展示界IFFTで出会った素敵な器ー小石原ポタリー
先週の金曜日は、日頃ほとんどご縁のない、家具やインテリア関係の展示界「IFFT(インテリアライフスタイル リビング)」を見に、ビッグサイトまで行って参りました。
時間があまりなかったので、細かいところまでじっくり拝見することが出来なかったのですが、
すごく素敵な器を展示なさっておられるブースに出会うことが出来ました。
かなり雑誌に掲載されておりますので(私自身も何度か拝見した記憶がございますが)、ご存知の方も多いかもしれませんが、
「小石原ポタリー」というブランドです。
「小石原」と書いて、「こいしわら」と読むのだということは、金曜日に初めて知りました。
このブランドのとりまとめをなさっておられる福岡県東峰村商工会の方のご了解を頂きましたので、このブログでファッション業界の皆様&ファッションに興味のある読者の皆様方にご紹介させて頂きます。
「小石原ポタリー」は、東峰村の14の窯元が参加なさっておられるプロジェクトなのだそうですが、いわゆる旧来型の産地ブランドではなく、
フードコーディネーターの長尾智子さんにクリエイティブディレクターを委嘱され、しっかりしたブランディング、商品開発を進めておられます。
「飛びカンナ」と「刷毛目」という、昔から小石原焼に伝わる技法の持つ個性を生かしながら、
和洋折衷、カフェ飯風の食事を自宅でも・・・、とか、今流行りの自宅で女子会とか、親しい方々をお招きしちょっとしたおもてなし料理を出す際にも使い勝手の良い器を・・・というライフスタイル、ライフシーンの変化に対応すべく、
例えば、「お茶碗」は敢えて用意せず、スープボールを和にも洋にも使って頂くような提案をしていることもそうですし、
お皿のサイズ感の絶妙さとか、
お料理が生えるような、白をベースにした、青みがかった白〜薄いグレー、生成り系の白〜薄いベージュという、白っぽい色のバリエーションのみの色使いにしてあること、
口を付けて食べたり飲んだりするスープボールやカップなどが、見た目も美しく口当たりの良いように綺麗な薄口に仕上げてあること(今、展覧会が全国を巡回中のルーシー・リーの美意識にも通じるものがあるように思いましたが)、等々の
コンテンポラリーな感覚プラス、女性らしい細やかなデザインへの気配りをミックスすることで、
まさに、今という時代にマッチした「用の美」を作り上げておられました。
本当に素敵な器なので、「このお皿には焼き魚を載せてみたい」「お料理に使うだけでなく、野の花を生けたりしてもすごく素敵だろうな」、なんて思いながら、楽しく拝見させて頂きました。
東京都内ですと、スパイラル、シボネ、かまわぬ等の店舗さんで展開されているとのことですので、今度は是非、売り場をチェックしてみたいと思います。
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