということもあるんですが、
ショコラティエ(チョコレート職人)の皆さんへのインタビュー記事を読ませて頂き、
・生い立ち(何故ショコラティエになったのか)。
・商品開発の際、どういったことに着想を得ているのか。
・味覚及び美意識を磨くためにどのような努力をなさっておられるのか。
・美味しいチョコを作るため、生産工程及び品質管理のどんな点に気を使っておられるのか。
・日本に対しどのような印象を抱いておられるのか。日本向けの商品開発の手法。
・・・といったところが、ファッション業界にとっても参考になる点が多いように感じました。
ショコラティエって、ファッション業界でいうと、デザイナーとモデリストと縫製工場のオーナーが一緒になったような「創工一体型」のポジションで、しかも、出来上がった商品は街(地域)に根付いた自社のお店で販売出来る、つまりは、自分で作って、自分で売る=地域密着型のSPA(製造小売業)の商売ですから、非常にやりがいがありますよね。
皆さんご存知の通り、パリ発のこのイベントは、数年前から日本では伊勢丹さんで開催されておりますが、
既に中国にも進出なさっておられるようです。
去年までは北京の開催だったみたいで、同書によるとそんなに盛り上がっていなかったそうなんですが、今年は1月末に上海で開かれるようで、動静が注目されます。
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