福岡のセレクトショップ「マイノリティレッブ」が東京に新店
発刊日より一足早く届けられたWWDジャパンさんの5月24日(月)号に、興味深い記事が掲載されておりました。
福岡の有力セレクトショップ「マイノリティレッブ(MINORITY REV)」さんが、東京に新店を出店されるそうです。
私は、まだ岡山在住・前職の日本繊維新聞勤務の最後の頃、1997〜98年頃に、九州地区の小売業も取材していたことがございます。
福岡に行った時には、百貨店さんや量販店さんなどの取材の合間を縫って、時間がある限り地元のセレクトショップさんを見て回っていたんですが、その時に、「マイノリティレッブ」さんの警固のお店を拝見したことがあるように記憶しております!
同社の本店は、ホームページを拝見いたしますと現在はどうやら平尾という所にあるお店の方になっているようですが、その頃は確かまだ警固のお店しかなかったはず。そして、まだ、オープンして間もないお店だったように思うんですよね。
それなのに、最初から、品揃えの良い、かっこいいお店だったように思います。
その「マイノリティレッブ」さんのお店が、東京にも出来る!これは、非常に楽しみであります。
私は常々思っているんですが、ファッションの世界において、小さなお店とか、小さなブランドの存在はものすごく大事なんですよね(この間何かのサイトを見ていたら、スタイリストの祐真朋樹氏も同様のことをおっしゃっておられて、非常に共感いたしました)。
飲食の世界が、ファーストフードばかりになってしまったら満足出来ないのと同じで、頑固な親父さんがやっておられるうまいラーメン屋さんとか、銘店で修行を積んで独立したシェフのフレンチのお店とか、多様な価格、多様な味、多様なサービスのあり方が、私達の食と社交の場を豊かにしてくれるように、
オーナー、バイヤー、店長、ショップスタッフのこだわりが深く濃く貫かれた個店の存在なくして、私達のファッションと恋と仕事と友情は豊かにならないと思うんですよ。
残念ながら、東京は人口が多い場所、そして、アパレルや大手セレクトショップの直営店が多い場所なので、どうしても「高い回転率=量を売る」タイプのお店ばかりになりがちな場所ですが、
地方で培ってこられた接客力を武器に、「価値を伝える」という、セレクトショップ本来のあり方を同社には見せて頂きたいと思います。
出店される場所は、有楽町駅先のガード下で、「ポータークラシック」のはす向かいとのことで、
WWDさんにも書かれている通り、正直あまり良い立地ではないように思いますが、
「『ランバン』の脇では福岡の棚田米と水、そして辛子明太子を販売する予定」(WWDジャパンより引用)と語る「マイノリティレッブ」さんの博多っ子パワーに、強く期待しております。
まずは、昔同社の福岡のお店で買っていたお客様から集客、ということになるんでしょうが、わざわざにでもファンが訪ねてくるお店目指して、頑張って欲しいなと思います。
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