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2010年3月31日 (水)

中国の気鋭の建築家・馬岩松(Ma Yansong)氏

ぼんやりとネットサーフィンをしていて、行き着いたんですが・・・。

中国にはこんな凄い建築家がいらっしゃるんですね、既に。

馬岩松(Ma Yansong)氏。1975年生まれの、伸び盛りの若手建築家でいらっしゃるので、これから頻繁に彼の名前をいろいろな場面で見かけることになるのでありましょう。

「designboom」さんというサイトに、インタビュー記事が掲載されております。「ファッション雑誌を読むのが好き」というくだりもございましたが、いずれはラグジュアリーブランドの旗艦店の設計なども手掛けられるようになるのではないかという気が致しますね。

MAD architects/ma yansong-designboom

それにしても、ファッションの分野において、中国ローカライズの匂いからはポーンと大きく抜け出た、グローバルに通用するタイプの中国人デザイナーは、既に存在しているのでしょうか?

否、間違いなく、「我存在せり、而して未だ設計師(デザイナー)ならずや」という状況にはあるだろうなと。まだ子供なのか、学生なのか、どこかで修行中なのか・・・既にそういう逸材がこの世に生を受け静かに成長しつつあるであろうことは、たぶん間違いないと思います。

2010年3月30日 (火)

法政大学、一般向けに流通専門の図書館を開放

3月29日(月)付けの日経MJさんに掲載されていたんですが、

法政大学さんが、昨年5月から開設なさっておられる流通専門の図書館「流通産業ライブラリー」を、

この4月から学外の一般の方も利用出来るようにされるそうです。

2万4000冊以上の書籍がストックされており、うれしいことにネットでの外部からの検索もOKだそうですので、

これは、かなり使えそうですね!リテイル分野のビジネスパーソンにとっても、朗報だと思います。

この図書館は、同校のイノベーション・マネジメント・センターさんが運営なさっておられるそうですが、

以前一度法政大のセミナーを聴講させて頂いたことがあって、その後ちょくちょく、こちらのセンターさんからは、「イマ研ニュース」というメールマガジンを送って頂いております。

大学さんも今どきの時代にメルマガくらい発行されるのが当たり前なのかもしれませんが、とても良いことだと思います。即効性のある効果としては、メルマガが届くので、「またセミナー行ってみようかな」という気分になって、リピーターの育成につながっていると思いますし。

そういうオープンな姿勢が、知の交流と新たな創造を生み、産業界と学問の世界双方の発展につながっていくのではないかという気がしております。

2010年3月28日 (日)

伊勢丹、上海の大型店出店は最終交渉段階

先週、日経MJさんと繊研新聞さんに、今年3月に全面改装した上海の梅龍鎮伊勢丹さんに関する記事が大きく掲載されていました。

紳士スーツなどのいわゆるメンズ売り場を一掃し、ライフスタイル別売り場を導入されたとのことですが、各紙の記事にも掲載されている通り、こちらのお店は売場面積が15,000平米と、百貨店としては非常に小型なので、競合店が続々とオープンしたり、レベルアップしてきている現状においては、絞り込み、特化型の売り場を作るしか方策はなかったのだろうと思います。

先程、梅龍鎮伊勢丹さんのホームページをチェックしてみたんですが、中国の百貨店さんのサイトらしく、セール情報中心の掲載になっていますが、それでも、化粧品関連の充実ぶりなどを見て取ることが出来ますよね。

梅龍鎮伊勢丹

5Fのビューティーサロンのコーナーなどは、早くこの目で見てみたいなと思っております。

そういう記事の中に、注目すべき記述がございました。

日経MJさんの方の記事(3月22日月曜日付け1面特集)の下の方に、

「三越伊勢丹は14年までに中国に10店出店構想を掲げる。11年1月に開業する天津の2号店で6店になるが、上海と北京で大規模な店舗を出店する計画だ。なかでも上海は最終交渉段階にあり、「上海店はファッションに特化し、フルラインの品ぞろえは規模の大きい新店でやろうという現場の判断を採用した」{(伊勢丹三越ホールディングス海外担当の)中川(俊明)常務執行役員}

・・・とございましたので、

いよいよ、上海の大型店の出店決定も、間近なんだなぁと!

伊勢丹さんは、中国での現地人材の育成もしっかりなさっておられるようにお見受けしておりますので、これは、非常に楽しみであります。
そのお店の面積は、そして、立地がどの辺りになるのか、要注目ですね。

靴下メーカー・岡本が針なし編み機を開発

これは、自分へのメモ書きですが、

3月26日(金)付けの繊研新聞さんによると、靴下メーカーの岡本(株)さんが、「編み針を使わない編み機のプロトタイプを開発したと発表した」(同紙より引用)なのだそうです。

非常に驚き、なおかつ感心致しましたので、先程同社の会社案内ホームページをチェックしてみたんですが、まだプロトタイプのレベルだからだと思いますが、ニュースリリースは掲載されておりませんでした。

繊研新聞さんによると、「今回開発したのは丸編み機で、3年以内に靴下を編めるよう改良する」とのことで、「従来の編み機(筆者注:丸編み機を指すと思われる)が250〜300キロに対し50キロまで軽量化し、音も静かになる」というのは、非常に画期的なことだと思います。

都市部の本社のサンプルルームにも置き易く、メンテナンスもし易くなるのではないでしょうか。

横、丸を問わず、ニットメーカーの方々は、「針が折れる」という問題に直面なさっておられると思いますが、針がなくなればもちろん折れる心配も無い訳で、非常に便利になりますよね!

それと、マシンが軽量になれば、当然それを動かすエネルギーも少なくてすみます。

岡本(株)さんと言えば、むれない靴下「SUPER SOX」のPR=足クサ川柳の募集などで話題になっておられる企業さんですが、マーケティングに卓抜しておられるだけでなく、商品開発の母体を成す生産機器の開発にまで注力なさっておられるとは・・・ここまでのことは、どの企業さんにも簡単に出来ることではないだけに、非常に素晴らしいことだと思います。

2010年3月27日 (土)

商業界『ファッション販売』5月号に、パルコ・シティ様と第10回TGCについて書かせて頂きました

先月は寄稿をお休みしたんですが、今月末発売の『ファッション販売』5月号には、原稿を2本書かせて頂きました。

連載「おしゃれネットショップBookmark」では、(株)パルコ・シティ様が運営なさっておられる通販サイト「パルコ・シティ」と、

そして、「FASHION EYE」のコーナーでは、第10回東京ガールズコレクション(TGC)についての解説記事「協賛パートナー数過去最高 第10回TGC」の2本です。

取材にご協力下さいました皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

パルコ・シティ

東京ガールズコレクション'10S/S

今月の『ファッション販売』も、現場ですぐに使える内容が満載で、読み応えがありますね!今、ぼちぼち読み始めておりますが、個人的には、アップ・カミング・ジャパン代表の恩藤孝次氏が書いておられた、「“スピード”を意識する」に、ぐっと来ました。

「メリハリがないのは、自分たちにメリハリがないのも原因である。お客さまは“鏡”のように、自分たちの立ち居振る舞い、顔つきに面白いほど同じ動きを示すものだ」(『ファッション販売』5月号P56より引用)

これは、私自身が心掛けていることでもあります。販売だけでなく、営業にも相通ずることですね!

