日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |
« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »
今、岡山に向かう新幹線の中です。珍しく、昨夜も予定が入ったので、切符を取り直しました。
今年は、自分なりによく働いたな、と思います。自分が目指すフィールドが、日本からアジアに広がった一年でした。
中国語の勉強も、2010年からは本格的に再開致しましたので、益々時間に負われる毎日になっておりますが、睡眠、定期的な運動、食生活の管理に気をつけながら、楽しく働いていきたいと思います。
当ブログの、本格的なエントリーの再開は、2011年1月2日からとなります。一年間、ブログをご愛読下さった皆様、また、いつも私を支えて下さっている皆様、本当にありがとうございました。
過年好!(よいお年をお迎え下さい)。
ネットサーフィンをしていて、偶然見つけた面白い中国のブログです↓↓↓
◆Kevin老师(筆者訳:ケビン先生)
注)今日のブログのタイトルは漢字を日本語と同じ表記に致しましたが、本文内は中国簡体字のままにしております。
ケビン先生は、どうやら台湾ご出身の、美容のプロの方らしいんですが、
中華人民共和国内もあちこち飛び回っておられる売れっ子のようであります。
そして、ブログでは、美容ネタだけでなく、ファッションに関してもかなり沢山言及なさっておられます。
文章が、ユーモアがあって、中国語力の低い私のような人間が読んでも、何か、面白いな〜という感じが、ビンビン伝わって参ります。
中国では、人気の高い博客(ブログ)には、コメントが沢山ついているものでありますが、ケビン先生のブログにも、毎日沢山のコメントが集まっているみたいですね。
さっき、思わず私も、ベタな中国語のコメントを匿名で2個も書き込んでしまいました(まだ反映はされていないようですが)。
ケビン先生は、つい最近の、12月26日付けのエントリで、東京にお見えになった時のレポートを、「东京游记」(筆者訳:東京旅行記)と題して詳細に記しておられます。
表参道や、原宿を、心から堪能されたんだな、ということが伝わってくる、良い文章です。
12月12日付けの、「STOP!!让我停留在25岁!!」(筆者訳:ストップ!!私を25歳のままで居させて!!)なんかも、日本人の感覚とも共通するような、女心に刺さるテーマですね。
少し前に、『ファッション販売』と同じ出版社さん(商業界さん)から出ている、
『販売革新』という雑誌の編集長・Nさんとお会いする機会があって、
Nさんがご好意で、同誌を数冊、寄贈して下さったのですが、
思いのほか内容が面白く、仕事の参考になったので、
他にも急いで読まなければならない本が机の横に数冊積み上がっているにも関わらず、
この週末もかなり読み込んでしまいました。
細かいことを挙げると、きりがないくらい、実務に役立つポイントを沢山再確認することが出来たのですが、
何と言っても一番印象に残ったのが、
「ホームセンターのバイヤーさんが、店内で生鮮三品も扱うことになって、鮮魚のバイヤーに異動になったが、工具の分野で培った方法を鮮魚にも使って売り上げを伸ばしている」という事例でした。
この方曰く、「商品分類の基本、すなわち、商品を大分類ー中分類ー小分類に分けて品揃えを構成するという考え方を鮮魚にも当てはめて行動したら上手く行った」ということだったのですが、
これは、非常に適切な仕事の進め方だったのではないかと私は思います。
もちろん、個々のカテゴリーに特有の、商品知識(衣料品ならば、素材及び服飾資材とか、デザイン、パターン、縫製等々、あるいは、感度の高いゾーンならば、トレンド情報とか、中小の個性派ブランドのブランド名及びその背景など、こと細かいマニアックな情報も含む)というのも必要なんですが、
「売り上げを取る」ためには、売り場の柱になる目玉商品、コンスタントに売れて行く定番品、売り場のスパイスになる商品が、
数値目標に基づいて、計画的に展開されていなければなりません。
その基になるのが、そのお店固有の商品分類なので、これは非常に重要なものです。
たまに、地方の個店さんなどで、基本をあまりご存知ないバイヤーの方が、「IFFやルームスに行って沢山商品を見て足で歩いてバイイングしてくればいい売り場が出来る」「人気のドメスティックブランドさえ揃えておけば売り上げは自然に作れる」と思っておられるケースがあるように思いますが、
物余りの時代、木ばかりを沢山見て、森を見ない仕入れを行っていると、在庫のバランスが崩れて処分に苦労されることになるのではないでしょうか。
昔、IFIビジネススクールで教鞭をとっておられたT先生が、口癖のように、
「職場で何人か集まったら、2班に分かれて商品分類の練習をやるといいですよ」とおっしゃっておられたことを強く思い出しました。
前述した例は、異なる商品ジャンルのバイヤーに抜擢された際の事例ですが、
同様のことは、日本から中国などの海外に赴任し、
小売業、あるいは、SPA型(製造小売業)のアパレルブランドのマーチャンダイジングを担当しなければならなくなった際にも起きると思います。
過去の日本での経験とか、直感だけでは乗り切っていけない、客層が違っていたり、シーズンがずれている、売れる物が異なる・・・といった現実に直面しても、
原則を知っていれば、リテイルMDの修正は可能ですので。
(但し、必要と思われるのに「ない」ものがある、例えば、日本では製造していない大きめのサイズの需要が多い、といった場合には、仕入れてくるか、新たに作るか、敢えてそのゾーンは捨てるのか、決断する必要がありますが)。
また、ネット通販で、特に多品種横売り型のネットショップに関しては、リアル店舗以上に、商品分類の善し悪しが見た目にもはっきりとわかり、売り上げに直結して参りますので、基本をしっかり学んで店づくりに反映させていく必要があるのではないかと思います。
今月末発売の『ファッション販売』2月号では、
都合により、連載「おしゃれネットショップBookmark」の掲載はお休みさせて頂いております。
いつもご愛読下さっている皆様、本当に申し訳ございません。
