「Free Market」じゃなくて、「Flea Market」
頻繁にブログ「The Sartorialist」をチェックなさっておられる方は気づかれたと思うんですが、
「フリーマーケット」の正しい英語のつづりは、
「Free Market」ではなくて、「Flea Market」です。
「自由市」ではなくて、「のみの市」という意味ですから、後者が正解ですね。
シトウレイさんがスナップにご登場なさっておられますので、4月27日の投稿、ご覧になってみて下さい。その前後に、東京の他の場所でのストリートスナップもいろいろ掲載されております↓↓↓
蛇足ですが、ちょうどこの連休、自主出勤のお供に、クリス・アンダーソンの著書『フリー(FREE)』を持ち歩いて、今やっと半分くらい読み終わったところなんですが、
「Free」の語源について、同書の始めの方の部分で解説がなされております。
「ラテン語を起源とする言語では、『自由』と『無料』は別々の単語となるのでわかりやすい。前者の単語の語源はラテン語の「liber」(自由)で、後者はラテン語の『gratis』(『ありがとう』を意味するgratiisの短縮系で、『お返しなしで』つまり『タダで』という意味)だ。(中略)それに対して、英語の『free』は『自由』と『無料』のふたつの意味を持つ」(P26より引用)。
とあって、その後に、
「それでは、どうして英語では『free』というひとつの単語になったのだろうか。驚くことに、その古い英語のルーツは、『friend(友人)』と一緒なのだという」(P27より引用)
・・・とあります。
「語源学者のダグラス・ハーパーは次のように言っている。(両方の単語は)古英語のfreon、freogan(自由、愛)に由来する。元の意味は、『最愛の、友人』だったと思われるが、ドイツ語やケルト語をはじめ、いくつかの言語でfree(自由)の意味が発達したのは、『最愛の』や『友人』の言葉が、同じ氏族の自由な一員(奴隷に対して)使われるようになったからだろう。『無償で与える』という意味は1585年に登場した。『費用からの自由』と考えられたのだ。だからfreeは、社会的意味の自由、すなわち、奴隷からの自由と費用からの自由に由来するのだ。本書は『費用からの自由』の意味でfreeを使う」(P27〜P28より引用)
ということなんだそうです!
そうなんですね。英語では、「友人」も「自由」も「無料」も、語源が一緒なんですね。深いな〜。
後段のネットビジネスその他の部分以上に、この話の方が私にとってはすごく印象深かったですね。
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