皆様ぜひ、本屋さんで買ってお読みください。

2010年3月26日 (金)

「クラブカラー」のシャツ

さっき、海外の人気ストリートスナップブログ「ザ・サルトリアリスト(The Sartorialist)」を見ていて、感心したんですが、

こういうタイプの、先の丸い、「クラブカラー」のシャツが似合う男性って、意外と少ないですよね。(女性ですが、私はかなり苦手です・・・。ギャルソンのトリコが、その典型で、絶対NGです。顔立ちが幼い方なので、若く見え過ぎてしまうので・・・)。

店頭でもこのタイプのシャツは少ないから(クレリックシャツならよくございますが)、これを見て「オーダーしちゃおう」と思った方もいらっしゃるかも↓↓↓

On the Street.....Club Collar, Milano-the Sartorialist

この方がお召しになっておられるスーツも相当上質なものだと思うんですが、シルバーグレーのネクタイと、白のポケットチーフも、シャープではない、大人の余裕を感じさせてくれるような「柔らかな都会派」といった感じでものすごく素敵ですね。

ちなみに、私は今日(というかもう昨日ですか)は、寒い1日をちょこっとだけ春の気分ですがすがしく行きたいなと思ったので、「ポロ・ラルフローレン」の綿の白いシャツを着用しておりました。

2010年3月25日 (木)

売れている商品は、やっぱり存在する

東京コレクションを見に行きつつも、4月以降のセミナーや勉強会の募集が始まったり、うちの会社主催の展示会のための顧客名簿の整理もしたりと、

仕事は山積みなのに、花粉症が例年になくひどい症状で、体調は絶不調・・・という状況の中、

「ここまで落ちたら、もう上がるしかないっ(笑)」の開き直りで、半ボケの頭と体を懸命に仕事の方に向けております。

それなのに、昨夜(というか、日付がもう変わったので、一昨日ですか)は、六本木で東コレを見た後、恵比寿に立ち寄ってしまったがために、

JRのストップの影響で電車やらバスやらを乗り継ぎ乗り継ぎやっとのことで自宅に・・・という難行苦行を強いられ、

ますます体調の悪化に拍車をかけてしまったんですが、

長い前置きでしたが、何故恵比寿に寄ったかといいますと、

前の週にアトレ恵比寿の中のあるセレクトショップさんで、お世話になっているあるデザイナーの方のバッグを発見して、「あれいいなぁ・・・」とその後一週間の間にたびたび思い出しておりまして、

「六本木まで来たついでに買って帰ろうか」と、そのお店に向かったからであります。

ところが、そのバッグがあった棚には、私が買いたいと思った商品は、もう置かれていませんでした。サイズ違いやデザイン違いも含めて、店内をくまなく見たんですが、既にない状態で、

なんと、そのデザイナーさんのブランドの現時点での入荷商品5型のうち、1型の1点を除いて全て1週間のうちに完売してしまっていたのです!

いやはや、敬服致しました。現場におられる皆様は、日々商品在庫をチェックなさっておられるでしょうから、こういう小さなヒットについても当然お詳しいと思いますが、

不景気不景気と言いながら、売れている商品は、やっぱり存在するのだと。

そして、ここに書くのは差し控えたいと思いますが、売れている商品には、やはり、お客様が買いたくなるような魅力が複数備わっているように思いました。

ということで、私は、買いたいと思ってみていた商品の代金を先にお支払いして、本社から在庫を取り寄せる手続きをショップスタッフの方に取って頂き、

大満足してお店を出た後に、JRが動いていない・・・という不運に遭遇したのでありました。

2010年3月24日 (水)

「シーバイクロエ」の好敵手参入!マイケル・コースジャパン(株)の「マイケルマイケルコース」

1つ前のエントリにコメント下さったわらびぃ様、鋭い着眼点でございますね。

私も3月22日(月)付けの繊研新聞さんで、マイケル・コースジャパン(株)の社長に、元グッチ・ジャパンの社長だった田代俊明氏が就任されたという記事を読んで、

「おおっ、これは!」と思いました。

私はライター業の方でも、本業の方でも、海外ブランドさんとのおつきあいはございませんので、直接取材ではなく、新聞報道から推察した主観的な切り口での話しか出来ませんが、

特にこのニュースについては、WWDジャパンさんの3月22日(月)号に詳しくご紹介されておりますので、

宜しければ是非、同紙をご覧になって頂ければと思います。

わらびぃ様がおっしゃっておられる通り、WWDさんの報道によりますと、これまでオンワード樫山さんがライセンス展開しておられた「マイケルマイケルコース」は、2010年12月で契約を終了し、2011年6月末で販売は終わるとのことです。

こちらのブランドは、私も横浜そごうさんなどで時々拝見しておりましたが、アパレル主体のキャリアブランドといった印象でありました。

それに代わって、今度ジャパン社が展開しようとしている「マイケルマイケルコース」は、ハンドバッグと革小物が中心の「ライフスタイルストア」という業態になるそうです。

だから、レザーを知り尽くし、ブランドビジネスを知り尽くしておられる田代社長の出番なんですよね!

価格帯がハンドバッグで500〜800ドル。WWDジャパンさんは、「ラフ・ラグジュアリー」という言葉で表現なさっておられましたが、

リーマンショック以前ならば「イットバッグ」と呼ばれる、「クロエ」のファーストラインだの「バレンシアガ」だのと、23万円台、18万円台、13万円台などのバッグをシーズンごとに購入していた富裕層やキャリアウーマン達が、

不景気に押されて、「ブランド物も欲しいけれど、最近は収入も減っているからこれくらいで我慢しておこうかしら」と思いながら触手を伸ばしたり、

消費には非常に慎重で堅実な女子大生や若い20代OLにとっても、「これなら自分でも買い易い、ママや彼氏にもおねだりしやすい」と思えるブランド達、

WWDさんも例に挙げておられましたが、「トリーバーチ」「シーバイクロエ」「マークバイマークジェイコブス」さらには「コーチ」「ケイトスペード」などのお友達ブランド(好敵手)に位置するブランドなんだろうと思います。

田代社長は、「今後5年間で100億円(小売価格)のビジネスを目指す」(WWDジャパンより引用)とおっしゃておられたようで、

アパレルでの顧客つなぎ止めに苦戦する百貨店さんにとっては、客層のエイジの幅が広く収益性が高い服飾雑貨の有力な新規ブランドの参入は、

非常に好意的に受け止められ一気に売り場も広がっていくのではないかという気がしております。

2010年3月22日 (月)

「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」がレディスも開始!?

ファッションのストリートスナップとニュースなどを掲載しているポータルサイトの「Fashonsnap.com」さんのコレクション・レポートの中で見たんですが、

人気上昇中のブランド「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」のデザイナー・相澤陽介氏が、「今後の展望について、メンズウェアだけではなくレディースウェアの展開も視野に入れていることを明らかにした」そうであります。

「いつから」という話までは出なかったんだろうと思いますが、これは、早く実現して頂きたいものですね!

「ホワイトマウンテニアリング」の相澤デザイナーも、コムデギャルソンご出身らしいんですが、私のようなものが申し上げるのはおこがましい話なのですが、デザイナーとしての基礎体力が非常に高い(素材やパターンに関する知識が豊富で、テーマの設定能力及びデザインの展開力が高い)方のように感じます。

昔と異なり、セレクトショップである程度の価格以上の商品を買う層が大人化してきている今、技量に劣るが若さだけで押して行くタイプのインディーズ的なデザイナーではなかなか新規参入は難しい時代になっているんですが、

ある程度市場が絞られ、バイヤーが欲しいタイプの商品が限られて来ている時代だからこそ、厳しい鍛錬を経て来ておられるギャルソン出身者のチャンスはますます高まっているように思うんですよね。

同じくギャルソンご出身の「カラー(KOLOR)」と「サカイ(Sacai)」が、メンズ・レディス共売れに売れているようですが、

メンズではノリに乗っている「ホワイトマウンテニアリング」もそれに続くかどうか、発売が非常に待ち遠しいですね!