その代わり、11月24日に行われました、(株)スタートトゥデイさんとヤフー(株)さんとの共同記者会見の内容を、「ファッション業界ニュース ファッションアイ(FASHION EYE)」のページに、
「ネット通販成熟化時代に対応ーZOZOTOWN新戦略」と題してまとめさせて頂きました。
同日から、ゾゾさんのサイトがリニューアルされていることにつきましては、皆様既にご存知かと思います。ソーシャルウェブの時代に素早く対応した同社の2011年以降の動向に、注目したいですね。
皆様是非、『ファッション販売』をご購読下さい。
![]() | ![]() | ファッション販売 2011年 02月号 [雑誌]
販売元:商業界 |
今年も残すところあと数日となりましたので、
「2010年のファッション業界10大ニュース」みたいなテーマで書いてみてもよいかと思うのですが、
実際のところは、「中国生産の納期遅れと工賃アップ」の問題が、
業界内では、唯一最大の大問題であったと言っても過言ではないように思います。
私のブログでは、どちらかというと、市場としての中国にフォーカスしたトピックを中心に取り上げて参りましたが、
アパレル及び服飾雑貨の、生産から販売に至るまで、全ての行程の大多数の皆様、
依然として日本のファッション業界における販売額の大多数を占める国内販売向けのゾーンで、
売るべき時にその時期に相応しい商品が納品されてこない、というのは、大問題であります。
現在、大手アパレル、中堅アパレルとの関係が深い商社さんでは、信頼出来る工場との計画生産の徹底、更には、中国国内の内陸部や、チャイナプラスワンと呼ばれる、東南アジアへのシフトの動きが強まっていると仄聞しております。
また、アパレルや、SPA(製造小売業)企業サイドでも、社内体制の再編、企画の早期化、商品調達の仕組みの根本的な見直し、あるいは、それだけが理由ではないですが東京スタイルさんとサンエーインターナショナルさんの経営統合のような事例まで出て参りました。
実は、それだけではなく、中国生産の納期遅れと工賃アップ問題の余波は、より川上のテキスタイル産地や、日本国内の縫製工場、そして、そういう工場さんに生産を頼っているデザイナーやクリエーターのところまで玉突き状態になって波及しております。
「今年は閑散期がなかった」「うちも納期遅れを出しそうになった」という話を、国内の縫製業の方から伺っておりますが、
クリエーターの皆様からは、「早め早めに生産を依頼しないと、自分達の商品も納期遅れしそうだ」という不安の声を沢山耳に致しました。
工場さんと発注元との関係は、需要と供給のバランスによって自ずと決まって来るように思いますが、
デザイナー、クリエーターの皆様も、
日頃から工場さんとの間に良好な人間関係を築いておく、
某ラグジュアリーブランドさんの生産方式が好例ですが、複雑なパターンのものは閑散期に生産してもらえるよう、長めの納期にするなど、常に早めに計画的な発注を行う、
・・・といったことと合わせて、
クリエーターといえども、それなりのまとまった量を発注する(もしくは、今現在はそこまで行っていなくても、将来に向けてブランドを育てて行くつもりであるという気概を見せる)、
という必要があるのではないかと思います。
まとまった量を出そうと思うと、当然、横編みのニットならニットとか、布帛のシャツとか、アイテムを絞った方が有利、ということになります。
さらには、アパレルの場合は生産機器のバリエーションがありすぎて現実的には難しいのかもしれませんが、一部の服飾雑貨のクリエーターの動きに見られるように、自ら小さな工場を持つ、ということすら考えて行く必要がある時代なのかもしれません。
12月21日(火)から、
私が勤めている会社(国際ファッションセンター株式会社)主催の
セミナー「ターゲットは中国人観光客〜東京スカイツリー開業に備えて、今取り組むべきこと〜」の募集を開始しているんですが、
今回は、DMを、墨田区を中心に、うちの会社から比較的近い企業の方に絞ってお送り致しますので、
東京の西部エリアとか、埼玉、千葉、神奈川等々の皆様には、ご案内が届かないと思います。
なので、この場でもPRさせて頂きますね。
最近は、「東京スカイツリー」と銘打った催し物やら仕掛けを行うと、非常にマスコミの皆様の食いつきがよく、上司達が嬉しい悲鳴を上げております。
地元の皆様の反応も、極めて高いです。
この、開業前景気が、いざ本番、スカイツリーが開業した後にも、いい形で続いていくように、
東京スカイツリー見物にお越し下さった皆様に、地域の魅力を伝え、喜んでお金を落として帰って行って頂けますように、
知恵を絞り、アクションを起こしていきたいものですね。
もう1点、うちの会社では、「海外相手に商売をする」ということも、今後の日本のファッション系中小企業が生き残っていく上での重要な施策の1つだと考えておりまして、
決して中国一辺倒という風には思っておりませんが、当該市場の成長性と大きさから、極めて優先度の高い市場であると位置づけております。
アウトバウンド(中国への輸出)というのは、ハードルがかなり高い商売ですが、
インバウンド、向こうから日本に来て下さる観光客相手のビジネスは、
それに比べると遥かにリスクは少なく、可能性が高いものだと思います。
今回のセミナーでは、東京スカイツリーという、目玉になる観光資源を有する東京・下町地区における中国人観光客の集客と接客の方法について探って参ります。
お手元にDMが届いていらっしゃらない方も、宜しければ是非、インターネット上からお申し込み下さいませ(スマートフォンでも、ページはスマートフォンに最適化されてはいませんが、お申し込みは可能でございます)。よろしくお願い申し上げます。
♧セミナー「ターゲットは中国人観光客〜東京スカイツリー開業に備えて、今取り組むべきこと〜」♧
◆とき:2011年1月25日(火)午後6時半〜8時半(午後6時開場)
◆ところ:(地独法)東京都立産業技術研究センター墨田支所実習室
(住所=墨田区横網1-6-1-12F、国際ファッションセンタービル12F)
◆講師:大西正也氏(株式会社チャイナ・コンシェルジュ代表取締役)
◆受講料:1,500円
◆定員:70名
◎◎ 内容 ◎◎
1.中国人観光客激増の背景
2.「中国人富裕層」ってどんな人?
