東京では山の手にしかお店がない「はらドーナッツ」
吉祥寺探訪編、まだまだ続きます(というか、残業で忙しいので、毎日1店舗ずつご紹介、というペースになっちゃいますが、ご勘弁ください)。
こちらのお店のことも、実は、つい一昨日まで全然知らなかったんですよ、お恥ずかしいんですが。
好奇心おう盛な性分なので、行列を発見して、つい「何だろう?」と思って奥を覗き込んでみて、それがドーナツ屋「はらドーナッツ」さんなのだと知りました。
吉祥寺にしかないお店なんだろうか、と思っていたんですが、今日、墨田区内のある企業の役員の方に話したところ、「○○さん、そうじゃないんですよ。あのお店は個店さん風に見せているんですが、関西発で多店舗展開されているお店なんですよ」と、既によくご存知のご様子。
さすがに経営者の皆様はアンテナが立っておられますね!
確かに、よくよく観察致しますと、ショップスタッフさんが皆さん若くてオシャレ過ぎな感じはあります。個店のスイーツのお店には、必ず厨房の中にオーナーさんっぽい人がおられたりしますからね。
ホームページを拝見すると、確かに神戸発、豆腐屋さんのおからや豆乳が入っているので、ヘルシーで安全・安心、美味しいおやつであることがウリであるようです。
私は、店名にもなっている「はらドーナッツ」を食べたんですが、あったかいのをそのままほおばるとほんのりした甘さアンド、若干もっちりとした触感があって、「んまい〜(^^)」という感じでしたね。
しつこい味ではないので、正直、2、3個はぺろりと食べられそうな気がしました。消費税込み1個120円は、同業他店のテイクアウト商品に比べても若干安いですし、並んででも買いたくなる皆様のお気持ちは非常によくわかります。
この「はらドーナッツ」さん、神戸発なんですが、既に関東エリアの方が店舗数が多くなっております。
この、店舗一覧をご覧頂くと、東京の西部と横浜の、いわゆる山の手地区の、それもファッションビルや駅ビル、SCなどのインショップは1店舗もなく、路面店オンリーをご出店なさっておられることがおわかり頂けると思います。
わかるんですけどね〜この戦略は。とはいえ、東京の下町エリアだって、最近は街をお散歩するヤングも増えて来ていますから、決して「はらドーナッツ」さんが似合わない街ということはないんですよね。
いっそ、業態を少し変えて、例えば「はらドーナッツイースト」とでもネーミングなさって、メニューや内装も既存店とは異なるものにされるのも面白いかも!下町の若い子もおばさんも、おやつは大好きなので必ず売れますよ。ぜひぜひ次は下町エリアにも出店網を広げて頂きたいと思うのであります。
もう1点、「はらドーナッツ」さんに関して着目したいことは、店舗の内装です。
一昔前の、木の材質をそのまま生かした茶色い内装ではなく、白っぽくペイントした壁面、いかにも、「白くぬっちゃいました」というつくりものっぽい感じが、最近のインテリアのトレンドだと思うんですよね。「はらドーナッツ」さんが初期の頃からこうだったとしたら、かなり先取り感覚だったんだなぁと。
雑誌『come home!』の最新号を今寝る前にちびちび読んでいるんですが、「白い内装のレフ板効果で室内を明るく見せる」(注:レフ板は写真撮影の際に用いる反射板のこと)といった趣旨の記述もあったりして、
室内を白く塗る提案が数多く行われております。
最近は築年数の古い家をリフォームして住むのが流行っているみたいで、古さをカバーするためにも白いペイントが有効だからというのもあるのでしょうが・・・。
デフレ時代、どうしても心が縮こまり易い今日この頃、春も迎えることだし、少しでも陽の光を浴びて明るく、という生活者の思いが反映されているトレンドのようにも感じます。
今春はレディスアパレルでもレース使いの白のブラウスが流行する兆しを見せていますが、インテリアのトレンドとまさに同じ流れのように感じますね。
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