観光ビザ発給基準緩和以降、銀座地区の中国人観光客が増えている!?
最近ある方から聞いた情報なんですが、
「今年7月1日に中国人個人観光ビザの発給条件が緩和されてから、
銀座で見かける中国人の数が、明らかに増えているように思う」・・・とのこと。
まだ私自身の目で確かめられていないのですが、自分自身の中国語の聞き取り能力アップのトレーニングも兼ねて、
なるべく早く様子を見に行かねば、と思った次第であります。
さっき、ネット上で検索をかけてみたところ、観光経済新聞社さんのホームページの7月3日(土)付けの記事「中国人個人観光ビザの基準緩和、獲得競争強まる」が目に留まりました。
先日、繊研新聞さんが、東急百貨店さんが亜細亜大学さんと提携して中国人留学生を中国人観光客向けに、中国語が話せるアルバイトとしてまとまった人数採用する方針を打ち出したという記事を掲載しておられましたし、
観光経済新聞社さんのこの記事の中にあるように、今秋の銀座三越さんのリニューアルは、中国人観光客にもこれまで以上に照準を合わせた内容になってくるのではないかという気がしております。
ただ、私は思うのですが、富裕層か中間層かにもよるかと思いますが、
せっかく日本に来て日式の丁寧なおもてなしを受けたいと思っていたのに、
中国本土のショップスタッフと変わらぬ応対の同胞の接客じゃあ、ちょっとがっかり、という向きの方もいらっしゃるのではないかと・・・。
私ならば、海外でわざわざ日本人と話したいとは思わないんですよね。日本人を見つけても、意識的に離れるようにします。言葉の練習にもなりませんので。
逆に、短時間で急いで買い物を済ませたい、という目的の時には、サービスカウンターで中国語でワンストップでサービスが受けられるのは便利だと思いますので、その辺はケースバイケースでもあるんですが。
それと、中国人のアルバイトや社員さんの採用で言葉の問題を乗り切る、というのも1つの方法ですが、
日本人も少しでもいいから中国語を覚えようとする努力を行うことが非常に重要なのではないかと思います。
今週、IFF(インターナショナルファッションフェア)に行って参りましたが、中国から出展なさっておられるOEMの工場の中国人の皆様の多くは、非常に日本語が堪能です。
いかに、これまで日本側で生産に関わってこられた方々が楽をしてきているのか、そんな風に思いますし、
これまでは日本の方が圧倒的に強い立場にあって、選ばれる工場さんの側は、言葉を真剣に覚えないと、商売にならない=ご飯が食べられない、という切迫感があったから、上達されたんだろうと思いますが、
アウトバウンドであれインバウンドであれ、「外販」を伸ばしていかなければ成長が見込みにくい今後の日本のファッションマーケットを考えた時、
これから商売の相手国の言葉を覚えなければならないのは、お客様に喜んで頂かなければならない側、買って頂く側に立場が逆転してしまう私達日本人の側だろうという風に痛切に感じますね。
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