3.中国人観光客のトラブル例
4.中国人誘客への取り組み方法
【お申込み先】
国際ファッションセンター(株)・産業支援部
〒130-0015東京都墨田区横網1-6-1
TEL03-5610-5800
FAX03-5610-5810
セミナーお申込みフォーム
独り言、でありますが・・・
若い人のファッション離れ、とか、不景気の影響による節約志向とか、ファストファッションなどの低価格ブランドに売り上げを食われてしまっているとか、
はたまた、中国生産の納期遅れの影響で、商品の投入時期が遅れて売り逃しをしてしまったとか、
いろいろな理由を挙げて、「当社の売り上げが苦戦している」という話を、この2010年も非常に多く耳に致しましたが、
その一方で、
「両国さん、大きな声ではあまり言わないようにしているんですが、うち、売り上げが伸びているんですよ」とこっそり教えて下さる中小企業や個人事業主の方も、
少なからずいらっしゃいます。
日本の社会は、確かに、厳しい方向に向かいつつあるんでしょうが、
変化が起こっているということは、それに対応していけば、新たなチャンスが生まれる、ということ。
成功している経営者やデザイナーさんなどに共通しているのは、
皆さんポジティブ志向で、ものすごく動いておられる、ということです。
アメリカの人気カジュアルブランド「アメリカンイーグルアウトフィッターズ(American Eagle Outfitters)」さんがついに2012年、日本に上陸致します。
ロイターの英文の記事はコチラ↓↓↓。この記事の文中には、住金物産さんに関する記述はございますが、青山商事さんのお名前は見当たらないですね。
◆American Eagle to enter Japanese marketーReuters
何度も書いておりますが、私は生まれてこの方、一度もアメリカに行ったことがないので、「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」さんの実店舗はまだこの目で見たことがございません。
なので、ブランドとか、商品とか、お店に関する予測は、全くもって今の時点ではこのブログに記すことは出来ない状態でありますが、
いいお店を作っていって頂きたいものですね。オープンが楽しみであります。
ちなみに、中国には、日本より一足早く、2011年には香港、上海、北京にショップがオープンするようですよ。パートナーはDickson Concepts (International) Ltd.さんであるようです。
関連の記事に、リンクを貼っておきました。
◆American Eagle计划在香港与中国内陆开设店面ーCTEI
(見出しの筆者訳:「アメリカンイーグル」が香港と中国の内陸に店舗開設を計画)
仕事の合間に新宿ルミネ1さんを駆け足で通過しながら思ったんですが、
12月も今の時期になると、
店内のメインの目立つコーナーには白っぽい色の梅春物を打ち出しているお店と、
今シーズンの売れ筋と思しきファーやウールの冬物コートやロングポンチョなどを前面に展開しているお店の真っ二つに分かれてきております。
私はどちらもありだと思っておりまして、
特にルミネさんのような、ファッション感度の高いお客様が多いファッションビルさんの中の店舗の場合は、
先物買いを取る、というのは非常に有効な施策だと思いますし、
その一方で、「売れる時に一点単価の高いものをしっかり売っておく」というのも、冬物商戦の王道戦略です。
ファッションビルさんはもとより、百貨店さんやショッピングセンターさんの中の専門店さん、あるいは商店街で隣に同業の店舗さんが並んでいる場合もそうなんですが、
お隣の様子を見て、「かぶらないようにディスプレイや陳列を変える」というさりげない工夫も大事なんだろうなと思いました。
「期末は厳しい」という思い込みを捨てて、ボーナスで懐が温まっているOLさんを狙うとか、ギフトやパーティー需要対応とか、「この商品はラストの1点ですよ」というトークでアピールを強めるとか、寒い日の駆け込み需要を取り込む(私は今シーズンそれで1着商品を買いました)とか、キャンドルやコスメなどアパレルや服飾雑貨以外の商品を推すとか、
あらゆる努力を重ねることが、数字の積み上げになっていくように思います。
いつも、お客様に、気持ちよくお買い物をなさって頂けるよう、心くばりを行うこと。
決してあきらめないことが肝要だと思います。
昨日のレポートの続き、12月18日(土)の午後7時頃の時間帯に拝見した、ポイントさんの「コレクトポイント新宿店」の感想です。
こちらのお店は、今年11月3日に新宿の伊勢丹さんの向かいの交差点の角、H&Mさんやユニクロさんとの並びという一等地に開店したものなんですが、
今、コレクトポイントさんのサイトを拝見すると、この新宿店さんを含めて、日本国内の店舗は既に7店舗になっていますね。
更に特筆すべきなのは、海外が5店舗(台湾1店舗、香港4店舗)もございます。ポイントさんも、着々とアジア戦略を推し進めておられるようで、2011年の動きが注目される企業さんの1社でしょう。
予想通り、入店客数はかなり多かったんですが、びっくりするというよりは、今のお客様はそういう消費行動を取っておられるんだなというのを如実に感じたことがあって、
私が店内にいた30分くらいの間に、レジで商品を購入している方が何と2名様しかいらっしゃいませんでした。
もちろん、私が2Fに上がっている間に1Fで買っておられた方もいらっしゃったのではないかもしれませんが、
最近の12月商戦では、賢い消費者の皆様は「ネットで早期にバーゲンに突入したブランドの商品を購入する」「ネットで福袋を予約する」・・・というパターンが非常に増えているんだろうな、という風に感じております(実際、私の友人知人でファッション業界外の方から、そういう話をいろいろ聞かされますし)。
もちろん、コレクトポイントさんの店内も一部商品が安くなってはいたんですが、
気に入ったものがないと、なかなか手は出さない・・・ということになってしまうんだろうなと思いました。
もう1つ、他のポイントさんの店舗を見ていても感じるんですが、最近は「ローリーズファーム」さんなどのポイントさんのブランドが、宮崎あおいさんをCMに起用なさっておられる競合某社さんのあおりを少し受けているのではないか、という気もしております。
次に、商品についてですが、店内は1Fがこの業態向けのオリジナル「コレクトポイント」「ローリーズファーム」「ヘザー」「ジーナシス」で、2Fが下着、ホージェリーと服飾雑貨、「コレクトポイント」「アパートバイローリーズ」「ジーナシス」「ヘザー」になっておりました。
「コレクトポイント」に関しては、狙い所がちょっと見えにくいという風に私は思ったんですが、生産の仕組みを再構築していかれる中での新ブランドとしてのデビューという事情があるように業界紙等では報道されておりますので、
春夏シーズンのMDがどうなっていくのか、注目したいところです。
商品のロケーションは、概ねどのブランドがどの位置にというのは固定されているようでしたが、商品をミックスさせてハンガー陳列させているところもあって、今の時期は特に商品は歯抜けの状態になっているはずですから、完全固定よりは良いように感じました。
