アバクロのついでにユニクロもウォッチ
昨夜のレポートの続きです。
アバクロことアバクロンビー&フィッチ銀座店さんを見た後、ついでに、同じ並びにあるユニクロ銀座店さんに移動し、店内をうろうろして参りました。
実は、昨秋10月2日にユニクロ銀座店さんが店舗面積を以前の約1.5倍の約700坪に増床してからは、店内を拝見するのは初めてでして・・・
ホント、業界のはじっこの方で仕事をさせて頂いているにも関わらずお恥ずかしい限りなんですが、
まず感じたのは、前からユニクロさんだったビルの隣に増えたメンズオンリーの売り場(B1〜2F)のストアデザインの素晴らしさです。
1Fの手前の方の、わざと什器を斜めに配置して、お客様の導線を奥へ奥へとうまく引き込みやすい流れを作っているところとか、
2Fでは、売り場の幅広の通路の突き当たりに、非常に大判の鏡を配置することによって、
「あれっ、この奥にも売り場があるのかな?」と一瞬錯覚を誘うような、売り場を広く見せる配慮であったりとか、
店外の、銀座地区の看板の中でもずば抜けて大きな「プラスジェイ(+J)」の看板であったりとか、
顧客心理と人間の目や体の動きの細かい部分まで計算しつくした、素晴らしいストアデザイン(店舗設計)になっていると思います。
大判の鏡の使い方の上手さは、昨年秋に香港のユニクロさんを見た時にも各店で感じましたので、
都心型の大型店は、グローバルに統一されたデザインになってきているのだろうと思いました。
それと、さすがはユニクロさんだと思ったのは、間に通路がない、完全に真っ二つに分断されている銀座店でありながら、レディスの方のビルにもかなり男性のお客様が入っておられたこと!下着売り場にさえ、数名いらっしゃいました。
通常、女性がメンズの売り場にはまだ入り易いんですが、その逆って、結構手持ち無沙汰だったり、勇気が要りますよね。それが、若いカップルとか、外国人観光客だけでなく、普通のおじさんとおばさんの夫婦でも安心して長居出来る、そういうお店は、今、ファッション系では銀座地区には他にほとんど存在しないのではないかと思います。
このお店の中で、一番気になったのは、グループ企業さんであるキャビンさんの「ザジ」と「アンラシーネ」の動静です。あれだけの集客力のある場所の中に混ぜてもらっているので、もちろんそれなりには売れているようだったんですが、ブランドとしての狙い所がどこにあるのか、今ひとつわかりにくいなと。本格的に春夏物が売れる時期になってくると、ユニクロさんではカバーしきれないレディスのトップスやボトムス、服飾雑貨などのニーズは強まると思うので、頑張って欲しいものですね!
さくら的には、もちろんレディスのプラスジェイもチェックしたんですが、今週末の1月22日(金)に春物の第2弾が発売されることですし、とりあえず次の商品を見てからどうするか決めようと思って、昨日は何も買わずに帰って参りました。
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