自分のお店を建てる&作る&メンテする時に心掛けるべきこと
昨日のエントリでご紹介させて頂いた
名和晃平氏の展覧会について考えている時に、
実は現代美術とは全く関係ないことが頭に浮かんで参りました。
それは、「白くてきれいなものは、やはり汚れ易いんだな」ということであります。
私が思い浮かべていたのは、白い外壁とか、白い内装のショップで、
こういうお店は、こまめにお掃除をしていないと、あっという間に汚れてくるんですよね。
しかも、その汚れは、意外と、毎日毎日お店を見ている店長やスタッフには、
「見えない」ものだったりいたします。
多店舗展開している大手企業さんの場合は、スーパーバイザー(SV)職とか営業職の方がそういう部分をきちんとチェックしているものなんですが、
自分で仕入れた商品、あるいは、自分がデザインしているオリジナル商品を、自分のお店(いわゆる個店さんですね)で売っておられる場合、
自分で気づくしかありません。
【お掃除も仕事のうち!】
【時々は、外部の業者さんなども活用して、大掃除を行う。】
これ、非常に大事なことなのではないかと思います。
ショップに関しては、いろいろと他にも思うところが沢山あるんですが、特にクリエーターの方などは
「かっこいい内装にしたい」「これまで誰もやったことがないような内装にしたい」という風に考えられる向きが多いと思うんですが、
建物の外観、そして什器のマテリアル(材料)と形状に関しては、
ある程度の歴史と経験に裏打ちされた安全性とか使い勝手の良さというものがあって、
【奇をてらった材質、形状の物は、壊れ易かったり、使い勝手が悪かったりする場合がある。】
ということも十二分に考慮して選ぶべきでしょう。
その辺は、繊維とか服飾雑貨の素材選びの際と同じですね。
最後に、これもインディーズ的に起業された方の中には考えが及んでおられない場合があったりするんですが、
【リニューアルは定期的に行うべきである。そのための資金を毎月プールしておく。】
ということも、しっかり心に留めておいた方がよいと思います。
リニューアルについてはいろいろな考え方があると思いますが、
まめに行うショップさんの場合は2、3年、そうでなくても5年に1回くらいに考えておくと、
まさかの時(破損、事故等で望まざるリニューアルを行わなければならないこともあります)にも困らないと思います。
ショッピングセンター、ファッションビル、百貨店さんなどのインショップを経営していると、自分が望むと望まざるとに関わらずデベロッパーさん側からリニューアルの話が持ちかけられる、ということが多いと思います。
ただ、お客様の立場に立てば、そうやってテナントさんの新陳代謝を図ろうとするデベロッパーさんが存在するから、いつ来てもそういう大型店はフレッシュでいいな、という風に思えるという面がありますよね。
個店さんに対しては、誰もそんなことは口に出して言ってはくれません。お客様は、お店に飽きてきたら、黙って立ち去っていくだけです。
だからこそ、常に先手先手。何歩も先のことを考え、設備投資の資金を蓄えておく必要があると思うんですよね。
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