2Fは、奥に下着とバッグ、アクセサリー、靴、ストール等の服飾雑貨のコーナーが設けられており、
手前の方には、もこもこソックスなどのホージェリーの棚や、デニムの棚もあって、
まるでセレクトショップの売り場のような雰囲気を醸し出しております。
ポイントさんのショップスタッフさんもよく教育されていて、いつもながらに接客は非常に良いです。私のようなおばさんにも、本当に親身になって接して下さいますが、
残念ながら今回は1点だけ気に入った商品のサイズが小さそうだったので購入を断念致しました。
2Fのマネキンで、金髪に長いつけまつげ、アイシャドウまでちゃんと付けてあるものが今風で可愛かったです。写真の2枚目は、1Fのメインのディスプレイ。マネキンの頭からにょきっと角(つの)が出ていて、4体とも黒の着こなしでまとめているのは、ちょっとモード感がありますよね。「H&M」さんを意識なさっておられるのか、面白いなと思いました。
今日は会社で一仕事した後、用事があったので新宿へ出て、そのついでにコレクトポイント新宿店さんとアズールバイマウジー(azul by mpussy)新宿店さんを見て参りました。
コレクトポイントさんについては、明日書こうと思いますが、まずは、今年11月26日にオープンしたばかりの、アズールバイマウジー新宿店さんについて、感じたことを記してみたいと思います。
お店に到着したのがもう7時半頃で、お店の外観のお写真も真っ暗ですね(1枚目、ぶれていてすみません)。店内のお客様が少なめのせいか、女性のショップスタッフさん2名が、外で一生懸命呼び込みをなさっておられました。
一瞬、「もうすぐ閉店なのかしら」とあせってしまったんですが、店内のショップスタッフさんに伺うと、「午後10時までですよ」とのこと。ひと安心致しました。
新宿というと、ギャル系のブランドさんはルミネエストさんの中に今や本家の渋谷109を上回るのではないかという勢いで陣取っており、次いで新宿マルイ本館さんの中にも集積が見られます。
「アズールバイマウジー」のファーストブランドである「マウジー(moussy)」は、このどちらにも入っており、今日は帰りにルミネエストの方のお店だけ覗いてみたんですが、
やはりわさわさと賑わっておりました。
商品を見ても、やはり、レディスに関しては、都心型、感度の高い客層には「マウジー」だよなと思ったんですが、
では何故、バロックジャパンリミテッドさんが、新宿に「アズールバイマウジー」のフラッグシップショップを出店したのか?
香港、台湾では「マウジー」を展開しておられるようなんですが、私は、同社のアジアでの主力の業態が、いずれは現在の「マウジー」から、看板は変えないにしても実体的には「アズールバイマウジー」になっていくのではないかしら、と思いました。
何故かというと、
「マウジー」にはメンズがないんですが、「アズールバイマウジー」はメンズ・レディスの両方で展開されているということ(特に中国では、「オンリー」「ヴェロモーダ」「ジャックジョーンズ」の3点セットに代表されるように、メンズレディスをショッピングセンターの同一フロアで一つの大箱にして展開というケースが多いので、メンズもあった方が有利だと思います)、
そして、価格的に外資系のグローバルSPA企業と戦い易い価格帯だから、です。
実際のところ、ファッション業界のプロの方が書かれたブログを見ても、「『マウジー』には昔のとんがりがなくなってしまった」とあったりしますが、今のとんがった子がとびつくブランドは「エモダ(EMODA)」などのブランドにシフトしていると私も思います。
但し、企業としてのバロックジャパンリミテッドさんは、
「時代の最先端のブランドポジションに君臨出来る時期には限りがある」ことを知った上で、
ギャルがギャルママになるタイミングに合わせて郊外型の「アズールバイマウジー」を立ち上げ、
郊外で量を売る戦略に転換し、
さらにそのブランドをアジアにも広げることを恐らく考えておられる・・・
企業戦略としては、これは極めて正しいように私は思いますね。
デニムを核にしたブランドさんなので、こういう路線変更が可能だった、ということです。
先程、「マウジー」に対して「とんがりがない」と書いてしまいました。そのディフュージョンラインである「アズールバイマウジー」は、それじゃあもっととんがりがないんじゃない、と聞かれそうで、
確かにそうだとも言えるんですが、
今日店頭を見た限りでは、入店客数はルミネエストさんとは比べ物にならない状態でしたが、
店内に入ってきている女の子達は、クールなギャル系ファッションで、皆さんブランドのファンなんだろうな、という感じで、レディスマーケットのある塊をきっちり掴んでおられるなと思いました。
また、中国人の女性客2名も店内におられました(オープニング時に中国のプレスを招聘しておられた効果があったのでしょうか。かなりオシャレな2人組でした)。
逆に、上層階(3階)のメンズの方が、新宿店に関してはまだ知名度がないんだろうなと思ったんですが、
特筆すべきなのは、「ティー ディー(Tee Dee)」という、まだ新宿店でしか展開されていないという新ブランドです。
既存の「アズールバイマウジー」のメンズラインと比べて、裏毛のトレーナーにしても、Tシャツにしても、デニムにしても、素材が上質で、ものづくりがしっかりしており、なかなかにいい感じです。
お兄系っぽくなくて、スタンダードなアメカジっぽい、大人の男性向けの商品で、
新宿のお客様がどのような反応を示すか、注目したいですね。
今日新宿店さんを拝見し印象に残ったことは、その他、
・1F入口のカフェ「コーナーA.」が良い。小腹が空いた若いお客様に受けそう。
・店内にほのかなフレグランスの香りが漂っているのが良かった(アバクロさんの銀座店ほどの濃厚な香りではなく、心地よい感じ)。
・ショップスタッフは男性の数も多い(メンズフロアは私が見ていたときは全員男性で、1Fにも男性が居た)が、皆丁寧で親切な接客。
・壁面の演出にはデジタルサイネージを活用している(変更が可能)。
・・・などなどです。
夜の街に近い場所ですので、それがブランドの世界観にも合っていて、売り上げ的にも夜間に数字が取れるように思いますし、総合的にバランスの取れた良いお店なのではないかと思います。
最後に、写真の3枚目は、私が今日買ったもの。「ティー ディー」の半袖ボーダーTシャツ(メンズのSサイズ、定価税込み4,725円)、「テラクオーレ(Terracupre)」のポケットレメディ=携帯用のミニフレグランス(オレンジミックス10ml、定価税込み1,050円)です。
毎日読むのがとても楽しみなブログの1つである、
雑誌『ブルータス(BRUTUS)』の元副編集長・鈴木芳雄氏のブログ
「フクヘン」の投稿で知ったんですが、
わが地元・墨田ゆかりの画家、葛飾北斎の「北斎漫画」が、青幻社さんから文庫化されつつあるようです。
既に第一巻は刊行済みで、お値段は1,575円と、画集にしては非常にリーズナブルですね!
