ファーストリテイリング、キャビンの婦人服事業から撤退へ
日本経済新聞さんの夕刊の見出しを見て、
「嗚呼、やっぱり」と思いました。
ファーストリテイリングさんのホームページにも掲載されておりますが、同社は「ザジ」「アンラシーネ」などのキャビンさんのブランドを、平成23年をめどに休止するそうです。
アラフォーのさくらにとっては、キャビンさんが、今でいうと、「ローリーズファーム」とか「アースミュージックアンドエコロジー」なんかのように、駅ビルやファッションビルを席巻していた時代もあったなぁという記憶があるだけに、
「諸行無常」を感じてしまいますが・・・。
多品種大量モデル、「GAP」などよりは短いと言っても婦人服の人気SPAと比べると生産サイクルが長いユニクロさん的なやり方の亜流の手法では、
多品種少量、短サイクルでどんどん新型を投入し高回転の商売を行う婦人服SPAモデルには太刀打ち出来かったのだろうなということ(特に、素材とデザインのバリエーションが決定的に不足しているように思っていました)と、
途中から完全に、ピュアヤング、ヤングの市場で戦うことを放棄し、
35歳以上に逃げてしまったということ自体が、
「旬の婦人服屋」ではない=ブランド価値を自ら下げることになってしまった、
以上2点が、大きな敗因なのではないかと思います。
いくら日本人のヤングの人口が減って来ているといっても、若さや新しいきらめきのない企画には、30代、40代もついてこないように思うんですよね。
ファーストリテイリングさんですら、「ユニクロ」「セオリー」以外の事業はなかなかうまく軌道に乗せられない・・・やはり、それくらい、ファッションビジネスというのは、難しいものなのだろうと思います。
むしろ、損切りが早かったことをプラスに評価すべきところなんでしょうね、キャビンさんがなくなってしまうことは寂しいことですが。
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