2010年3月21日 (日)

始まるのが楽しみな、雑誌『ゆうゆう』読者モデルのブログ

今日は、仕事で半日外出していたんですが、

風がきつかったのと(黄砂も飛びまくってた!)、ちょっと肌寒かったせいか、

夕方から花粉症が悪化したのか風邪を引いてしまったのかわからないような状態になってしまいましたので、

大事をとって、早めに休みたいと思います。

なので、小ネタでご勘弁頂きたいんですが、

先日、主婦の友社さんが発行しておられるシニア向け雑誌『ゆうゆう』さんの公式ホームページを見ていて、

「ゆうゆう読者モデルのブログ、近日公開」・・・の記述を、発見いたしました。

(証拠の写真はコチラ↓↓↓)。

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いやはや、今時女子高生とか、若い読モの皆さんのブログは、全くもって珍しくもなんともなくなりましたが、『ゆうゆう』さんの読者モデルさんのブログが、どんな内容になるのか、

衣食住から旅、ご近所付き合い、家族との人間関係や、文化教養に関する学び、果ては健康についての話題まで、シニアの方ならではの切り口での語りが展開されるのではないかという気がいたします。

これは、very、very楽しみですね(^^)

2010年3月20日 (土)

攻めも守りも万全!?ー中国のスポーツ用品大手「李寧」

平成22年3月19日(金)付けの日経MJさんに、「中国の李寧、東南アで攻勢ーインドなど出店、海外比率2割へ」という興味深い記事が掲載されていました。

中国に頻繁に行っておられる方はもちろんご存知だと思いますが、スポーツブランド「李寧」のショップは、有力な百貨店やショッピングセンターに行けば必ず見かける、地元の有力ブランドさんです。同ブランドの創業者・李寧氏は、「1984年のロサンゼルス五輪の男子体操で金メダル3個をとった、いわば中国の国家的英雄」(同紙より引用)ということで、ご本人のスポーツ選手としてのカリスマ性がブランドイメージの核となっているようですね。

今、「李寧」のホームページを見たら、トップページのFlashの動画が、なかなか洒落たものになっておりました。ただ、「一切皆有可能」というキャッチコピーは、アディダスさんのグローバルキャンペーンのキャッチコピーだった「Inpossible Is Nothing」に似てるな〜と思うんですけどね。中国でもこのキャッチコピーは見た記憶がございますんで、「うーん」と思うんですが・・・まあ、現在の中国の常識だと、「模倣は恥ずかしいことではなく、積極的に行ってキャッチアップすべきだ」ということになるのでありましょう。

クリエイティブに関してはそのようにまだまだ発展途上的な感覚を色濃く有しているにも関わらず、輸出には既にどん欲なところが凄いなと思ってしまうんですが、日経MJさんの記事によると、「東南アジアの事業は(中略)シンガポールを拠点に進める。マレーシアではこのほど大手スポーツ店のロイヤル・スポーティング・ハウス(RSH)と販売契約を結んだ(中略)。さらに年内にはインドネシア、タイ、ブルネイ、ベトナム、インドでも販売を始める計画で、地元企業と販売提携の交渉を進めている。今年1月には米オレゴン州に直営店を出店した。全体の売上高に占める海外の比率を現在の1〜2%から18年までに20%に高めることを目指す」んだそうです。

中国自身でもそうだったんですが、発展途上国においてはファッション性の高いアパレルよりもスポーツブランドの普及の方が先になっていること、スポーツブランドの市場に関してはグローバルに知名度の高い巨大企業同士のブランド力勝負の要素が強いことをよく知った上で、先手を打っておられるのだと思います。

さっき、Googleを使って中国簡体字で「李寧」について検索をかけて調べてみたところ、昨日付けで「経済視察モウ」というサイトの「李寧」の記事がヒットしました。

記事の冒頭の部分で、2009年度の李寧集団の売上高が83.8億元(前年比25.4%増)、純利益が9.45億元(同31%増)と記されており、いやはや、中国ではやはり、「100年に1度の大不況」の影響はほとんどなかったんだろうなと思える、立派な業績であります。

店舗数の目標が、2010年8,000店舗、2011年8,700店舗、2012年9,300店舗、2013年10,000店舗・・・と記されているのも、実際中国に行かれている方は実感としてお感じだと思いますが、大げさな数字ではなく、ああいったスポーツブランドが若い人達だけでなく、子供達から田舎のおじさんやおじいさんに至るまで、一番最初にファッション商品として受け入れられ易い商品なので、実態に即した数字だろうと思います(ただ、社会がもっと成熟してくれば、トレパン、トレシャツを普段に着る例は減ってくるでしょうが)。

注目すべきは、在庫日数の削減目標が掲げられていることです。「産品庫存天数由此前的61天,降到現在的53天」(筆者訳:在庫日数は以前の61日から、53日になった)とありますが、在庫回転数が6.0回転/年から6.9回転/年になったということで、

これを、「発展途上国なのに凄い」と見るべきなのか、それとも「市場が発展途上だからほうっておいてもどんどん在庫がさばけて在庫回転数が上がっているので普通のこと」と見るべきなのかわかりませんが、

何にせよ、「在庫は悪」の意識を持って計数管理、売り場管理が行われているということは、素晴らしいことなのではないかという気がします。

ユニクロ「プラスジェイ(+J)」春物3回目発売分は・・・

昨年12月23日発売分が春物第1弾、1月22日発売分が春物第2弾なのではなくて、

ユニクロさんの定義だと、春物第1弾を2回に分けて販売した後、昨日3月19日発売分が第2弾だったらしいんですが、

わかりにくいので、勝手に「春物第3回目発売分」と呼ばせて頂きます。

今さっき、ユニクロオンラインストアさんの「+J」のページを見たら、今回は全く持って、「完売、完売」の気配は微塵もなくて、

これからゆっくり川崎か銀座のお店に行って商品を吟味してからでいいかな、という様子でありました。

今の時期は、世の中オープンラッシュで、関東だとコレットマーレさんとか、他の話題の方が大きく取り上げられておりますし、

ブランド立ち上がりの時期の、ブームは完全に去ったかなと。

「プラスジェイ(+J)」さんの春物に関しては、日本国内だけのことを考えると、発売の時期、どの時期にどういうアイテムをどのくらいリリースするかを、ちょっと失敗されたかなと感じるところがあります。

スプリングコートは、もう遅いですよ。

それと、レディスに関しては、Tシャツではなく、テロテロしたカットソーも欲しいです(恐らく現状の生産ラインでは不可能だと思いますが)。

今後は、こういうミニマルなテイストが好きな方及び、リアル店舗で商品を見ていてたまたま気に入ったという方が買うブランドとして、適正な売り上げに収斂していくのではないかと思います。

とはいえ、ユニクロさんは今や日本のみではなく、グローバルなブランドさんですので・・・。

海外の大柄な女性には適したデザインであると思えること、特にヨーロッパでは、春夏でも湿気が少なくジャケット着用でも不快感がない気候であること、日本と異なり、流行り廃りには関係なく、欧米には自分の価値観でお洋服を選ぶお客様が多いこと、アメリカの場合はワーキングウーマン向けのブラウスやスーツのニーズが多いこと、

それらを考えると、「プラスジェイ(+J)」のテイストや品揃え、発売時期は、きっと、悪くない線を突いておられるのではないかと思います。

私の場合は、こちらのLサイズは自分の体型に合っていて自分に似合うスタイルのように思いますので、これからもいろいろ買い続けていくと思いますが、

今回発売分は、ネットでは買わないでリアル店舗でじっくり見てからどうするか決めようと思います。

2010年3月18日 (木)

twitterにつぶやく体重計「Withings Body Scale」

雑誌『日経WOMAN』さんのWebサイト「日経WOMAN ONLINE」で見たんですが、

自分の体重をtwitterに向けてつぶやける体重計があるんだそうです(フランスの「Withingd Body Scale」)。

Twitterにつぶやく体重計!?でダイエットー(2010年3月12日nikkei woman online)

実際には、恥ずかしいので体重を公開される方は、特に太目の方ほどまずあまりいらっしゃらないんじゃないかと思うんですが、

体重計もデジタル家電化してるんですね。面白いですね。

体重計で思い出したんですが、日本の体重計メーカーのタニタさんの社員食堂のレシピ本をちらりと本屋さんで見て、それにも大変感心しました(こんな会社にお勤めして、やせた〜い!)