これは、買わねば。
眠いので、自分への短いメモ書きですみませんが↓↓↓
◆Inditex’s net sales rose by 14% to 8,866 million eurosーINDITEX GROUP
インディテックス(Inditex)社は、「ザラ(ZARA)」などのグローバルSPAブランドを展開するスペインの企業さんです。
プレスリリースの文中の、
42 stores in China.
In China, the Group debuted stores in cities such as Chengdu, Xian, Shenyang, Dalian, Chongqing, Hohhot, Wuhan and Xiamen, in addition to a landmark store in the Hong Kong airport. The Group now operates in 28 cities across China, with 140 stores of the Zara, Massimo Dutti, Bershka, Stradivarius and Pull&Bear concepts. The Group’s remaining commercial formats are scheduled to be launched in China in 2011.
{筆者訳:中国には(この期間=9か月間に)42店舗を出店した。
中国では、(インディテックス)グループは、香港空港内のランドマーク的な店舗に加えて、成都、西安、瀋陽、大連、重慶、呼和浩特、武漢と厦門で店舗をデビューさせた。グループは現在、中国の28都市に、「ザラ(ZARA)」、「マッシモ・ドゥッティ(Massimo Dutti)」、「ベルシュカ(Bershka)」、「ストラディバリウス(Stradivarius)」と「プルアンドベアー(Pull & Bear)」のコンセプトの140店舗を運営している。グループの残りの商業的なフォーマットは中国では2011年にローンチされる計画だ}。
・・・ということで、この1年の間に、中国でのショップは一気に増えましたね!
引用の最後の部分の、「グループの残りの商業的なフォーマット」というのは、中国未進出ブランドのことを指しているのではないかと思われますが、
具体的には、「Oysho」(発音、自信がないので書かないでおきます)と、「ザラホーム(ZARA HOME)」を中国に上陸させる、ということなのでしょうか?私はこのプレスリリースを読んで初めて「Oysho」の存在を知ったんですが、早く実店舗が見てみたいですね!
まあ、これからはショップリサーチは東京だけでなく、上海でも並行してやっていかないとグローバルな最新情報から遅れてしまう、という時代になりつつあるのかな、という気が致します。
蛇足ですが、「呼和浩特」は、内蒙古地区の首都なのだそうですよ。
附記)今まで私のブログでは、「Bershka」のことを「ベルーシュカ」と記して参りましたが、日本に設立された法人名が「ベルシュカ・ジャパン」とのことですので、このエントリから「ベルシュカ」と表記させて頂きます。
大人の男女に向けた上質なライフスタイル関連情報を発信なさっておられる
「オウプナーズ(OPENERS)」さんで見つけました↓↓↓
◆TASAKI│タサキ マニキュリストHIROとコラボレーション 指先に本物の輝きを! ネイルジュエリーが登場ーWeb Magazine OPENERS
タサキ(TASAKI)さんは、日本の大手ジュエリーメーカーさん。旧社名・田崎真珠という社名の方が、年配の方にはなじみがまだ深いかもしれませんが、
最近は、「タクーン」や「ミハラヤスヒロ」とのコラボなど、新機軸を矢継ぎ早に打ち出しておられる企業さんです。
この、ネイルジュエリーは、リングやバングルなどと違って、完全に指先と一体化しているところが、かっこいい。
フューチャリスティックで、アンドロイド(人造人間)みたいですね!
ネイリストとはまた異なる、マニキュリストという表現もあるのだということを、この記事を拝見して初めて知りました。
中国の有力ポータルサイトQQ.comさんに、
「10年奢侈品牌中国大事记」(筆者訳:ラグジュアリーブランドの中国での10年の年表)
・・・という、興味深い記事が掲載されておりました。
貴重な写真の数々をご覧頂くだけでも、価値は高いと思うんですが、
年表の見出しのみを翻訳[かっこ内]して並べてみましたので、ご参考まで。
なお、ブラウザによっては私がQQ.comさんからコピーアンドペイストした中国簡体字が読めない場合があると思いますが、その場合は恐縮ですが、元のサイトの文章の中に全て出て参りますので、順を追ってご覧下さい。
<<<ラグジュアリーブランドの中国での10年の年表>>>
2000年Richemont(历峰)收购Shanghai Tang(上海滩)
[2000年リシュモン「シャンハイタン」を買収]
2000年Versace (范思哲)正式来中国
[2000年ヴェルサーチ氏正式に中国を訪問]
2000年Vacheron Constantin (江诗丹顿)来中国
[2000年「ヴァシュロン・コンスタンチン」中国に上陸]
2001年Tiffany(蒂芙尼)中国开店
[2001年「ティファニー」中国に開店]
2004年4月Giorgio Armani首次中国行
[2004年ジョルジョ・アルマーニ初めて中国に来る]
2004年5月Cartier(卡地亚)上海博物馆展
[2004年5月「カルティエ」上海博物館展]
2004年9月历峰(Richemont)集团太庙“钟表奇迹”
[2004年9月リシュモングループの太廟(建物の名前)での「時計の奇跡」]
2005年百达翡丽专门店落户上海
[2005年「パティック・フィリップ」専門店が上海に籍を落とす(開店)]
2005年 Valentino来华
[2005年「ヴァレンティノ」来中]
2005年5月 Prada上海裙装展
[2005年5月「プラダ」上海スカートファッション展]
2006年5月Rolex(劳力士)来到北京
[2006年5月「ロレックス」が北京にやってきた]
2007年10月 Fendi(芬迪)长城大秀
[2007年10月「フェンディ」万里の長城大ファッションショー]
2008年10月Alfred Dunhill(登喜路)上海之家
[2008年10月「アルフレッド・ダンヒル」上海の"家”]
2008年10-11月,劳力士首次在中国举办展览
[2008年10-11月、「ロレックス」が初めて中国で展示会を行う]
2009年6月,Gucci上海旗舰店开张Frida Giannini中国行
[2009年6月、「グッチ」上海旗艦店開店、フリーダ・ジャンニーニ中国に来る]
2009年9月卡地亚故宫珍宝展
[2009年9月「カルティエ」故宮珍しい宝石展]
2009年12月,Chanel“上海-巴黎”高级定制大秀
[2009年12月、「シャネル」"上海ーパリ"高級オートクチュール大ファッションショー]
2010年4月,Clavin Klein全线品牌2010年秋冬发布
[2010年4月、「カルバン・クライン」前線ブランド2010年秋冬リリース]
2010年4月,LV上海双店齐开
[2010年4月、「ルイ・ヴィトン」上海2店舗咲きそろう]
2010年5月,Dior(迪奥)上海外滩发布2011早春系列
[2010年5月、「ディオール」上海外灘で2011年春物シリーズをリリース]
2010年5月, 斯沃琪和平饭店艺术中心正式开幕
[2010年5月、「スウォッチ」和平飯店芸術中心に正式に開幕]
2010年7月,Zegna(杰尼亚)百年庆典
[2010年7月、「エルメネジルド・ゼニア」百年式典]
<<< 引用終わり >>>
「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の高橋盾氏と、
「ナイキ(NIKE)」さんのコラボレーションによるランニングウェア
「ギャクソウ(GYAKUSOU)」が話題になっていますが、
レディスは発売されないんでしょうか?
