コレットマーレ、初見の感想です(後編)
皆さ〜ん、長いブランクが空いてしまってすみませんでしたが、コレットマーレの感想の続きです。
2Fは、オンワードさんの「ストールストール」、三陽商会さんの「ギルドプライム」などのセレクトショップや、「セオリー」「ソブ・ダブルスタンダードクロージング」など、キャリア対象のブランドさん中心のフロアになっておりますが、
セレクトショップさんに関しては、商品政策(価格帯と、バイイング商品とオリジナルの数量バランス)や、店づくりの巧拙が、今後明暗を分けていくのではないか、という印象を受けました。
それより上のフロアは、3Fがレディスアパレル及び服飾雑貨、4Fがスポーツ、アウトドアと、CDショップ(「タワーレコード」)等、5Fが書籍(「紀伊国屋書店」)、インテリア、ライフスタイル系ショップと、コスメ&ビューティーの構成になっておりましたが、
私は、1F2Fもいいんですが、実は3Fに小粒でもキラリと光るブランド、ショップが集積していて、このフロアがコレットマーレの裏の看板フロアじゃないかな、と思ったんですよね。
横浜の地元初の専門店さんだと思われる「muse anisha's closet」とか、森ガールブームが流行る前からその雰囲気を先取りしていたブランド「フランシェリッペ」、発展途上国支援という観点を持って商品の企画・生産・販売を行っておられる「マザーハウス」、ファストファッションとは謳っていないんだけれども実は価格は非常に値ごろでテイストを絞り込んだ日本型ファストファッションブランドだと言っても過言ではないようなJUNグループさんの「VIS」、(石鹸フェチの私もこちらの商品を愛用しております)石鹸や自然派化粧品の「マークスアンドウェブ」等々、
わざわざこの階まで上がって来たいと思わせるようなブランドさんが揃っております。
この階に、「キャラクターの登場しないサンリオさんのショップ」っぽい、なかなか面白い雑貨のお店があったんですが、
このお店「MG Corretto」は、オンワード樫山さん傘下のクリエイティブヨーコ(犬服のブランドを元々はやっておられた企業さんですよね)が運営しているようでした。
この業態、今後の展開が要注目だと思います。
それから、フランドルさんの「ブリリアントステージ」を私はこちらで初めて拝見したんですが、想像していたのと異なり、明らかにリクルートやフォーマルなどのモチベーション需要を狙った業態で、カジュアルな商品の提案はあまりなされていないようでしたね。
あと、7F8Fの飲食のフロアでは、建物の構造上ほとんどの店舗が海側にのみ配置されており、窓側の席だと海が見える・・・というのが、非常にポイントが高いと思います。
また、地下1Fの「和 SWEETS 四季の実 TEA ROOM」に、行列が出来ていたのも印象的でした。
今日付けの繊研新聞さんにも「コレットマーレ」の来街者数が好調だとの記事が出ていましたが、今まで記してきた通り、こちらの商業施設さんは、実は、「1Fのファストファッションだけじゃないよ」というところが強みで、
当分はオープン景気が続くでしょうし、それが一段落した後も、「締めてみたら準郊外はやっぱり儲かるね」という結果になるのではないかという風に感じました。
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