体脂肪計タニタの社員食堂 ~500kcalのまんぷく定食~Book体脂肪計タニタの社員食堂 ~500kcalのまんぷく定食~


著者:タニタ

販売元:大和書房
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デザイナーにとっての中国ビジネスの意味

日本で作ったものを、そのまま輸出すれば関税の問題で国にもよりますが価格が例えば日本の2.5倍とかになってものすごく高くなってしまいますので、

「そんなので商売になるんでしょうか?」という話になるんでしょうが、

「デザインを売る」というビジネスもある訳で・・・。

それが、現在ですと中国を例にとれば、実体的な貨幣価値でいって日本円の50万円が中国では約5倍の価値=日本円で250万円くらいになってしまうので、

「頑張って働いたのにこれっぽっち!?」(それなのに、中国の企業さんサイドから見ると、「日本人デザイナーにこんなに沢山支払っている)という感じになってしまうところが、

対発展途上国のビジネスの難しいところであります。

ただし、ただしですよ、

残念ですが、これまでの右肩上がりの日本経済の時代は、もう二度と到来しない、

それどころか、これからやってくる(というか、もうはじまりつつある)右肩下がりの時代においては、

10年先に、現在1対5の貨幣価値が、1対2ぐらいに差をどんどん詰められてきたときに、

「やっぱり中国とビジネスをやっておいてよかった、人脈、信用、ノウハウを蓄積してきてよかった」ということになるのではないかと、私は予想しているのです。

現時点では、もちろん、デザイナーの皆さんのビジネスの一番大きな基盤は、もちろん日本でなければならないですし、

日本で売れていない方が海外で売れるのは、99%困難だと思いますが、

金融商品への分散投資と同じで、欧米ではなくアジアの売り上げが1割くらいあるのが、先々を考えると理想的と言えるかもしれません。

bricsだのvistaだのは、私達には関係ない、とは、ゆめゆめ思わない方がよいと思います。新興国が伸びて行く、ということは、相対的に(さらには、残念ですが絶対的にも)衰退していく国があって、

それがこれから世界で類を見ないスピードで進行する危険性がある国が、この日本なのです。

2010年3月17日 (水)

「セリーヌ(Celine)」の、2010-11A/Wコレクションは売れそう!

「セリーヌ(Celine)」の、2010-11A/Wコレクション、素晴らしかったですね!

フィービー・フィロ(Phoebe Philo)復帰2シーズン目でしたが、ショーピースとしての価値観、及び、実売を意識した際のデザインとクオリティのバランス、両方の点において優れているように思いました。

ご関心のある方は、Style.comさんの「セリーヌ」のコレクション紹介のページでどうぞ。

シルエットがコンパクトなので、スタイルが非常に良く見えるデザインだと思います。

パンツの丈が、絶妙ですね!さすが、フィービー・フィロ。

2010年3月16日 (火)

続・中国寧波のアウトレット

昨日のエントリを書いた後、「うーん、ちょっと待てよ」と思ったんですが、

平成23年春に開業予定の、「(仮称)寧波アウトレット計画」の言い出しっぺが、三井不動産さんなのか、伊藤忠商事さんなのか、そのことよりも、

もっと大事なのは、現地の超大手企業・杉杉さんのトップが、

「あの土地には、アウトレットが欲しい。アウトレットならば、売れる」という風に言ったかどうか・・・ということのように思います。

想像ですが、杉杉さんのトップの脳裏には、自社の庭先のような広大な土地に出来たアウトレットに、都市部から1、2時間かけて沢山のお客様が車で押し寄せ、ブランド物が飛ぶように売れ、1人のお客様が両手に一杯紙袋を抱えて満足げな表情で帰って行かれる姿が、はっきりと見えたので、「Go!」となったのではないかと・・・。

中国のことは、中国人に聞け。中国の経営トップの目測にも誤りはあるでしょうが、日本人の予測よりははるかに当たる確率は高いと思います。

何度もこのブログで書いて来たことなんですが、各階層の人口の層が厚く、都市部と農村部の格差も大きく、加えて歴史上かつてないほど急速なスピードで経済発展が進み、しかも、ITの普及に関しても世界でトップレベルのポジションにある国・中国では、「全てが同期的に進行する」・・・そのことを、ついうっかり、自分でも忘れそうになっていました。

ブランドイメージを大切に、まずはプロパーの販路をしっかり確立してから・・・これは、日本流の理屈でしかないのかもしれません。

昨秋香港を見たときも思ったんですが、今の中国では、富裕層も、中間層も、ひょっとしたらもっと下のまだまだそこまで豊かになっていない層も、みんなみんな、間違いなく、ブランド物が、ものすご〜く欲しいんですよ。

そういう、みんなが欲しい物のアウトレット品を、安く提供する、そうすれば、お客様は喜んで買いに来られますよね? そういう施設があっても、それとは別に富裕層向けのプロパーのお店はお店で、ちゃんと売れて行くでしょうから、没問題(問題なし)ということなんでしょう。

消費の層は厚いので、むしろ相乗効果になって、ブランド品はもっともっと売れるようになるかもしれません。

なんだかそういう物欲にはちょっとうんざりさせられるところもあるんですが、一昔前の日本もまさにそうだったので、決して笑ったり非難することは出来ないと思います。経済発展という熱病にかかっている国の国民は、ハイになっている気持ちをブランド消費でうまいことバランスしていく必要があるんだろうと思います。

しかし、日本の10倍からの人口の棲む国に、果たしてアウトレットは何箇所・・・考えるだけで気が遠くなって参りますね。

2010年3月15日 (月)

三井不動産と伊藤忠、中国アウトレット事業を仕掛けたのはどちら?

先週日本の新聞やネットメディアを賑わせた、

三井不動産、伊藤忠商事、杉杉集団有限公司など5社合弁による、中国寧波市でのアウトレット事業に関するニュースなんですが、

さて、この事業、仕掛けたのが三井不動産さんなのか、伊藤忠商事さんなのか、

どのメディアにも掲載されていないんですが、非常に興味深いところであります。

ご参考までに、三井不動産さんと伊藤忠商事さんそれぞれのニュースリリースをご紹介しておきます↓↓↓

海外における商業施設事業 初参画「(仮称)寧波アウトレット計画」(中華人民共和国 浙江(せっこう)省寧波(にんぽう)市)平成23年春開業予定ーH22.3.11三井不動産ニュースリリース

中華人民共和国 浙江省寧波市における初めてのアウトレット事業「(仮称)寧波アウトレット計画」推進決定 -平成23年春開業予定-ーH22.3.11伊藤忠商事ニュースリリース

ちなみに、中国のネットニュースを見ますと、こちらの「解放牛モウ」の例のように、

「日本最大の不動産会社である三井不動産が中国でアウトレット建設に乗り出す」といった感じで、

完全に三井不動産さんに力点を置いた報道になっているようです。

三井不動産さんの日本での実績と企業力を持ってすれば、自社+中国サイドのパートナーとの2社合弁での事業化は十二分に可能だったのではないかなという気がするんですよね。しかも、アウトレットより先に、「ららぽーと」業態を出すという選択もあったはず。

先に立地ありきで、三井不動産さんのプランニングが先行、高速道路のインターチェンジに近く、大都市上海からのアクセスも悪くない寧波が浮上して、そこから杉杉&伊藤忠さんにお声が掛かったのか、

その逆で、伊藤忠さんが、「先手必勝」ということで、三井不動産さんにお声を掛けたのか・・・。

これは、完全な私のカンですが、まだまだ発展中の中国市場に対し、早すぎるくらいの仕掛けを行ったのは、恐らくアウトレット事業に関しては日本での実績がない伊藤忠さんサイドではないのかという風に想像しております。

この辺、記者の皆さんには、今後の取材で是非突っ込んで頂きたいところであります。

ちなみに、三井アウトレットパーク入間が、98,000平米、204店舗(アウトレット店はうち181店)ですので、116,480平米の敷地面積に対し第2期工事終了時点で店舗数160店という寧波のアウトレットは、日本に比べてかなりゆったりとしたレイアウトになるように思います。

伊藤忠さんのニュースリリースの方には、「テナントについては、レディス・メンズファッション、キッズ、スポーツ&アウトドア、雑貨等のインターナショナルブランドなど、日本ブランドや中国国内で人気のブランドを積極的に誘致するほか」とございまして、うーん、うれしいような、残念なような・・・。

中国に進出している日本ブランドの中国での売れ残り品を中国で売る、というのは、将来的にもちろん必要なんでしょうが、

基本は「残さず売り切る」ですよね。

まして、日本国内の売れ残り品を中国に運んで売る、なんてことを考えると、必要悪とはいえ、ちょっとゲンナリいたしますが・・・。

いずれにしても、人気ブランドならば、それが安くなっていれば売れると私は思います。特に、ラグジュアリーブランドのアウトレットに関してはニーズは強いはずで、この辺が引っ張れるのかどうか、オープン時のブランドラインナップには大いに注目したいと思います。