(発売されたら、欲しい〜)。
既存のスポーツウェアの、派手派手っちい色使い、
「太陽の下で、みんな団結して、頑張ろうよ!」という、
スポ根を絵に描いたようなワンパターン化したウェアとは異なる、
例えば、
髪が長く色白、
見た目は病弱な森の美少女、
「集団行動は、私正直、苦手なんです」・・・と口ずさみつつ、
実際マラソン大会をやってみたら3位以内に入りましたよ〜みたいな、
オルタナティブテイストのウェアって、面白いと思うんですよね〜。
と、偏屈なことを言うまでもなく、
正直、本当に正直言って、
「ギャクソウ(GYAKUSOU)」のメンズウェアについている、
小銭が入るポケットとか、
何とも言えない味のあるグレーと茶の色使いを見るだけで、
すごく魅力的だな、と思います。
実際はこういう色目は、顔色がくすんで来た中年の女性には厳しいところもあるかもしれないですけれど、若くオシャレな方が着たら、へたに肌を露出するよりもすごくセクシーだと思います。
「アディダスフォーステラマッカートニー」なんかも、
確かにデザイナーズブランドらしいいいウェアだと思うんですが、
レディスでもストリートテイスト、通好みのスポーツウェアというのが、出て来ても良いように思うんですよね。
女子はピンクで女子力アップ、なんてのも、スポ根系ウェアとはまた別のステレオタイプではないかという気が致しますので。
でも、レディスのストリートテイストは、マーケットは小さいかな?どうなんでしょう。
仕事の合間に雑誌『メンズノンノ』の1月号を読んでいて知ったんですが、
ブランド「ラグアンドボーン(rag & bone)」の
男性デザイナーである
マーカスウェインライト氏(Marcus Wainwright)と、デービッド・ネビル氏(David Neville)は、
お二人共、アメリカ人ではなくて、イギリス人なんだそうです!
ブランド自体は、アメリカ発のブランドなんですが、
あの独特のテイストをどのように説明したら良いのか、
私の中で何か心に引っかかるものがあったんですが、
「そうだったんだ」と、はたと手を打ちました。
敢えて引用は差し控えさせて頂きますが、『メンズノンノ』さんの中では、彼らのテイストを非常に明快に言葉として表現なさっておられましたので、(まさに「その通り」だと非常に感心したのですが)、ご興味のある方は、是非同誌を買って読んで下さい。
蛇足ですが、ブランドのことを英語版のWikipediaで調べようとして知ったんですが、「rag and bone man」とは、「くず屋(ボロ屋)のおじさん」という意味なんですね。
日本人にはピンとこないところがあると思いますが、英語圏の方にとっては、カウンターカルチャー、ユースカルチャーとしてのブランドの旗印を鮮明にした、刺さるブランド名なんだろうという気が致します。
「ラグアンドボーン」さん、最近はアメリカでは好調らしいということを、どこかのブログで拝見した記憶がございます。
商品的には、ダボダボではなく、シャープなシルエットのアメカジで、他と差別化されているところがいいのだろうと思いますが、もう1点、ブランドさんの公式ブログを拝見して思ったんですが、直営店のウィンドウディスプレイや店内の内装が綺麗で、こだわりが感じられるところも、優れているように思いますね。
ちょっと古い話で恐縮なんですが、
今年の秋、私用で東海エリアに行く用事が出来た際に、
久々に三重県の伊勢神宮まで行って参りました。
伊勢神宮に行くのは20代前半の時以来、本当に久々の2度目のことで、
本当は外宮と内宮の両方にお参りするのがベストなんですが、
時間の関係で内宮のみ参拝致しました。
数十年前に初めてこちらを訪ねた際に、
本来の神社らしい、厳かで美しい佇まいが保たれている非常に稀な例ではないかと思い、
心を震わせた記憶がございましたが、
その頃と変わらぬ雰囲気に、更に感動を深め、参拝で「心の垢を落とせたな」と思うことが出来ました。
最近はヒーリングスポットブームなので、伊勢神宮への関心が高まっており、その素晴らしさを上方としてご存知の方は増えているように思いますが、
今回、それプラス、凄いなと思ったのは、
内宮前の「おかげ横丁」のことです。
こちらは、私の記憶の中では、初めて訪れた際も来街者数がものすごく多く非常に活気のある門前町でしたが、
今回、更にパワーアップしているように感じました。
よく、ファッションや生活雑貨系のショップさんなどに対して、「路面店はメインストリートから1本外れたような場所でも、個の魅力で十分やっていける」といった話をしたり致しますが、
「1人より、みんなが元気な方がいいに決まってる」、
その好例を、まざまざと見せつけられたように思ったんですよね。
点より線、線より面、であります。
年配の方も多い観光地ですので、例えば「赤福」の2個パック、3個パックなど、少量パックを設けるとか、
実演販売での賑わい感の出し方、
時代性に合った、特に女性向けの商品開発、
そして、いろいろなものを立ち食いしたり試食させて頂いたり見せて頂きましたが、「本当に美味しいもの、ちっちゃくて可愛いものやセンスのあるものしか売らない」という、各店舗さんがレベルの高い自己基準を持っておられるのではないかと感じられた点など、
各店舗さんの営業努力と合わせて、
わかりやすい案内板の設置、地図の配布、
年間切れ目のないイベントの実施、
(ひょっとしたら規制があるのかもしれませんが)和をベースにした統一感のある街並み、建物づくり、
そして、これはかなり重要な問題だと思っているんですが、綺麗で、十分な数が用意されたお手洗い(トイレ)等々・・・、
