デジハリさんセミナー「ファッション×ライブメディアブランディング」
今日は、(有)オープンクローズ取締役の
幸田康利さんが誘って下さった
デジタルハリウッドさんのセミナー
「ファッション×ライブメディアブランディング」に参加して参りました。
講師は、『Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO(メルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京)』で、
公式ブランドショーのYouTubeLIVE配信サポート及びソーシャルメディアサポート等を行っておられる、
デジタルハリウッド大学大学院4期生の平田元吉氏(合資会社モード・ファクトリー・ドット・コム 代表)です。
今日はとにかく、テクニック的なこと以前に、
UStreamに出会って、ライブメディアマーケットの可能性に気づいてから、
「これはイケル!」「これは面白い」「とにかく、これをファッション業界の中に広げたい」という思いで、
スピーディーに動き、自ら市場を作り上げて行かれた平田社長の情熱と行動力に
ものすごく感心いたしました。
次に、この1年の間に、海外でのファッションショーのライブ配信が当たり前のことになり、
なおかつ、画質が非常に良くなったということも、
事例のご紹介を見て、改めて確認することが出来ました。
ファッションやビューティーなどは共感が重要なカテゴリーで、
ライブメディアとソーシャルメディアをうまく連動させることがブランドのファンを増やすことにつながるということにも、全く共感です。
ライブメディアは、文字通り「生」というところが、生命線ですので。
視聴者数が多い方がよい、というのは当然ありますが、
それだけでなく、ツイッターやfacebookへの書き込みの内容や、投稿してくれた方々がどういう方々なのか、顧客属性の分析を行ったり、
B2Bのショーはリアルタイムでのネット通販は難しいので、
母艦となるブランドのホームページもしくはfacebookページへの誘導を行い、
ファンには商品の先行予約や次回ショーのチケットが抽選で当たるなどの特典を与えていったりするのも良いかもと思いました。
それと、収益を得る方法としては、小額課金のモデルだけでなくて、異業種のスポンサーのCMを配信前に流すという広告モデルもあるのではないかと思いました(YouTubeの場合は通常のYouTube広告を差し替えてもらう必要があろうかと思いますが)。
ラグジュアリーブランドのような大ブランドがライブメディアを活用すると効果が上がるというのはもちろんですが、
ニッチなブランドとニッチなファンをつなぐ役割が大きいとおっしゃっておられたことにも全く同感ですし、
一番最後に、
ライブメディアはオウンドメディアだということ、
すなわち、
「ホームページのCMS(コンテンツマネジメントシステム)が、昔は更新を外部に委託していたのを社内で行えるように変えたのと同様に、
ライブメディアについてゼロとイチの間のところを自分が構築してあげて、
後はファッション系の企業が社内で制作、発信できるような仕組みを作っていきたい」とおっしゃっておられたことに対しても、
「いいね!」と声を大にして申し上げたいです。
平田社長は、『Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO(メルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京)』について、
「100万円ほど自分の持ち出しでライブ中継をやっている」という風におっしゃっておられましたが、
業界の皆様、今やネットはブランディングのキモですから、
もっともっとお金を出してこういう素晴らしい方々と共に伸びていきましょう!
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