映画「ソーシャルネットワーク(SOCIALNETWORK)で取リ上げられた「ヴィクトリアズシークレット(Victoria's Secret)」の悲劇
今日は、今話題のソーシャルネットワーキングサービス「フェイスブック(Facebook)」の創業者、マーカス・ザッカーバーグを主人公にした映画
「ソーシャルネットワーク(SOCIALNETWORK)」を見て参りました。
(ここから先は、若干ネタバレの要素が含まれますので、まだ映画をご覧になっていない方は読まないで下さい)。
映画の中に幾つかファッションにまつわるシーンがございましたので、ご紹介させて頂きます。
まず、一番びっくりしたのは、私も知らなかったんですが、ナップスターの創業者であるショーン・パーカー氏が、主人公マークに向かって、アメリカの有名下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)」の創業者ロイ・レイモンドが、ブランドをリミテッド・ブランズに売却した後、自殺した、というものです。
先程ネットで検索をかけたら、このことに言及したサイトを幾つか発見致しました。その1つ、「The Tragic Secret Behind Victoria's Secret)」(筆者訳:ヴィクトリアズシークレットに隠された悲劇的な秘密)をご紹介しておきます。
映画の中では、他にも、後にマークに対し「自分たちが先に考えたアイデアを盗用した」と裁判を起こした3人組の中の2人、屈強なボート部の双子の兄弟が、マークの行為がハーバード大学の倫理規定に違反するとして、学長に直訴しに行くシーンで、
お揃いのスーツに色違いのネクタイを締め、いわゆるアイビールックで決めた2人を見て、開口一番、「君達まるで『ブルックスブラザーズ』の店員みたいだね」と学長がジョークをとばすシーンとか、
マークが共同創業者のエドヴァルド・サベリン(この映画の副主人公的な存在。彼もまた、後でマークを訴えるんですが)に向かって、「フェイスブック」の特徴を、
「永遠に成長が終わらない。まるでファッションみたいに」と語るシーンなどが出て来ます。
映画の一番冒頭の、2004年冬の風景、胸元に「GAP」のロゴが入っただぶだぶのグレーのパーカーに、これまただぶだぶのブルージーンズ、大きなリュックを右肩から下げたマークの姿に、アメリカの一流大学のギーク(ネットおたく)っぽい雰囲気が非常によく表現されていました。
蛇足ですが、ハーバード大の学長が、双子の兄弟の直訴に耳を傾けず、「君達、ハーバードの学生ならば新しい何かを創造したまえ」的な言葉を投げかけるシーンが、アメリカらしくて、非常にいいなと思いました。
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