ユニクロ、「ありえない」ジーンズ=「UJ」を3つの価格帯で発売
嗚呼〜、またまたユニクロさんの話題になってしまって恐縮なんですが、
この春夏からスタートさせるユニクロさんのジーンズの新企画「UJ」、ユニクロオンラインショップさんの画像で見る限りでは、確かにすごいですね〜。
3,990円、2,990円、1,990円という3つの価格帯の価格設定の上手さ、
そして、ケミカルジーンズ(こう来たか〜という感じですよね!懐かし〜笑)やら、淡色・ダメージ加工でわざと穴をあけたボーイフレンドデニムやら、カラーデニムやらと、
4月初旬までに、何と54種類ものジーンズが売り場に投入されるようです。
これだけ目先の変わった様々なタイプのジーンズが揃えば、
お客様も昨年TV報道なんかに釣られてついうっかり買ってしまった(笑)、1,000円以下のデニムのことは忘れて、
「ファッション商品としての1本をユニクロさんで買おうか」という気になりますよね。コーディネートに変化がつけられますので。
ユニクロさんに関して凄いなと思うのは、本当に商品開発、それも小手先のものではなくて、本当にお客様のためになる、価格以上の価値ある商品をゆるめずに次々と開発しておられること、
そして、資金力があって、店舗網が多く、幅広い年齢・階層・体型の方々に支持されている自社が「やるべきこと」「手掛けるべき商品」にフォーカスして、そこを徹底的に深掘りしシェアを上げる戦略を取っておられることです。
前にも書いたことがございますが、実は春夏のトップスは、ユニクロさんがちょっと苦手としておられるところがあるんじゃないかと私は思ってまして、
「ブラトップ」のようなアイテムは別ですが、気温が上がると重ね着もだんだんしなくなりますし、他のカジュアル業態との単価の差がつきにくいので、例えばレディスだと1枚で着られるような面白いTシャツやカットソー、ワンピースなんかはどんなお客様もいろいろなお店でご購入されるため、シェアを大きく上げるのは難しいと踏んでおられるのではないかと思います。
そういう、「捨てるべきもの」は捨て(あまり注力しないで)、量産のメリットが出易いジーンズに注力する。ジーンズなら、老若男女に幅広く売れますしね。賢い考え方だと思います。
ただ、さくら的には、先日「プラスジェイ(+J)」のデニムジャケットの素材を実際に手に取ってみて、
「うーん、やっぱり、『安いけど顔の良い素材』作りは簡単ではなさそう」と、ちょっと裏切られたばかりですので、
ユニクロオンラインストアさんの「UJ QUALITY」という画像に書かれているキャッチコピー「誰もが知る有名ブランドの1万円〜1万2千円と同等のクオリティ」というのは、
いくら素材メーカーや商社との連携とか、超大量生産によるコストダウンがあるにしても、今回はリアルの売り場で現物を手に取ってみるまでは、信じないことにいたします。
何にしてもユニクロさん、この春夏も、まだまだ次々と話題を提供して下さりそうですね。
ただ、ファッション業界の皆様、ユニクロさんは「ユニクロ」ブランドでは、いわゆる高額商品やニッチなトレンド商品には手は出してこられないですから(特に、「不良っぽいもの」とか「女らしいもの」とか、「複雑なもの」とか、「レディスのビジネススーツ」とか、滅茶苦茶不得手ですから)、大手の「ユニクロ」さんには出来ない商品開発でお客様に喜んで頂けるように、頑張って参りましょう。
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