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2011年7月20日 (水)

名和晃平ーシンセシス(SYNTHESIS)ー

3連休最終日の7月18日(月)には、

今まで行きたくてもなかなか行けなかった場所に幾つか出かけて参りました。

そのうちの一箇所が、東京都現代美術館さんです。

現代美術家・名和晃平氏の個展「名和晃平ーシンセシス(SYNTHESIS)ー」を見て参りました。

名和氏は、ファッション業界でも以前から著名な企業さんとのコラボを沢山行っておられる方で、ご存知の方も多いかと思うんですが、

気になっておられる方は、是非生で作品をご覧になられることをお勧め致します。

ネット上に、画像は非常に沢山アップされているんですが、

どう見ても、色が全く違います。

そして、逆説的な言い方ですが、

「名和氏の作品は表面的な美しさの奥に、見る人の思考を揺さぶる不確かさが包含されている」的な表現がよく行われているんですが、

現代美術の作品の中では、やはり、群を抜いて「美しい」ものだということが体感できると思います。

ノイズ、不快感とか、違和感よりも、「美」が勝っている作品なんですよ。それが先に来ると、長時間見ているとつらくなりますよね。受け入れられない、という人も出て来ますし。

それに、何より、わがファッション業界の人達は美しいものに惹かれる心が強い。だから、ファッション業界からのラブコールが絶えないのだな、ということが、本当によくわかりました。

名和氏の作品では、セル(Cell)という概念が、プリズム、ビーズ、白い発砲ポリウレタンなどのマテリアルを使って、多様なアプローチで繰り返し繰り返し表現されています。

ある作品では現実世界に存在する人や動物、物だったり、また別の作品では、それこそ人間の細胞とか臓器を想起させるような配列だったり、さらには、もっと行き着く所まで行ってしまった感のある表現方法では、細胞は泡になっていたりもします(生命の誕生?行き着き過ぎて、表現がちょっとシンプルになり過ぎているかも)。

2頭の鹿がぴったりと寄り添った剥製。その表面がガラスビーズで覆われている、名和氏の代表作の1つである「BEADS」や、

人間の全身を3Dスキャンしたデータから、解像度の異なる2体を作成、重ねてずらした彫像「POLYGON」など、

様々な解釈が可能な作品だろうと思います。

展示会のタイトル通り、これらは、制作工程がぼんやり思い浮かんできた段階で、

やはり、「分裂」ではなく、「合成(シンセシス、合成繊維=シンセティックファイバーのシンセティックと語源は同じですね)」だなという感じに見えます。

まるでもう一人の自分とか、恋人同士が寄り添っているようにも見え、不安を増幅するというよりも、揺らぎの中から新たな何かが生まれつつあるようにも見ることが可能なのではないでしょうか(私は昔からこれらの作品についてはそのように思ってみていたんですが)。

「決定的にネガティブではない」(それを私はこれまでずっとポジティブに解釈してきていました)ところが、名和氏の作品の長所だろうと思います。

名和氏の作品はどれも綺麗なものばかりなので、

むしろ、これから組み立てられるという完成前のピースの展示品「MANIFOLD」についているうっすらとした汚れの方が、気になって仕方ないくらいでした。

この展覧会、入口のところでは解説の記されたリーフレットは配布されないようになっており、1周した後で初めて渡されて「もう一度ゆっくりご覧下さい」という趣向になっております。

それが、非常に良かったです。

私の感想を先に読んでしまわれた方も、それに囚われず、会場で自由に見て、感じて頂きたいなと思います。涼しげな色彩の作品ばかりですので、暑い日に行かれてもよいのではないかと思います。

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