非常にレベルの高い街づくりが行われているように思ったのです。
これはもちろん、伊勢神宮という、歴史的遺産、集客力の高い観光資源を有しているから可能だということも言えるんですが、
門前町でご商売をなさっておられる方の本気度、各社さんの個別の努力プラス、街全体を盛り上げていこうという共創の動き、その両面があって実現しているように思います。
私のブログの読者の皆様の中にも、地方や、東京でも有力な商業地以外に店舗を構えておられる方の中には、
「私のご近所には元気なお店が少ない」という悩みを抱えておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、
例えば同業の方でなく、飲食店さんとか美容室さんとか、異業種で頑張っておられる方でも良いのでつながりを持って、
まずは3社からでも、小さなことからでもよいので、何かを始めてみられてはどうかという風に思います。
1社ではなかなか賑わい感は出せませんが、仲間が出来ると、絶対に街の空気は変わってくると思うんですよね。
何より、オーナー、経営者、ショップスタッフ、そういう自分達自身のモチベーションも、大きく変わるのではないかと思います。
そんなことを、「おかげ横丁」さんで感じて、良い「気」を頂いて東京に戻って参りました。
忘年会を終えての帰り道、たまたま京浜東北線が遅れていたため、
山手線から、品川駅で京急こと京浜急行に乗り換えようとして、
駅構内を通過していたときにこの売り場に遭遇致しました。
10日金曜日の午後9時半頃で、
ユニクロ(UNIQLO)さんの期間限定店「ユニクロポップアップストア(UNIQLO POP UP STORE)」(産経ニュースさんの記事をご参照下さい)も、いよいよ最終日のラスト30分、といったタイミングでありました。
新宿駅の売り場は、改札の目の前で、いつもは何もやっていない場所(たぶん)で非常に人通りの多い場所、グラデーションを生かした仮設売り場のデザインもなかなか面白くものすごく人目を惹いたんですが(写真を撮っていないので、ご紹介できずごめんなさい)、
品川駅の方は、京急利用者でないとあまり通らない場所で、いつもは食品などの催事をやっている場所で、いい場所ではあるんですが、違和感なくとけ込んでいる感が強かったです。
かくいう私は、いつも書いておりますが、そんなに寒がりではないので、まだヒートテックは購入しておりません。
寒がりでないと、防寒肌着を何枚も購入する必要がないので、トクしているかも(といいつつ、結構高いアウターをパカパカ買ってしまっているので、多少の節約も焼け石に水、ですよね〜苦笑)。
1年の振り返り、ということで、
毎年楽しみに拝見している日経MJさんの「ヒット商品番付」の2010年版が、
12月8日(水)付けの同紙の1面に掲載されておりました。
ファッション関連のヒット商品は、
東前頭十四枚目(日経MJさんの番付表では一番下位です)の「ファー小物」と、
西前頭十二枚目の「山ガール」の2つのみで、
2010年は、ファッション業界にとっては、新しい話題に乏しいちょっと寂しい年だった、ということが反映された結果になっております。
もう1つ、東前頭ニ枚目の「銀座」は、ファッション業界寄りのキーワードであると言っても良いかと思うんですが・・・。
ただ、ものは考えようで、
西の横綱の「羽田空港」、こちらにユナイテッドアローズさんが新業態のお店をご出店なさっておられたり、
ファッション業界から東の横綱の「スマートフォン」や、東前頭九枚目の「iPad」向けのアプリがいろいろリリースされたり、
東前頭四枚目の「本田圭佑」氏のご活躍に代表されるワールドカップ関連のウェアやグッズが非常によく売れたり・・・といった動きから学べると思うんですが、
「世の中の流行りに自ら近づいていき、商機を作る」という発想が、
成熟社会の今の日本においては、とても重要なことのように思います。
わが地元・墨田区では西前頭二枚目の「東京スカイツリー」が建設中ですし、
明るい気持ちを持って2011年を迎えたいものですね。
さっき、半分ウトウトしながらネットサーフィンしていて見つけたんですが、
ポイントさんの「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」は、
中国にはまだ上海久光百貨さん内のインショップ1店舗しか出店なさっておられないのに、
ちゃんと中国語版のホームページも作っておられるんですね!
偉いです。
「ACCESSORIES」のページの
一番左上に出ているバッグが、
妙に私のツボを刺激した商品であります。
2011年SS(春夏)シーズン向けのレディスの「ジル・サンダー」の大胆なカラー配色よりも、
むしろこの、赤×ベージュのツートンカラーの方が、
「ありそうでなかった」、でも、「なんだか懐かしい」感じがして、
こんな直球をよく投げて来たなあ、と思ったんですよね。
この配色を見て、この秋冬物の「セリーヌ」のアパレルで、日本人にはちょっと難しいキャメルのコートやらニットやらにも、
赤を合わせてあげると良かったんだな、ということに気づかされました。
WWDジャパンさんの12月6日号を読んでいて初めて知ったんですが、
レザー好きの皆様の間でカリスマ的な人気のある、片山勇デデザイナーによるメンズブランド
「イサムカタヤマバックラッシュ(ISAMU KATAYAMA BACKLASH)」の
レディス版「バレットバイイサムカタヤマバックラッシュ(ballet by ISAMU KATAYAMA BACKLASH)」というブランドが
あったんですね!!!