2010年3月14日 (日)

ヤンフードン(楊福東)「将軍的微笑」@原美術館を見に行ってきました

さて、年末から楽しみにしていた、中国の映像作家・ヤンフードン(楊福東)氏の個展「将軍的微笑」を、本日やっと見にいくことが出来ました。

会場は品川区にある原美術館。現代美術をテーマにしている小さな美術館ですが、高級住宅街や大使館の側という雰囲気のあるロケーションで、中庭には常設の作品も配置され、ゆったりと散歩しながら季節感を感じることが出来る素敵な場所でした。

作品は全部で5点しかなかったのですが、映像作品なので全部見るのにはかなり時間がかかります。特に、「竹林の七賢人」は1時間弱の大作で、しかも、今、ネットで知った情報によると、「3」と表示されていたのは「パート3」の意味で、本当は全部でパート5まであってまだまだ長尺の作品だったみたいですね。

会場に入ってすぐに思ったんですが、ばっくりいって来場者の約半数が結構早く暗室から退出されていたので、「ひょっとしてあまり面白くないとお感じなんだろうか」と・・・。

自宅に帰ってこれまでご覧になられた方々が感想をブログにアップしておられるのを見ると、やはり、かなり「ぴんとこなかった」という感想があったので、「やはりな」という風に納得致しました。

作品の根底には、いずれも、「過去との対話」「急速な時間の流れ」というのが色濃く存在するように私は感じたんですが、その辺が、同じ時代を生きていても、日本人と中国人では全く異なるんですよね。

本展覧会のテーマになっているインスタレーション「将軍的微笑」の中で、主人公の「将軍」(目の見えない恐らく沿岸地域で今はそれなりに豊かになっている農村の老人)が、「70年代や80年代は家にテレビがないのは当たり前だった。でも、今は、どの家にも大型テレビがある」と述懐していましたが、

90年代以降の20年間の間に、急速に経済発展をとげ、現在もなお発展中の中国にとっては、

日本の昭和30年代くらいの状況は、「まだ記憶に新しい過去」なんだろうと思います。

そういう、「記憶に新しい過去」と「現代」をクロスオーバーさせながら、時には夢幻的に、時にはシュールレアリスティックに映像美を描き出していくのが、ヤン氏の作風のように感じました。この方の美意識の高さは、本当にグローバルに認知されているだけのことがございますね。

「竹林の七賢人」では、冒頭とラストの部分で、棚田の耕作には欠かせない存在であり、生活と労働を共にしてきた牛を屠殺するシーンがございましたが、

昔の日本もそうだったんですが恐らく中国でも農村部では珍しくない出来事で、ダミアン・ハーストの輪切りにされた牛とは相当に異なる位相にあるように感じました。

たぶん、現代の中国人がこの映像を見たときの反応は、地域や世代によって格差はあるものの、たぶん、淡々と受け止められる「日常」(もしくは「つい昨日の日常」)なのではないかと思うんですよね。

(ただ、ラストの少し前に、白いハリボテの牛を田んぼに運んで皆で火を付けるシーンがあって、この行動が「賢人」=インテリ的なんですが)。

順番的には、「竹林の七賢人」が4番目に配置されていましたが(たぶん一番長い映像だったからだと思うんですが)、こちらを先に見てから「将軍的微笑」を見ると、主人公の老人の「微笑」が何故沸き起こってくるのか=幸福感が実感出来るのではないかと思います。

5本の映像以外に、もう1つ、ヤンフードン氏へのインタビュー映像もあったんですが、こちらも非常に面白かったです。「芸術は政治にコミットすべきだと思うか」といった趣旨の質問に対して、「芸術は政治に必ずしも関わらなくてもよい」という風に答えておられましたが、この回答には、ヤン氏のスタンスが非常によく現れているように思います。

そう遠くない過去の中国に関しても、現代の中国に関しても、うす明るい肯定感をぼんやりと抱えてたゆたっている・・・その辺が、既に政治的激動の時代を抜けた時点からスタートしている新世代のアーティストらしいところだろうという気が致しました。

中国によく行っておられる方がご覧になられると、2000年の上海の街の風景とか、2005年くらいに撮られた作品の空気感が、2010年の今の中国とは相当に違うということがものすごく実感出来ると思いますので、「なつかしい」という感じで面白くご覧頂けるのではないかと思います。私は2001年頃から年1、2度くらいのペースでしか上海や中国には行っていませんが、それでもすごく面白かったです。

2010年3月13日 (土)

野毛Hana*Hanaさんでのイベント【その2】

1つ前のエントリでご紹介したイベントと合わせて、IFIビジネススクールのS君からは、もう1つご案内を頂いております。

こちらは、開催日がこの週末の日曜日で、しかも定員が30名と少なめですので、もし満席になってしまっていたらゴメンナサイ、なんですが、

一応ご紹介させて頂きますね(以下、S君のメールからの転載文になります)。


> 海外のファッション校のトップのアントワープとセントマーチンで学んだ福本優氏(デザイナー)と、文化ファッション大学院大学専任助教の馬場園晶司氏のプレイイベントが3月14日(日)に開催されます。こちらも必見です。

> fashion education#02
> 「ファッションを学ぶために、歴史を学ぶこととアーカイブ利用の重要性」

> 新たなファッションを創造するには歴史を学び過去を知ることが重要です。過去の表現を知ることにより、単なる焼き増しでなく、新たなクリエーションができると考えます。海外のファッション教育では歴史を学ぶことに重きをおいていると聞きます。今回のプレイベントでは、海外の一流ファッション校であるアントワープ王立芸術大学院大学とセントラルセントマーチンズ校で学んだ福本優氏(デザイナー)に、その体験が自身の創作にどう結び付いたのかを語っていただきます。また、歴史を学ぶ上でアーカイブの利用は欠かせません。世界でも有数のファッション関連のアーカイブを誇る文化学園から馬場園晶司氏(文化ファッション大学院大学専任助教)を迎えます。ファッションを学ぶためのアーカイブ利用の重要性、実際の日本の教育現場の状況や今後の課題等を語っていただきます。
> 当日、fashion education#02 講座説明会を合わせて行います。講座の受講をご検討の方々には必見のイベントです。

> 日程: 3月14日(日)14:00~16:00
> 入場料: 1000円 定員 30名
> ※このイベント当日に本講座を申し込んでいただければ、本講座の全日コース(コースA)・選択コース(コースB,C,D)とも2000円割引になります。
> 会場:野毛Hana*Hana 
> パネリスト
> ・福本 優氏(ファッションデザイナー)
> ・馬場園 晶司氏( 文化ファッション大学院大学、専任助教)

> 本講座「fashion education#2『ファッションを学ぶためのファッション・ミュージック・アート史講座』については、HPをご覧ください。
> プレイベントと本講座の申込書は、ダウンロードできます。
> http://www.noge-hanahana.org/nogediaschool.html

> 野毛Hana*Hana
> 〒231-0063
> 神奈川県横浜市中区花咲町1丁目42-1
> TEL&FAX 045-325-8123 
> E-mail noge.hanahana@gmail.com
> URL http://www.noge-hanahana.org

野毛Hana*Hanaさんでのイベント【その1】

IFIビジネススクール・マスターコースの後輩であるS君から、横浜市の野毛Hana*Hanaさんで開かれる2つのイベントのご案内を頂きました。

まずは、4月から開かれる連続講座「ファッションを学ぶためのファッション・ミュージック・アート史講座」のご紹介です。

「コースA:ファッション史と時代背景」の講師・小沢ちとせさんは、以前IFIさんでモード史の講師をなさっておられたファッションジャーナリストの方で、

私も小沢先生の授業を聴講させて頂いた生徒の1人なんですが、

時代とファッションの連関及び、個々のデザイナーの個性について丁寧にわかりやすくご説明なさって下さいました。

小沢先生のお話を伺うと、知的好奇心というか、美的好奇心がものすごく高まります!コレクションを見たり、売り場でデザイナーズブランドの商品を見るのが面白くなりますよ。おすすめです。

