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2010年1月 8日 (金)

「STUDIO VOICE ONLINE」の賛同クリエーター・コミュニティにファッションデザイナーは1人もいない

新年会でぼうっとした頭のまま自宅に戻り、ぼんやりネットサーフィンをしていて、

ヨーゼフ・ボイスつながりで、雑誌『スタジオボイス(STUDIO VOICE)』さんの公式サイト
「STUDIO VOICE ONLINE」にたどりついたんですが、

ちょっとショックなことに気づいてしまいました。

こちらのサイト内に、「Community for creators STUDIO VOICE 賛同クリエーターの方々」というコーナーがあって、第1期、第2期、第3期合わせて計100名弱のクリエーターの方々のお名前が掲載されているんですが、

STUDIO VOICE-Community for creators

この中に、ファッションデザイナーが1名も含まれていなかったんですよね。

見ての通り、現代美術家や写真家、イラストレーター、俳優、アートディレクター、クリエイティブディレクター、建築家、ゲームクリエイター等々、多様な分野の若手のそうそうたる著名人がお名前を連ねておられますが、

残念なことに、編集部のWeb担当の皆様方には、この方々と肩を並べることが出来るレベルの日本人(もしくは日本在住外国人)のファッションデザイナーは現状では存在しないという風に思われたんでしょうか?

「本業のクリエーションのレベルが高い」「クライアント(お客様)の支持を得てしっかり儲けておられる」「オピニオンリーダーとして業界の枠を超えて社会的な影響力がある」・・・その三拍子が揃った若手ファッションデザイナーが育っていないという現実はわかっているんですが、だからこそ、非常に寂しく、悲しく感じました。

そういえば、私は昔は結構ちょくちょく雑誌『スタジオボイス』を買って読んでいたんですよね。東京の私の本棚にも、1冊だけ大昔岡山で購入した『スタジオボイス』が並んでおります。昔は結構ファッションの記事も取り上げられていたので、『ハイファッション』さんなんかとはちょっと違った文化論的な切り口が面白いなと思って読ませて頂いていたんですが・・・。

いつの間にか、CDショップのHMVの店先で、『ロッキンオンジャパン』さんなどの音楽雑誌の横に並んでいる『スタジオボイス』を見ても、手に取ることもなくスルーしてしまうようになってしまったのは、

ファッションネタは『スタジオボイス』さんとは縁遠いものになってしまった、すなわち、日本のファッションが「フィロソフィー」とか「文化」から遠く離れた形而下の即物的な世界に沈没してしまったからなんだと思います。

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