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2011年11月24日 (木)

アパレルのショップ運営も、シェフの心でひと手間かけて

今日(というか、もう昨日ですが)会社でネットで調べ物をしているときに、

偶然、飲食店を経営しておられる方が改装の準備に入って、

6,000万円の出費を予定していたのに工務店さんから1億円の見積書が出て来て

激怒された・・・という話を読んで、

「そりゃそうだわな」と、思ったんですが、

飲食店さんの実店舗作りは、調理場周りの設備投資にお金がかかるので、

起業しようと思うと、本当に一世一代の大勝負、という気持ちになるのではないかという気がいたします。

それに対し、ファッション系のブティック、セレクトショップになると、

個店の路面店で坪当たり25万円だの35万円の施工費で請け負いますよといった情報がネット上にも出ておりますし、

友人知人に工務店の方や大工さんがいたり、あるいは自分でやれるところまではやってしまおう、という風にすると、もっともっとかかる費用は落とせますが、

前にも書いた通り、それでも3年とか5年に1回改装をしようと思うと、移転オープンではなく既存店の改装を考えている場合は、改装期間の休業による得べかりし利益の損失も計算に入れた上で、

年に50万円、100万円、150万円といった改装費をきちんと積み立てて準備しておく必要があるのではないかと思います。

今日書きたいことの本論はその先にあって、

先日商店街さんの問題について書いている時に思ったんですが、

昔はアパレルのショップは客単価も粗利益率も高く固定客を作りやすいので、

異業種の方に「儲かりやすくていいわね」とうらやましがられる業種だったように思いますが、

最近は、カテゴリーキラーや郊外型ショッピングセンターさんに入っているロープライスSPAのMDの制度が非常に上がって来たことと、

若年層の人口が減少し、

世の中の全ての方がそうだという訳ではないですが、生活が苦しいと思う方の比率が増えてきていますので、

仕入れ商品100%の個人専門店さんのビジネスは非常に難しくなっております。

先日もある方が、「昔はパパママストアが一番つぶれにくいと言われていたのに、最近はそうではなくなっている」とおっしゃっていましたが、全くその通りですね。

さらには、残念なことに、アパレルや、クリエーターの企画力が低下し、個店ならではの味が出しにくくなってしまっている。

飲食店ならば、板前さん、シェフの腕一本で、ラーメンならラーメン、フランス料理ならフランス料理でも、「うちの店ならではの味」を創造しそれをウリにしていけばいいのですが、

それが出来ないのがアパレル、ファッションのショップの難しいところです・・・

という部分を、変えていくべきではないか、ということを、実は今日は書きたかったんですが、

アパレル、ファッションのショップのオーナー、店長、ショップスタッフさん自らが、

飲食店さんのシェフと同じような気持ちを持って、

空間演出、webプロモーション、商品、接客、サービスの全てを

クリエイトしていくことが大切なのではないかと思います。

具体的には、香りやBGMでの演出にこだわる、

ワッペンやバッジ、ボタン、レース、リボンなどでの商品のデコ(装飾)や、リフォームの提案、

フラワーアレンジ、アロマなどのミニスクールの開催、

商品やコーディネートを紹介した手作りの小冊子作成、

ラッピングサービス、

昼間の客数が少ない時間帯にお買い上げ下さった方にお茶をお出しするサービス、

サプライズのプレゼント企画、などなど・・・。

「すごいな〜ここまでこだわっているんだ〜」と、お客様にほめて頂けるくらいまで、いろいろ楽しい事を考えてやっていってはいかがでしょうか。

それと、ネット通販もあるし、時間をかけずに急いで買うには便利な大型店や駅ビルさんなどが沢山ある時代に、

わざわざそうではない個店に来て頂くためには、

ショップがモノを売るだけでなくコミュニケーションの場であることが必要だと思います。

それが、オーナー、店長、ショップスタッフさんと個々のお客様とのコミュニケ−ションだけでなく、お客様同士の出会いとコミュニケーションも創出する、

「コミュニティ」に育っていくことが1つの理想型ではないかと思います。

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