知名度の高さ、値ごろ感、大きいサイズ充実の三拍子が揃って成功かー「ラグビーラルフローレン(Rugby Ralph Lauren)」
今日も午後からは両国で仕事をしていたんですが、この上半期、あまり売り場を見に行けなかったことへの反省から、
今月からは、「2時間でも時間が出来たら売り場を見に行く」ことを実行しようと思っておりまして、
今日も夕方、頑張って原宿まで出かけて参りました。
お目当ては、今月15日に日本1号店がオープンしたばかりの、「ラグビーラルフローレン(Rugby Ralph Lauren)」さんです。
日本繊維新聞さんのウェブサイト「nissenmedia」さんにも記されている通り、
こちらのお店は、表参道の「ラルフローレン」の旗艦店の一部を利用して作られております。
但し、出入口は全く別で、お互いに行き来することは出来ないようにしてあります。「ラグビー」の入口は、キャットストリートに面した側に設けられております。お向かいは「トルネードマート」さん。お隣が「マークバイマークジェイコブス」さんでその隣が「シップスジェットブルー」さん。まさに、一等地ですね。
午後8時閉店で、閉店まであと30分しかない時間帯だったんですが、入店した瞬間に、
「このブランドさんは、行ける」と直感いたしました。
1Fがメンズ、2Fがレディスになっているんですが、ざっと数えた感じで1Fに15名、2Fに15名はお客様が入っております。
それも、よくありがちな業界人の下見ではなくて、完全に一般の方と思しき方々ばかり。しかも、皆さん買う気で来ておられるなという雰囲気が充満しておりました。
やはり、「ラグビーラルフローレン」は、一般の方々にもそこそこ知名度があったんですよね。
それから、お値段が、既存の「ポロラルフローレン」に比べて、安いです。
写真の3枚目、私が購入した綿95%、ポリウレタン5%、布帛の襟がついた長袖ポロシャツが消費税込み9,975円。横編みの長袖セーターも同じくらいのお値段で1万円でお釣りが来ますので。
2Fでは、5、6点をレジに持ち込んでおられる女性の方をお見かけしました。また、1Fでも、全部レジに運ばれたかどうかはわかりませんがやはり5、6点抱えて運ぼうとしておられる男性の1人客に遭遇したんですが、
ホント、最近そういうお客様を、「ユニクロ」さんや「ザラ(ZARA)」などのファストファッションのショップ以外で見ることがなかっただけに、非常に新鮮に感じましたね。
もう1つ、たぶん「ラグビー」がコンスタントに売れて行くのではないかと思えるポイントとして、サイズの問題がございます。
このブランドさんは、大きいサイズが充実しております。そして、そのことを、海外旅行に行かれたことがあったり、これまで並行輸入品を買われたことのある皆様は既にご存知です、きっと。
今日も1Fに、本当のラグビー選手ではないかと思えるような筋骨隆々とした大柄でたくましい方が来ておられましたが、そういう方にも合うサイズ展開になっているんですよね。2Fの方にも、ふくよかな体型の女性の方が複数名来ておられました。
レディスは、メンズと違ってフィット感があるものが多いんですが、トップスのLは日本のLLサイズに該当する大きさですので、13号から、うまくすると15号くらいの方までカバー出来るのではないかと感じました。また、デニムは30インチまで置いてありましたので、日頃インポートのかっこいいジーンズが買えなくて悲しい思いをしておられる方でもいろいろ試し履き出来ると思います。
トラッドは、大柄な方、太目の方でも格好良く見えるテイストなんですよね。私のようなタテヨコ共に大きい人には、似合う商品は多いと思います。前からわかっていたことですが、今日試着してみて、改めてそう思いました。
大柄な方で、おしゃれに対して飢餓感がある方、「自分は大きいからこそ、『ユニクロ』ではなく、もっとパキッとした色柄で体を引き締めて見せたい、かっこ良く見せたい」と思っておられるような方々が飛びつく要素のあるブランドさんです。
もう1つ、ファッション好きな皆様にはお楽しみがございます。「ラグビーラルフローレン」さんの日本1号店さんでは、好きなエンブレム(1,000円〜)や刺繍などを選んでカスタマイズしてもらえるサービスをやっておられます。
(同ブランドのホームページ上でも、カスタマイズのシミュレーションが出来るようになっております。但し、ネットからの注文は出来ませんが)。
今日は時間がなくてじっくり選べそうになかったので止めたのですが、次回は是非トライしてみたいなと思いました。
「ラグビー」さん、客単価が「ポロラルフローレン」さんより下がっても、
買い上げ客数も買い上げ点数もそれ以上に上がると思いますので、
このブランドさん単体での成功はまず間違いないと私は思っております。
問題は、百貨店内に店舗が多い「ポロラルフローレン」とのカニバリズムをどう防ぐか、なんですが、
「ラグビーラルフローレン」の方は準郊外及び郊外型ショッピングセンターに・・・ということになっていくのかな、というのが、私の予想です。
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