早速、ネットであれこれ検索してみたんですが、
通好みでありながら、レディスブランドに不可欠な色っぽさもあって、
かなり、イケております。かっこいいです。
お値段はメンズ同様、安くはありませんが。
味のある革物が好きなので、
サイズが小さいんだろうけど、欲しいなぁ・・・。
先日、アパレルウェブさんが運営なさっておられるブログポータル「アパログ」で書かせてもらっているブログ「両国さくらのネットで☆ファッション☆」の中でも少し触れたんですが、
12月2日(木)の夜、勢い込んで本屋さんで購入した書籍
トニー・シェイ著『顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説』(ダイヤモンド社、定価1,600円+税)を、
金曜日と土曜日の2日間で一気に読み干しました。
ネット通販、オンラインショップを運営なさっておられる方の間では、ザッポスはつとに有名な存在ですが、
読了して、「リアルショップやアパレル、服飾雑貨メーカーの皆様にも、是非読んで頂きたい!」と強く思いました。
顧客や従業員に、思わず「ワオ!」と言わせるような素晴らしいカスタマー・サービス、
コアバリュー、企業理念の重要性、
善き企業文化(社内カルチャー)づくりが、善きカスタマー・サービスにつながっていくということ、
そして、最終章で語られている、人は何故働くのか=ハピネスという、人生の目的に関する、深い哲学的な考察に至るまで、
本当に、若干36歳の著者、ザッポス・ドットコムCEOのトニー・シェイ氏の考え方、生き方に、徹頭徹尾感心させられました。
かといってこの本は、MBAの教科書のような堅苦しい内容ではなく、
トニー・シェイ氏の子供の頃のエピソードや、2度の起業を振り返った自伝的な記述が、読み物としても非常に面白いです。
後書きも含めて412ページというページ数の多さを全く感じさせません。
ザッポスが2009年7月にアマゾンの傘下に入ったことをご存知の方も多いかと思いますが、
その後もトニーは経営トップの座に留まり、ザッポスの優れた企業文化は今も続いております。
「変化を受け入れ、変化を推進する」というメッセージは、シリコンバレーで成功した企業群にも相通じるアメリカ的な良い意味での楽天主義に裏打ちされた思想だなと思うんですが、
衰退を恐れ、萎縮傾向に或る日本企業が最も学ぶべきことなのではないかと感じました。
![]() | ![]() | 顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
著者:トニー・シェイ |
12月4日(ということは、もう今日ですか)にオープンするビル、
「マークジェイコブス青山」の建物というか、建築の写真をネット上で拝見して、
すごくかっこいいと思いました。
昼間の画像が、Fashionsnap.comさんに、
夜間の画像が、Fashion Pressさんに、掲載されております。
建築家の、ステファン・ジャクリッチ氏(Srephan Jaclitch)の設計によるものだとか。
ジャクリッチ氏は、本作で既にアメリカ建築家協会の優秀賞を受賞済みなのだそうです。
先月の中頃、仕事で表参道近辺に行った折に、チラリと「コムデギャルソン(COMME des GARSON)」さんのフラッグシップショップを覗いたら、
「コムデギャルソンコムデギャルソン」のレディスのコーナーに、
なかなか良さげなコートがあったんですよね。
試着したら、フロントをボタンでとめる仕様になっていなくて、ただバサッと羽織るだけになっていたから、ということもあるんですが、Mサイズがちょっとゆったり目で下にドルマンスリーブのセーターを着たり、昔ギャルソンさんで買ったジャケットなどを着てもいい感じのサイズ感になっていたことと、
色が、欲しかったカーキ色と茶系(これらは下の方に使われております)、それに、上半身部分はこれまた合わせ易いグレーという、絶妙な配色であったこと、
さらには、価格が消費税込み40,950円と、ギャルソンさん系のお洋服にしては、かなり値ごろ感が強かったこともあって、
「これは、買っといた方が良いかも」と思いながら、仕事に戻りました。
後日、「ランバンフォーエイチアンドエム(Lanvin for H&M)」を買いに銀座に出向いた11月23日の祝日の日に、「コムデギャルソンコムデギャルソン」が入っている松屋銀座店に向かったところ、
くだんの商品は、既に売れてなくなってしまっておりました。
何でも、雑誌に掲載されたため、反響が大きかったとのことで、
それを伺って店頭で激しく落胆してしまったんですが、
ショップスタッフの方が、青山店にはまだ在庫が存在することを調べて下さりました。
その日は、もう午後7時45分を回っておりましたので、それから青山に向かっても閉店までに駆け込むのは無理な時間だったのですが、
駄目元で、後日勤務時間後に同店にすっとんで行ったところ・・・。
嬉しいことに、Mサイズが残っていたんですよね!
なので、大喜びで購入致しました。
袖をロールアップしたり、細いベルトを巻いたりしてシルエットを変えても面白いですし、
おやじ風カジュアルにも見えるし、モード系でもあり、エスニック調でもあり、ナチュラル系っぽくもあり、いろいろな着こなしが楽しめそうだな、と思っております。
蛇足ですが、表参道のギャルソンさんのお店は、平日日中でも、中国系と思しき方々がワンサカいらっしゃっていて、
お店の方曰く、「いつもこんな感じなんですよ」とのこと。
ギャルソンさん前は、中国語会話の練習にはもってこいのスポットであります。
以前に比べて私のワードローブの中でコムデギャルソン系のお洋服が増えている理由の1つには、「中国に着ていくとウケるから」ということもあるんですが、
ショップで楽しそうにお買い物をなさっておられる中国人のオシャレピープルの皆様のお姿を拝見して、来年もまたまた、中国出張用に買い求めてしまうんだろうな、と思ってしまいました。
前々から注目していたブランド、「ザラ(ZARA)」などを擁するスペイン発のグローバルSPA企業・インディテックス社さんのブランド
「ベルーシュカ(Bershka)」が、
ついに日本でもオープンすることになりました。
場所は渋谷の、パルコさんの「渋谷ゼロゲート」の1Fから4Fで、
時期は来年3月を予定しておられるとか。
随分前から注目しておりましたので
(2009年6月に中国でオープンした際は、6月12日のエントリ「インディテックス・グループ『プル・アンド・ベアー(PULL AND BEAR)』のビデオコンテスト」と、6月18日のエントリ「続・上海のベルーシュカ(Bershka)」の中で、2回も書かせて頂きました)
「おお〜、やっと来たか〜」という心境ですが、
「ZARA」よりテイストが若く、価格帯も恐らく低くなると思いますので、すぐにファンがついて、立ち上がりから好調に飛ばしていかれるのではないかという気が致します。
私自身も、多分いろいろ買ってしまうだろうな、と思うんですよね。
しかし、日本のアパレルさんの立場に立って考えると、
喜んでばかりもいられない、ということになるのかもしれませんが、
昨日もうちの会社の講座でK先生がおっしゃっておられた通り、
中小企業が成すべきことは、グローバルSPAと正面から戦うことではなくて、もっと別の仕事だろうという気が致します。
この間、仕事中に表参道辺りをうろうろしていて、今更ながらに見つけたんですが、
「コムデギャルソン」さんのショップの並びに、
「アーツアンドサイエンス(ARTS&SCIENCE)」さんがあるんですね。
(ファッショニスタの皆様はとっくにご存知だと思います。ほんと、今頃に〜の話題ですみません)。
「OVER THE CORNER」と名付けられたそのショップは、アパレルや服飾雑貨主体の、いわゆるファッションのお店ではなくて、
生活用品中心の品揃えになっておりました。
売り場を見ながらしみじみと思ったんですが、
ファッションという分野において「用の美」を追求すればするほど、
「形」=デザインという小手先の技への固執がなくなり、
「布」=自在の境地、に帰っていくことになるんだな、という風に感じました。
最近のコメント