以下、S君に頂いたご案内を転記します。


> 野毛Hana*Hanaは、4月で一周年を迎えます。
> これまで、地域の情報発信や、映像メディアの文化拠点としてさまざまなイベントを開催してまいりました。
> それと同時に、教育プログラムにも力を入れてきました。昨年は、「NOGEDIA映像メディアスクール」や「fashion education#01」などのワークショップやシンポジウムを開催し、多くの反響をいただきました。

> それに続くかたちで、この度fashion education #02『ファッションを学ぶためのファッション・ミュージック・アート史講座』を4月より開講いたします。
> ただいま、本講座の受付をしています。詳しくは、下方に明記いたしますので、長文となり恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

> fashion education#02
> 「ファッションを学ぶためのファッション・ミュージック・アート史講座」

> 歴史に名を残すデザイナー達は過去の作品からインスピレーションを受け、それをリソースとしてすばらしいファッションデザインを生み出してきました。ファッションを理解し、新しく生み出すためにはファッションの歴史を学ぶことは重要です。また、ミュージック、アートといったファッションが影響を受けてきた文化を学ぶことでより理解が深まります。そのためにミュージック、アートの基礎的な歴史を同時に学ぶ講座を考えました。本講座は、大学や業界で活躍する一流の専門家である講師陣によって行われます。ファッション業界の方、これから働きたい方にお薦めいたします。また社交やビジネスの場でも教養として役立つでしょう。本講座の受講をお待ちしています。

> http://www.noge-hanahana.org/

> fashion education#02
> 「ファッションを学ぶためのファッション・ミュージック・アート史講座」
> 期間: 2010年4月25日、5月9日、16日、23日、30日、6月6日、6日13日、各日曜日(ただし5月2日休講)
> 会場: 野毛Hana*Hana
> 定員: 20名
> クラスと講師:
> ファッション史と時代背景(3日間)  講師:小沢 ちとせ氏
> 近現代ミュージック史講座(2日間)  講師:大角 欣矢氏
> モダンをめぐるアートの歴史(2日間) 講師:保坂 健二朗氏

> 受講料:
> 全日コース
> ◆コースA: 全クラス7日間(14コマ)30,000円(一括払いの場合:28,000円/分割払いの場合:割引なし10,000x3回=30,000円)
> 選択制コース
> ◆コースB: ファッション+ミュージック5日間(10コマ) 24,000円
> ◆コースC: ファッション+アート5日間(10コマ)    24,000円
> ◆コースD: ミュージック+アート4日間(8コマ)    20,000円
> ※ 3月14日fashion education#02preにてお申込みいただいた方は、全日コース(コースA)、選択コース(コースB,C,D)とも2000円割引になります。
> ※選択制コースについては、全納のみ受付を基本にします。
> 募集期間:2010年2月15日~4月20日(定員になり次第締切)

> A:ファッション史と時代背景

> プロフィール
> 小沢ちとせ ジャーナリスト
> 上智大学文学部史学科卒業。1975年に三越日本橋本店に入社し、輸入特選部を経て、広報部に勤務。1982年から産經新聞編集局文化部生活面の記者に。ファッションを中心に担当。
> 内外の多数のデザイナーにインタビュー。1992年からフリーのジャーナリスト。現在は取材活動をするとともに、1995年からIFIビジネススクールや女子美術大学など専門学校や大学などで、ファッション史やデザインについての教育に携わっている。

> 講座概要
> ファッション史は、ファッションを理解したり、新たなファッションデザインを創造するうえで欠かせない学びの1つです。「時代を映す鏡」であるファッションは、常に時代(政治、経済、文化、芸術、女性の意識など)の特徴を表現してきました。本講座では、オートクチュールというシステムが成立した19世紀半ばから1990年代までを中心に学びます。また、デザイナーたちが、どのようなインスピレーションをファッション史やアートなどから受け、新たなデザインを生み出してきたかも見ていきます。未来へのファッションのヒントを掴んでください。

> 講座内容
> 4月25日
> ・19世紀半ば~20世紀初頭=ブルジョワの台頭 ベルエポック アールヌーボー ジャポニズム etc
> (主なデザイナー ウォルト フォルチュニイ ランバン ポワレ)
> ・1920年代=第一次世界大戦後 ジャズ キュビスム アールデコ スポーツ リゾート etc
> (主なデザイナー シャネル ヴィオネ スキャパレリ)

> 5月23日
> ・1930年代=大恐慌から第二次世界大戦へ シュルレアリズム モード写真 ハリウッド映画 etc
> ( 主なデザイナー シャネル ヴィオネ スキャパレリ)
> ・1950年代=第二次世界大戦後 オートクチュール全盛期
> (主なデザイナー ディオール バレンシアガ)
> ・1960年代=変革期のオートクチュール
> (主なデザイナー  サンローラン クレージュ カルダン パコ)

> 6月13日
> ・1960年代半ば~70年代へ=高度経済成長
> ベビーブーマー ベトナム戦争 五月革命 対抗文化 ヒッピー ロック etc
> (ストリートファッション )
> ・1970年代=プレタポルテへ ファッションの自由化、多様化
> (主なデザイナー 高田賢三 三宅一生 モンタナ ミュグレー )
> ・1980年代=女性の時代 バブル経済 日本ーDCブーム
> (主なデザイナー ゴルチエ アライア 川久保玲 山本耀司)
> ・1990年代~=ビッグビジネスへ

> B:近現代ミュージック史講座

> プロフィール
> 大角欣矢 東京藝術大学音楽学部楽理科教授
> 東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同修士課程修了、博士課程中退。現在、同大学音楽学部楽理科教授。専門はルネサンス・バロック時代を中心とした西洋音楽史だが、宗教音楽からポピュラー音楽に至る広い領域にまたがって研究を行う。著書に『ポケット楽典』(音楽之友社)、『憶えよ、汝死すべきを』(共著・日本キリスト教団出版局)、論文に「宇多田ヒカルの《Automatic》──楽曲分析を通して見たその恋愛政治学」(日本ポピュラー音楽学会)等。

> 講座概要
> ミュージックは常に、各時代のファッション、アート、デザイン、建築、ライフスタイル等と緊密に結びついて発展してきました。本講座ではまず、広い意味での近代音楽が成立したバロック時代まで遡り、いわゆるクラシック音楽の流れを一通り押さえたうえで、20世紀のアヴァンギャルドとポップの両方に目配りしながら、ミュージック史の大きな流れを追って行きます。実際に音を聴きながら、さまざまな画像や映像を見ることで、ファッションを始めとする社会・文化的背景との関連について考えて行きます。

> 講座内容
> 5月9日
> ・18~19世紀
> (宮廷文化から市民文化へ──バロック、ロココ、古典派、ロマン派)
> ・19世紀末~1920年代
> (ベル・エポックから狂乱の時代へ──印象主義、表現主義、新古典主義、ジャズ)

> 5月30日
> ・1930年代~1960年代
> (世界不況、第二次大戦、高度経済成長、冷戦、ヒッピー、学生運動
> ─前衛音楽、ミュージカル、フォーク、ロック)
> ・1970年代~現代(テクノロジー、バブルとその崩壊、エコロジー、冷戦の終結
> ──ポストモダン、フュージョン、ディスコ、ヘヴィ・メタル、パンク、ヒップ・ホップ)

> C:モダンをめぐるアートの歴史

> プロフィール
> 保坂健二朗  東京国立近代美術館研究員
> 1976年生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了(美学美術学分野)。 企画した展覧会に「建築がうまれるとき
> ペーター・メルクリと青木淳」、「現代美術への視点6 エモーショナル・ドローイング」、「この世界とのつながりかた」、
> 「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション」など。共著に『丸山直文全作品集1988-2008』(淡交社)、
> 『キュレーターになる!アートを世に出す表現者』(フィルムアート社)など。

> 講座概要
> 19世紀後半以降、アートの役割は変わりました。「新しさ」を追求し、「可能性」を提示し、「モダン」であることの素晴らしさを証明するものとして、アートは(あるいはアーティストは)存在するようになったのです。この講座では、アートの流れを広く浅く追うのではなく、いくつか主要な運動を確認することで、アートを突き動かしてきた力のようなものを取り出してみたいと思います。イメージと言説を確認するうちに、「モダンmodern」と「モード mode」の語源は同じであることの意味に気づくはずです。

