クロスカンパニー石川社長が「オカヤマアワード」創設
昨日9月21日(火)付けの繊研新聞さんに、
クロスカンパニーさんが「アースミュージック&エコロジー」「グリーンパークス」の拡大等によって、
今期2011年1月期から開始した中期経営計画の数値目標を上方修正し、
2015年1月期の単体売上高目標を708億円から936億円へ、
経常利益を106億円から140億円に変更される、という記事が出ておりましたが、
同社の本社のある岡山では、石川康晴社長が1億円の私財を投じて、
岡山県内の若手起業家や研究者等を向こう10年間、毎年10名ずつ表彰していく、
「オカヤマアワード」を創設されるという記事が話題になっているようです。
「毎年10人」、多すぎるんじゃないかという見方もあるかもしれませんが、
「多様な分野から、イキの良い人材を選び、元気な若手のネットワークを築いていく、というところに、
意義があるんじゃないかと思います。
100人の意欲ある若手が羽ばたいていけば、岡山は大きく変わりますよ。
以前から思っていたんですが、石川社長は、社会起業家的な視点をお持ちの方で、素晴らしいと思います。
このような経営者の方が、私の故郷・岡山から登場しファッション業界の枠を超えて大活躍なさっておられることを本当に嬉しく思います。
このような社会起業家的なものの見方、考え方が、本業の方においても、従業員満足の徹底→社員のモチベーションアップ及び優秀な社員の採用につながっていると思いますし、
富裕層や特別なファッション好きのお客様以外の、「普通のお客様」の目線にフォーカスしたMD及び店舗開発→売り上げ規模の拡大による利益面の優位性のキープにも結びついているように思います。
しかし、話は戻りますが、1,000億円近い売上目標は、まさに、外資系のファストファッション企業に匹敵する存在感を示せるレベルで、
同社と同じくヤング向けカジュアルの分野で頑張っておられるポイントさんの2010年2月期決算での売上高が976億8,400万円、経常利益が170億5,800万円ですので、
ポイントさんとも互角のレベルに迫ることになります。
繊研新聞さんには、「主力のヤングレディス以外の分野を含めた新ブランド開発を積極化」(同紙より引用)との表現がございましたが、
既に発表されているアラフォー女性向けセレクトショップの「フレア・クラス」「フレア・コミュニティ&ラグ」に加えて、
ポイントさんの「レイジブルー」や「ハレ」のような、値ごろ感のあるメンズカジュアルのブランドもそろそろ出てくるかも、と私は予想しております。
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