ローソンの電気自動車を目撃
午後8時前、買い物を済ませて大急ぎで自宅に急いでいる時、ふと斜め前方向に目をやり、珍しい物を発見してしまいました。
白いボディに薄いブルーの大きな文字で「電気自動車」と大書してあるローソンさんの電気自動車を目撃したのです。
電気自動車をまあまあ近い距離で見たのは、生まれて初めての出来事だったんですが、
信号が変わると、音もなく、そして、排気ガスを後ろから出すこともなく、本当にすうっと、綺麗に滑り出すように走り始めるのには、びっくりいたしました。
これはたぶん、ドライバーの方の運転が上手なせいもあると思うんですが、その後私の目の前を右折するときも、本当に滑らかに、すべるようにするっと走り抜けていったのであります。
自宅に帰って検索をかけてみて知ったんですが、ローソンさんの電気自動車は、2009年1月12日からまず試験的に三菱自動車の「i-MiEV」が江東地区事務所で導入された後(nikkei TRENDY netの「ヒットの芽」参照)、
2009年8月のニュースリリースでは、「店舗指導員が店舗巡回などに使う営業車として電気自動車を導入する。東京に8台、大阪に2台の計10台を配備し、年2月末までに三大都市圏で40台まで拡大する」と発表されています。
さらに感心したことは、以前は電気自動車は、電池容量の80%を充電するのに7、8時間を要する(夜間の電力を利用すれば料金的には安くすむが)という問題点が指摘されていたんですが、
昨年12月1日には、品川区の大井店に、電気自動車用急速充電スタンド1台が導入されており(IT Mediaエグゼクティブの記事)、このスタンドだと、80%の充電が約30分で出来るようになっているそうです。
私の自宅は蒲田にあるので、大井からそんなに遠い場所ではありません。ひょっとしたら私が目撃した電気自動車は、急速充電スタンドで充電されている車両だったのかもしれません。
電気自動車本体自体の価格がまだまだ高い(「i-MiEV」の場合政府の補助金を利用しても約320万円)という問題はあるにせよ、充電時間の問題がクリアされることによって、電気自動車の普及に向けてのハードルが少し下がったように感じます。
不景気とか、ヤングの就職難とか、最近暗い話題が多くて、「この先どうなっちゃうんだろう」と、先行きに不安を感じておられる皆様も多いと思うんですが、
世の中捨てたもんじゃないというか、暮らしをもっと便利に、快適にしようという工夫や、環境問題を解決しようという試みが、着実に進んでいると思うと、勇気と元気が湧いてきますよね。
私達も、繊維とか、ファッションという、自分のビジネスのフィールドで、少しでもお客様や世の中の役に立つような商品やサービスの開発を進めていきたいなと、私の目の前を軽やかに走り抜けていった電気自動車を見ながら感じた次第です。
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