> 講座内容
> 5月16日
> ・19世紀後半~20世紀初頭
> 絵画が「モダン」をリードする 印象派、新印象派、ポスト印象派、キュビスム、抽象
> ・20世紀前半~戦間期
> 綜合芸術を目指して デ・スティル、バウハウス、ロシア・アヴァンギャルド、未来派など

> 6月6日
> ・第二次世界大戦後~80年代
> 「イメージ」の時代 写真とアート、抽象表現主義、ポップ・アート
> ・1990~現在
> 多様化するアート 映像、身体表現、建築、デザイン、インスタレーション、パフォーマンス

> 本講座「fashion education#2『ファッションを学ぶためのファッション・ミュージック・アート史講座』については、HPをご覧ください。
> プレイベントと本講座の申込書は、ダウンロードできます。
> http://www.noge-hanahana.org/nogediaschool.html


> 野毛Hana*Hana
> 〒231-0063
> 神奈川県横浜市中区花咲町1丁目42-1
> TEL&FAX 045-325-8123 
> E-mail noge.hanahana@gmail.com
> URL http://www.noge-hanahana.org

2010年3月12日 (金)

今夜からブログ再開します

皆さん、2日間ブログをお休みしてしまってごめんなさい。勉強会があったり、疲労で寝込んでしまっておりました。お陰様で、今朝はすっかり元気回復しております。書きたいネタもたまっておりますし、今夜からはブログを再開しますので、よかったらまた読みにいらして下さいm(__)m

2010年3月 9日 (火)

韓国大手アパレル、イ・ランドのグローバル戦略

3月8日(月)付けの繊研新聞さんの「World News」のページの「ズームアップ」という特集コーナーに、

「グローバル経営を積極化 韓国大手アパレル」という記事が掲載されておりました。

その中でも、突出して凄いなと思ったのが、前にも何度かこちらのブログでも中国に行ったときのレポートなどで取り上げさせて頂いたことのある、イ・ランドさんの動向であります。

同紙によりますと、「3つの現地法人を通じて18ブランド・4000売り場を運営している。今年の中国での売り上げ目標は前年比3割増の1兆3000億ウォンを掲げている」とのこと!

さらには、ベトナムに関しては「昨年ベトナム唯一の上場アパレルメーカーのタムゴンを譲り受け、今年から本格展開する方針」(繊研新聞より引用)、米国では「子供服の『イ・ランドキッズ』を先行させたが、昨年、大人カジュアルでも参入し、今年中に800売り場を確保する計画である」(同紙より引用)なのだそうです。

いやはや、この大成功の秘訣は、どういうところにあったのでしょうか?

繊研さんの記事には、「94年に上海法人を設立後、中国での商品企画、生産・調達と物流の基盤を固め、小売業界とも強いパイプを確保、進出当初から管理部門や現場社員を現地採用するなど中国市場に密着した現地化が奏功し」とあります。

「小売業界との強いパイプ」をどのようにして構築されたのか、コネ社会の中国においてはこの部分がかなり大きなポイントになっているとも思えるんですが・・・。

幹部や社員の採用、そこで得た人材自体も、中国の社会に食い込んで行く際に徐々に張り巡らせていく網=ネットワークの基になったのではないかと思います。

中国最大のオークションサイト・タオバオにアップされている「eland」ブランドの商品をご紹介させて頂きますが、

見ての通り、ベタベタ・甘口のトラッドで、現代の日本人の感覚からすると「うーん、ちょっとダサイな〜」という風に見えるかもしれませんね。

とはいえ、日本だってつい10年くらい前の90年代までは、百貨店の中でのトラッド売り場は安定的な数字を叩くドル箱売り場でしたから・・・。

地元のお客様にとって「今」いいなと思える、「今」欲しい商品を企画・生産・販売なさっておられるのは、正しい戦略なのではないかと思います。

もう1つ、アメリカでの計画の部分に現れているように思いますが、成長性が高い市場においては、一気呵成の大量出店というのも、アリなんですよね。

最近の日本では、出店してもなかなか売れないというケースが増えてきているため、経営者のマインドがどうしても出店に慎重になってしまっているところがあるように思いますが、

経済成長率が高く、ファッション商品へのニーズが高い市場では、一気に面取りしてブランドとしてのポジションを高めるやり方の方が効果的なんだろうなという気がいたします。

2010年3月 8日 (月)

アレキサンダー・マックイーンの遺作によるショーはキャンセル

先程、twitter経由で知ったんですが、メンズファッションなどに強い情報ポータルサイト「CLUSTER」さんに掲載されていたニュースによりますと、

先日逝去したアレキサンダー・マックイーン(同サイトではアレクサンダー・マックイーンと表記)の遺作による2010〜11秋冬コレクションは、

キャンセルになったそうです。

アレクサンダー・マックイーンの遺作となる2010年秋冬のショーはキャンセル。プレゼンテーションとメモリアル上演で見せることに(H22.3.8CLUSTER)

残念ですが・・・故人のためにも、顧客やファンのためにも、完成度の低い状態での発表は避けたいという趣旨なのだろうと推察致します。

同サイトによると、その代わりに、3月9日と10日にプレゼンテーションメモリアルが上映されるとのこと。こちらの方を、楽しみに待ちたいと思います。

ローソンの電気自動車を目撃

午後8時前、買い物を済ませて大急ぎで自宅に急いでいる時、ふと斜め前方向に目をやり、珍しい物を発見してしまいました。

白いボディに薄いブルーの大きな文字で「電気自動車」と大書してあるローソンさんの電気自動車を目撃したのです。

電気自動車をまあまあ近い距離で見たのは、生まれて初めての出来事だったんですが、

信号が変わると、音もなく、そして、排気ガスを後ろから出すこともなく、本当にすうっと、綺麗に滑り出すように走り始めるのには、びっくりいたしました。

これはたぶん、ドライバーの方の運転が上手なせいもあると思うんですが、その後私の目の前を右折するときも、本当に滑らかに、すべるようにするっと走り抜けていったのであります。

自宅に帰って検索をかけてみて知ったんですが、ローソンさんの電気自動車は、2009年1月12日からまず試験的に三菱自動車の「i-MiEV」が江東地区事務所で導入された後(nikkei TRENDY netの「ヒットの芽」参照)、

2009年8月のニュースリリースでは、「店舗指導員が店舗巡回などに使う営業車として電気自動車を導入する。東京に8台、大阪に2台の計10台を配備し、年2月末までに三大都市圏で40台まで拡大する」と発表されています。

さらに感心したことは、以前は電気自動車は、電池容量の80%を充電するのに7、8時間を要する(夜間の電力を利用すれば料金的には安くすむが)という問題点が指摘されていたんですが、

昨年12月1日には、品川区の大井店に、電気自動車用急速充電スタンド1台が導入されており(IT Mediaエグゼクティブの記事)、このスタンドだと、80%の充電が約30分で出来るようになっているそうです。

私の自宅は蒲田にあるので、大井からそんなに遠い場所ではありません。ひょっとしたら私が目撃した電気自動車は、急速充電スタンドで充電されている車両だったのかもしれません。

電気自動車本体自体の価格がまだまだ高い(「i-MiEV」の場合政府の補助金を利用しても約320万円)という問題はあるにせよ、充電時間の問題がクリアされることによって、電気自動車の普及に向けてのハードルが少し下がったように感じます。

不景気とか、ヤングの就職難とか、最近暗い話題が多くて、「この先どうなっちゃうんだろう」と、先行きに不安を感じておられる皆様も多いと思うんですが、

世の中捨てたもんじゃないというか、暮らしをもっと便利に、快適にしようという工夫や、環境問題を解決しようという試みが、着実に進んでいると思うと、勇気と元気が湧いてきますよね。

私達も、繊維とか、ファッションという、自分のビジネスのフィールドで、少しでもお客様や世の中の役に立つような商品やサービスの開発を進めていきたいなと、私の目の前を軽やかに走り抜けていった電気自動車を見ながら感じた次第です。

