商品の卸ではなく「ストア」業態の中国進出相次ぐーココカラファインさんも中国に1号店
お盆休み前に日経MJさんに掲載されていた記事なんですが、ネット上でも見つけたのでご紹介しておきます。
◆ココカラファイン、中国に1号店、日本の化粧品前面に、店舗形態の早期確立急ぐ。2010年08月11日 / 日経MJ(流通新聞)ーJAPAN SHOP
中国簡体字が表示出来ないので二重線の表記になっておりますが、ココカラファインホールディングスさんの子会社・セガミックスさんによる「セガミ美羅城店」の1号店が出店したエリアは、
上海の有力な商業エリアの1つ、シージャーホイのようです。
記事文中に、中国にも日本の薬事法に似たような、薬局間の距離が一定以上でなければならないという法規制があるんですね。それと、外資のドラックストアの進出も容易ではないということで、
困難が大きい分、
この参入障壁が崩れてきたときのチャンスは、非常に大きいと思います。
記事の中に書かれてあるとおりで、上海で「ワトソンズ」以外に、品揃えが豊富でセミセルフスタイルの薬局というものをまだ見かけたことはございませんので。向こうで風邪でも引いたら、何か心配だな・・・といつも思っておりました。
「フランフラン」さんとか、アイウェアの「Zoff」さん、「JINS」さんなど、続々と中国進出の話題が新聞やネットニュースを賑わせておりますが、
セガミックスさんの事例同様、
メーカーさんもしくは問屋さんが商品を中国に広く卸して売って行こう、というビジネスモデルではなく、
日本国内においても、消費者、生活者のライフスタイルに合ったおしゃれだけれども買い易い価格帯の「ストア」(SPAもしくは品揃え型小売業態)の有力企業だということに注目したいと思います。
中国は、既に、単にものを作るだけなら、かなり良い商品を作れるレベルになっており、単純なモノ対モノの比較では、最早日本企業の競争優位性は低い(特に軽工業レベルでは)ように思います。
ファッション産業、ライフスタイルビジネスにおいては、先方がまだ未成熟な「ストア」としてのビジネスモデルでの参入ならば、
きめ細かな売り場編集の技術やストアイメージの演出、標準化されたサービスの素晴らしさ、顧客ニーズを反映した企画ー生産ー物流ー販売(SPA型)もしくは仕入れー商品アソートー販売(品揃え型小売業態)の仕組み構築の優位性を存分に生かして、
中国のお客様に喜んで頂ける可能性が飛躍的に高まるように思うんですよね。
やはり、日本での勝ち組が、中国でも有利、だということです。
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