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2011年5月 4日 (水)

二子玉川商圏が一気に商業激戦区へー二子玉川ライズ

昨日、お写真だけ先にアップさせて頂きましたが、

今年3月下旬に開業した二子玉川ライズを、5月1日(日)の午後見て参りました。

二子玉川ライズは、東急田園都市線と東急大井町線の二子玉川駅を出るとすぐ駅の目の前に出来ています。駅の目の前にあるのが、「二子玉川ライズショッピングセンターステーションマーケット」、その横、玉川高島屋ショッピングセンター(SC)さん方向にあるのが、「二子玉川ライズドッグウッドプラザ」、反対隣にあって、一番メインの商業施設になっているのが、「二子玉川ライズショッピングセンタータウンフロント」、その向かいにあるのが「二子玉川ライズショッピングセンターリバーフロント」です。

リバーフロントの上層階はオフィス棟で、これ以外にも、住居棟も出来ていて、これからまだ第2期工事が進むということで、非常に大型の再開発になるみたいですね。

ということで、将来的には人口増ということまで見込んだ商業施設の開発のようではあるんですが、

このエリアには、これまでは玉川高島屋ショッピングセンターの本館、南館しか大型のショッピングセンター(SC)さんはございませんでしたので、

現時点に関して言うと、一気に競合が激化したな、というのが、実際に足を運んでみた印象です。

二子玉川ライズさんの方には、非常に沢山のお客様が入っていて、歩いておられるミセスの方々が「みんな今年は海外に行くのを止めてここに来ているんじゃない」なんて会話を交わしていましたが、

富裕層の多いエリアですので、確かにオープン景気のため人が集まっているだけではなく、東日本大震災後の影響が実際そういう形で出ているかもしれないなと私も思いました。

その分、玉川高島屋SCさんの方の来街者は、明らかに減っているな、と思ったんですが、

南館のセレクトショップさんなどで、商品がナチュラル系とは差別化されていてきちんとファンをつかんでおられるようなところは、そういう状況の中でもしっかり売れているように思いました。

商圏人口的には、決して少なくはないエリアではありますが、これまでのような1店舗での独占ということはなくなりましたので、どのカテゴリーにおいても、お客様に比較購買される、ということを意識して店作りを進めていくことが必要なのではないかと思います。

特に、食品(東急フードショーさんは、なかなかに強力です!)と、

どちらかというと二子玉川ライズ内での店舗同士の競合になりますが、セレクトショップさんの中での価格帯が低めのナチュラル系を標榜した業態と、より価格帯の低いナチュラル系のロープライスカジュアル業態は、

そういうショップだらけになっておりますので、かなり大変なんじゃないかな、という風に思いました。

同じロープライス系でも、フェミニン系の「ビス」さんなんかは、テイスト的には二子玉川向きだと私は思いますし、他とかぶらないのでいいなと思うんですけどね。

ナチュラル系の幾つものショップさんが10%引きとか20%引きとかを懸命にアピールしておられましたが、そういう割引が常態化しているショップさんの中に、全てではないんですが店頭がちょっと荒れているように見受けられる(商品企画や在庫コントロールに問題があるのではないかと思える)お店があって、ちょっと気になりました。

ヤングのゾーンに関して言うと、前々から不思議なんですが、二子玉川には、何故かギャル系ブランドが入らないんですよね〜。最近はギャル系のブランドさんも以前ほどの勢いがなくなってしまっているので、そのせいもあるのかもしれないんですが。

その点をカバーしているのが、外資ファストファッションの「H&M」で、こちらはショッピングセンターリバーフロントの1Fと2Fに入っていましたが、特に1Fはお客様の入りはよく、バカ売れはしなくてもそれなりには売れていくんだろうなという気が致しました。年齢の高い方も含めて買っていかれるように思います。

逆に、完全な百貨店系ミセスブランドは、二子玉川ライズさんには入っておりませんので、玉川高島屋SCさんの独壇場ですが、

このエリアの方々は富裕層が多くファッション感度が高い方が多いので、

自分で商品をセレクトする力をお持ちの方が多いです。

どういうタイプのお店だろうが、気に入ればぽんと買う、という感じが、今回もお客様の動きをみていて強かったのですが、

裏を返すと、お洋服もファッショングッズも沢山お持ちなので、がつがつしたところがない、という感じもあります。

象徴的だったのは、このエリア初登場の「ユニクロ」さんが、割とすいていたんですよね。日曜日のグランデュオ蒲田店とか、ラゾーナ川崎店の繁盛振りとは比べ物にならない状態で、レジ前に3、4人しかいらっしゃらなかったです。

既にオープンして1か月以上が経過しておりますので、「買いたい物は既に買って済んだ」という状態なのかもしれませんが、「安いからお父さんのものも私(妻)のものも子供のものもみんなユニクロで買っとかなきゃ」というような、経済的理由が根幹にある切迫感が、このエリアの方には乏しいんだろうな、という風に私は思ったんですが。

お金のある方々は、デニムとかTシャツとか下着とか、ユニクロさんが得手とするベーシックアイテムを、安くあげる必要は全くないんですよね。ここで、人に差をつける(というよりも、自分自身が納得した良い物を身につける)ことが可能な訳です。

細かいことまで書き出すときりがないんですが、こちらのエリアでは、ファミリーでの来店(2世代、3世代での子供さん連れ)が多いんですよね。例えば、ショッピングセンタータウンフロント6Fの「ザ・スタディルーム」のようなサイエンス雑貨(学習雑貨)のように、コト性を含んだ物販とか、「ジルスチュアートカフェ」のような飲食とか、何らかのスペシャルなサービスとか、店頭で親子や夫婦やカップルの会話がはずむような仕掛けがないと、

単なるヤング向け、それも女性オンリーを対象にした安可愛いナチュカジ一辺倒では、物に満ち足りた方々への訴求はちょっとしんどいんじゃないかなという気がいたしました。

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