2010年3月 7日 (日)

東京ガールズコレクション(TGC)2010SPRING/SUMMERに行ってきました

皆さ〜ん、

もう深夜12時を回りましたので、昨日の出来事になるんですが、

東京ガールズコレクション(TGC)2010SPRING/SUMMER」に行って参りました。

今回は、会場が代々木第一体育館ではなくて、JR新横浜駅側の横浜アリーナだったんですが、

私の自宅からですと、むしろ新横浜の方が近いくらいでしたので、お天気は雨だったんですが、ゆったりとした気持ちで出向きました。

TGCは、今回が第10回のアニバーサリーだったんですよね。2005年の8月に第1回目が開催されてから、足掛け5年ということで、これは、凄いことだと思います。

いち観客とか、ジャーナリストとしての立場からは、あれこれと批評するのは簡単なことなんですが、ファッション業界の「中の人」の目線に立つと、自分自身や自分が所属する会社が何かのイベントを立ち上げることもそうですし、それ以上に、一度始めたイベントを継続していくことは、本当に大変なことだと痛感します。

お客様であるF1層の女性の皆様に喜んで頂き、ファッション市場を活性化するという大義が、ショーに参加される企業さんやスポンサーの方に支持されており、そして、実際に実績を挙げ続けておられるから、続いていると思うのです。

実際に現場に足を運んでみると、ショーやゲストミュージシャンの唄、企業のプロモーション用のブースから、飲食のコーナーに至るまで、細部までこだわりや心くばりを持って作り込まれていることがものすごくよくわかります。

そしてなにより、プロの人気モデルさん達の表現力の高さ!彼女達の存在を対消費者向けのリアルイベントで初めて大きくクローズアップされたということが、TGCの何よりの功績だと思います。

小さな事業であっても、自社でも展示会を開催している立場からの目線で見ると、非常に学ばせて頂くところが大きく、今回も大きな刺激を受けることが出来ました。

TGCが終わると、「また半年、新しいシーズンが始まるな」という気分になります。春のTGCでは、「春のお洋服を買いに行こうか」という気になります。

TGCさんは、今年は4月24日(土)に沖縄で「TGC in 沖縄」を開催されるそうです。コンサートで地方に観光を兼ねたオーディエンスを動員という事例は過去に数多く存在しますが、ファッションショーでは例がなく、成功すれば1つのモデルケースになると思います。是非こちらの方でも、成果を挙げて頂きたいものですね。

2010年3月 6日 (土)

ユニクロ渋谷道玄坂店オープンのUSTREAM中継は・・・

昨日から、ネットニュースやtwitter、ブログなどで、本日3月5日(金)にオープンするユニクロさんの渋谷道玄坂店の開店時の動静が、USTREAMでライブ配信されるということが話題になっておりましたが、

生のライブを見るほどの元気がなかったので、先程やっと少し見始めたんですが・・・。

ユニクロ渋谷道玄坂店 オープンV1-USTREAM

途中で、見続ける元気がなくなちゃいました。

皆さんがtwitter上でつぶやいておられる感想(#uniqlo_shibuya)の多くと、私も同様の感想を持ったんですが、

真面目な雰囲気で、平凡な感じの中継で、あまり面白くはなさそう(アップされているV1からV5までの全てを見た訳ではないので、言い切ることは出来ないんですが・・・)という感じでしたね。

どなたかのつぶやきに、「視聴者数が表示されるのがシビア」という趣旨のものがございましたが、全く持って私も同感であります。

とはいえ、今のファッション業界では、最大手企業のユニクロさんが、一番ITリテラシーが高く、まるでベンチャーのように新しいことに次々とチャレンジなさっておられる、後塵を拝している他のファッション系企業の経営者や幹部の皆様は、そのことを非常に重く受け止めるべきだと思います。

話は変わりますが、USTREAMと言えば、先日某所にて「ダダ漏れ」で有名な「そらのさん」をお見かけ致しました。若くて可愛い方にお声をかけるのはなんだか気恥ずかしかったので、ご挨拶はし損ねたのですが。

「そらのさん」も良い例だと思うんですが、本当は、ベンチャーや個人の方が、思い立ったが吉日で、面白いことは一杯出来る筈なんですけどね〜。皆さ〜ん、もっと面白いこと、楽しいことをやっていきましょうよ!

2010年3月 2日 (火)

ウエイブインターナショナルさんの雑貨セレクトショップ「ゴールドアウル(gold owl)」

今日3月2日(火)付けの繊研新聞さんに掲載されていた、

ウエイブインターナショナルさんの新しい業態、服飾雑貨と生活雑貨のセレクトショップ「ゴールドアウル(gold owl)」は、

ネットで見る限りでは、かなりイケてる感じがします!

雑貨のショップというと、ナチュカジ/ナチュラル系のお店さんが主流なんですが、
「ゴールドアウル」は、もうちょっと大人可愛く、さらにはちょっぴりとんがりを感じさせる部分もあって、市場に欠落している商品だと思うんですよね。

今(平成22年3月2日午後11時半)の時点で、「ゴールドアウル」の楽天店では、既に3品番「完売」になっておりますが、

下のお写真の「ケージ・ノートブック」は、私も欲しいな〜と。

厚さが1.2センチ、160ページもあるノートって、あまり見ないですよね。持ち運ぶにはちょっとかさばりますが、自宅に置いておいて夢や自分の気づいたことなんかを沢山つづりたい人向きですよね。

ウエイブインターナショナルさんは、「ゴア」や「マニックス」などの人気ブランドを擁する企業さんです。繊研新聞さんによると、「セレクトショップなどへの卸販売も予定している」とのことで、今後の展開が楽しみですね!

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2010年3月 1日 (月)

繊研新聞英語版「THE SENKEN vol.5」の、「日本人バイヤーが選んだホットなブランド」

3月1日(月)付けの繊研新聞さんに挟み込まれて配達されて参りました、

同紙が海外で配布している英語版のフリーペーパー「THE SENKEN vol.5」の中に、

恒例となりつつある企画「Which are the Hottest Brands for Japanese Buyers?」(筆者訳:日本人バイヤーが選ぶ、最もアツいブランドは何?)が掲載されておりましたね。

日本の有力なセレクトショップや百貨店100店舗のバイヤーが、メンズ・レディスそれぞれに、2010年春夏シーズンに話題性と影響力のあると思ったブランドを選出、その結果をランキングにまとめたもののようなんですが、

全てをお知りになりたい方は、是非繊研新聞さんをご購読なさってお読み頂ければと思いますが、

私が気になった部分だけちょこっとだけご紹介致しますと・・・。

まず、レディスでは、「国内」の方のランキングの5位に、「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」が登場致しました。

コレクションを私も見せて頂いたんですが、今という時代の気分を鋭く捉えた秀逸な内容だったように思います。穴のあいたレギンスや、プリントTシャツなど、セールスしやすいアイテムも沢山揃っていて、ファン層が確実に広がるのではないかと思える商品構成でした。

それから、メンズの「国内」ランキングの1位が「カラー(kolor)」、レディスの「国内」ランキングの1位が「サカイ(sacai)」で、ご夫婦でトップの座を射止めておられるんですが、

メンズの2位に「サカイ(sacai)」のメンズがランクインしていることにも、注目したいと思います。

先日も伊勢丹メンズ館のエントリの中でもご紹介致しましたが、これはホント、売れますよ。そして、男性だけでなく、女性にも一部は売れそうだと私は思っております。

一方、「カラー(kolor)」の方は、レディスの7位にもランキングしております。レディスの「カラー(kolor)」に関しては、私はなかなかに着こなしが難しいブランドさんではないかと思っているんですけどね。通好みのブランドだという気が致します。

お恥ずかしいんですが、今回、メンズの「国内」ランキングの9位に入っていた「クラス(CLASS)」というブランドさんのことは、私は全く知りませんでした。

先程からいろいろ検索をかけて調べようとしているんですが、「CLASS」は一般名詞なので、非常に調べにくいですね〜。これから店頭を見る時に意識してチェックしてみたいと思っています。

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