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2010年7月 4日 (日)

古着セレクトショップのウィゴー(WEGO)がジョルダーノジャパンを買収

7月2日(金)付け繊研新聞さんの1面に掲載されていた

古着セレクトショップの「ウィゴー(WEGO)」さんが、ジョルダーノジャパンを7月1日(木)付けで買収したという記事には、かなりびっくりしました。

記事の文面からだけでは、見えてこない点も多いんですが、

同紙によると、「(ウィゴーの)中国1号店は9月中旬、上海久光百貨にオープンする」とのことで、

中国進出に当たって、

香港系カジュアルSPAで中国本土でも店舗数が多く(繊研新聞さんには、中国本土の店舗数は09年で1017店、今年も約150店の増加を見込むという旨掲載されておりました)、

高い知名度を持つジョルダーノさんのネットワークは大きな武器になるのではないかと思います。

古着店が中国へ、と考えると、「早すぎるのではないか」という風にも思えて来るんですが、自社の業態を「古着店」ではなく、「高感度なファッション店」という風に定義付けすれば、大いにあり、ですよね。

この柔軟で新しい発想は、素晴らしいと思います。オリジナルと古着の比率、古着の調達方法、そして価格設定も含めて、どのようなやり方をとって行かれるのか、注目したいと思います。

逆に、「『ジョルダーノ』の日本での展開は決まっていない」とありまして、

私も、毎年中国や、昨年は久々に香港にも行って、行く度にもちろん「ジョルダーノ」さんの店舗を見て来ているんですが、

メンズに関しては、

元々「ユニクロ」さんのアイデアソースだった「本家」=「ジョルダーノ」の商品力を

現在では遥かに凌駕し、

高齢化が進む日本において年代及び所得が高い層まで広く取り込めるチカラを付けている「ユニクロ」と、

過当競争下で苦戦する量販店さんやジーンズカジュアルショップ、紳士服ロードサイドショップなどの間に立たされ、

「ジョルダーノ」は価格競争力を多少出せたとしても、現状のMDではかなり厳しいかなと。

また、レディスは、メンズのMDをそのままスライドさせたような現状の「ジョルダーノ」のMDでは、メンズ以上に入り込める余地は少ないかなと思いますので・・・。

ひょっとしたら、「日本ではこのまま何もされない」ということになるのかもしれないなという気がいたします。

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