みなとみらい109の感想です
皆さ〜ん、遅くなってすみませんでした。
先週土曜日に見て参りました、クイーンズスクエア横浜【アット!】内の、「みなとみらい109」の感想です。
第1は、このビル【アット!】のある場所は、以前だと、「JR桜木町駅からは一番遠い場所」(ランドマークプラザの方が近くて便利)という印象だったんですが、
みなとみらい線が開通してからは、【アット!】は同線のみなとみらい駅のすぐ上という立地に変わりましたので、
「みなとみらい駅からだと、近くて便利だな」という印象に変わっております。
以前と違って、例えば、「行き=みなとみらい駅下車、アット→クイーンズイースト→ランドマークプラザ→コレットマーレを経て、帰りは桜木町駅乗車」とか、その逆のパターンだと、心理的な距離は半分に短縮されたような印象ですからね(実際はランドマークプラザの中を南北に結構長い距離往復していたとしても、です)。
第2に、準郊外の商業施設(ファッションビル)さんらしく、ショップ店内も含めて通路幅が広いのが、子供さん連れのお客様にとっては気軽に訪問しやすいのではないかということです。
昨日のエントリの3枚目のお写真は、みなとみらい駅の改札外で撮影したものなんですが、その直後に、全員がベビーカーを押している、ギャル系ファッションに身を包んだ20代中頃から後半のヤンママ5組の集団に出くわし、
「『みなとみらい109』さんには、狙った客層がちゃんとご来店なさっておられるな。集客には成功しておられるな」と思ったんですが、
船橋のららぽーとTOKYO BAYさんでもよくお見かけするような、若い頃は渋谷で遊んでいたけれど、子供が出来たので遠出はしんどくなった。でもマルキュー系のお洋服が買いたい、という層が、この施設さんの1つのターゲットなのではないかと思います。
第3は、そういう「ヤンママ」と並ぶ、準郊外のもう1つのターゲットの塊、高校生、中学生も、やはり数多くビルの中には見られました。
みなとみらいから渋谷は、東横線経由で直通しているので、ここのお客様の中には、「自宅の近所の『みなとみらい109』でも買うけれど、渋谷にも行く」という、アクティブな層と、「渋谷までは行かないけど、ギャル系ファッションにはちょっと興味があるから見てみたい、良かったら買ってみたい」という、もうちょっとコンサバな層と、両方がいらっしゃるように思いましたが、
「コンサバ、だけど内心興味津々」という憧れ層を取り込めるのが、準郊外の良さだと思います。
第4は、横浜地区の特徴だと思っているんですが、家族連れが東京都心に比べて多いです。
これは、私が上京した11年前から、その頃は高島屋さんやそごうさん中心に、家族全員とか、お母さんと娘さんでの来店が見られたんですが、次いでその波はルミネさんなどの駅ビルにも波及し、準郊外や郊外にも及んでいます。
そしてやっぱり、ギャル系ブランドがズラリと並んでいる「みなとみらい109」にも、家族4人でいらっしゃっているファミリーとか、お母さんと娘さんとか、お姉さんと妹さんらしきグループが、カップルや友達同士での来店と変わらないくらいの比率でいらっしゃいました。
但し、お母さんの年齢は、40代中頃くらいまでかなぁ、という印象ですね。50代以上の方にとっては、ちょっと疲れる売り場なんでしょうし、また、娘さんの方も、年齢的に親離れしてしまうんだろうと思います。
非常に面白かったのは、40代と思しき方が2名程、全身(靴まで)ギャル系のブランドできめておられるお姿を拝見したことです。
1人の方は、親子4名でのご来店だったようですが、中学生くらいの娘さんと、お母さんが、二人ともギャルファッションで、
「嗚呼、このお母さんは、きっと娘さんの影響を受けて、マルキュー系のブランドを着るようになったんだろうな」と。娘さんのものを、お下がりでもらっておられるのかもしれないと思いましたが、細い体型の方だったんで、後ろ姿だけだと、非常に若く見えました。
側におられたお父さんと息子さんは普通っぽいアメカジだったんですが。
もう1人の方は、40代後半かなという感じの方で、お一人でのご来店だったんですが、この方もクールな感じのマルキュー系ブランドをお召しになっておられて、靴も合成皮革のヒールのあるグラディエーターサンダルで、バッチリ決めておられました(どちらかのアパレルの方?)
子供さんが中学生、高校生くらいの年齢になってくると、お母さんは特に、娘さんの影響をものすごく受けるようになるんだなぁと思います。昔だと、親が子供に、「そんな派手なの買っちゃ駄目」と言っていたのが、今は逆で、「お母さんそれ地味だよ。似合わないよ」なんて。
話は戻りますが、【アット!】という商業施設の中の全てが「みなとみらい109」になっている訳ではなく、1Fから3Fまでが「みなとみらい109」で、4Fは「エディー・バウアー」と「エルエルビーン」です。
また、2Fと3Fには、ギャル系というよりは、「ミルクフェドアットヘヴントゥエンティセブン」「エックスガール」「ロキシー」「クイックシルバー」など、サーフ系とか、裏原系のブランドさんも幾つも入っていています。
お客様は渋谷109ほどではないにせよ、かなり入っていたんですが、売れ方は、快調というほどではないな、という印象を持ちました。
この間池袋ルミネで「セシルマクビー」を見たときにも思ったんですが、この辺のギャル系のゾーンは、まだまだ復調とは言えないのかなぁと。昔と違って、魚がえさに群がるようにお客様が商品に飛びついていかれるようなアクションは、もう全く見られなくなっています。「みなとみらい109」には入っていないんですが、原宿系の「ウィゴー」さんなんかの方が、旬なんでしょうね。
明日以降にもう少し補足するつもりですが、実は、この桜木町〜みなとみらい地区にも、国内外のファストファッションのショップがいろいろオープンしていて、それらの商品に比べるとギャル系のブランドさんは今や決して安いとは言えなくなった・・・そのことが、大きく影響しているように思います。
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