2011年回顧ーキーワードは「希望」「社会貢献」「絆」でしたね
昨日12月7日(水)付けの日経MJさんの一面には、
恒例の「2011年ヒット商品番付」が掲載されておりました。
ファッション業界に関係のあるヒット商品としては、
西関脇の「有楽町(ルミネ、阪急メンズ・トーキョー)」
西小結の「九州新幹線&JR博多シティ」
その他は、ランクがずっと下の方に下がって
東前頭十三枚目(日経MJさんの番付表では下から2番目)の「ポンチョ」
西前頭十三枚目の「英国調ファッション」
・・・合計4件、が上がっておりました。
JRさんの駅ビル開発関連、実店舗系の大型店舗のオープン及びリニューアルの話題が相次いだ年だったということですが、
大阪駅の案件が含まれていないのは、駅ビルのルクアさんと、JR大阪三越伊勢丹さんが明暗を分けており、現時点の状況を見る限りでは成功とは言い難いという風に日経さんも思われたからだろうという気がいたします。
個人的には、東日本大震災という未曾有の災害が発生した今年は、
自分も含めた消費者の価値観が大きく変わった一年だったなと思っております。
東前頭筆頭に挙げられている「東北応援」、
自分が知っているファッション業界の多くの方々が、
様々な形で、被災地の復興のため尽力しておられます。
昨日も、ある社長さんが(昨日のブログに登場している社長さんとはまた別の方ですが、この方も業界では著名な方です)、
「これから10年、復興に力を入れて行きたい」との趣旨のメールを下さったのを見て、
心が震えるほど大感激致しました。
この社長さんは、頭の中で考えておられるだけでなく、実際に次々と行動を起こしておられます。
「社会貢献」への意識が、一気に高まり、裾野が広がったのが、2011年という年だったように思います。
そして、
震災をきっかけに、家族や恋人など、身近な人々とのコミュニケーションのあり方を見直したり、
番付の東横綱の「アップル」社さんの商品であるiPhone4SやiPad2などや、
東大関の「アンドロイド端末」を使って、
東関脇の「フェイスブック」で仲間達とつながり、
一緒になって「社会貢献」を行う、
そういう、リアルや、ネットの中での「絆」の大切さも、再認識されたのではないかと思います。
濃い縁、過去の時代ならば出会えなかったであろう人同士がネットを通じて出会える“ネット縁”、様々な縁があるときは深まり、またある時は自然に離れ、次々と新しいプロジェクトが短期で立ち上がり成功していく、特定の人だけがリーダーになるのではなく、主役、脇役、観客が局面局面によって入れ替わる・・・そういう様子を、今年は沢山見ることが出来ました。
世界経済が厳しい局面にある中にあって、
原発問題という困難を抱えながらも、
日本の震災からの回復は思った以上に早く、
皆が知恵を出し合いそれぞれのフィールドで汗を流せば、前に進んで行ける、
そういう「希望」を持てるようになってきたのも、幸いなことではないかという気がいたします。
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