ワールドの「クリニーク」取扱いは、「クリニーク」側にメリット多し
さっき、ネットサーフィンしていて、
年末のバタバタしている時期だったので書こうと思いながらすっかり忘れてしまっていたニュースのことを思い出しました。
大手アパレルのワールドさんが、外資系化粧品ブランド「クリニーク」を、
2012年春から、ショッピングセンターや駅ビルに出店しているファッションライフスタイルストアで取扱い始めるというニュースです。
ワールドさんのコーポレートサイトに、ニュースリリースが掲載されておりますので、ご覧下さい↓↓↓
◆プレステージ化粧品ブランド「クリニーク」の取り扱いを開始ーワールド ニュースリリース ブランドニュース
何故、このニュースが私の心に刺さったかというと、
1号店が、私の故郷である岡山県の
「イオンモール倉敷」の中にある「オペークドットクリップ」になっていたからです。
展開開始日は1月27日(金)になっておりますので、お近くの方は行かれるとすでに売り場で商品を買うことが出来るようになっているはずです。
岡山では、地元百貨店の天満屋さんが、
「クリニーク」の商品力に早くから注目され、
非常に熱心に拡販してこられたという歴史があって、
固定客も沢山持っておられるエリアであるだけに、
「クリニーク」が郊外型ショッピングセンター(SC)の中にオープンしたというニュースを見て、
万感の思いが込み上げました。
しかし、現実の問題として、
現在岡山県内で最も集客力が高く、かつては百貨店のお客様だった高額所得者もしっかり取り込み、
なおかつ、年齢が下がれば下がる程、「行きたい大型店=イオンモール」になっている現実を考えると、
「クリニーク」さん側から見ると、
販売チャネルを広げたい、という思いは強かったはずです。
でも、百貨店さんへの義理もある・・・。
そういう現状を鑑みたとき、
どちらが先にオファーされたのかわかりませんが、
ワールドさん経由で販路を広げるということが、
「クリニーク」さんにとっては、ワンクッション置きながら今の時代に合った好立地に進出できるという、
極めてメリットの大きい取引になると思えたのではないでしょうか。
ワールドさん側も、現在ヘルスアンドビューティー分野の拡大に注力したいという方針であるということが報道されておりますし、
「クリニーク」の売り上げがオンされるメリットもあると思いますが、
しばりの強い化粧品業界に身を置く「クリニーク」さんの感じておられるメリットの方が
より大きいんじゃないかなという風に私は思っております。
それにしても、今春は三越伊勢丹さんによるラグジュアリーコスメ編集ショップの1号店がルミネ新宿店さんにもオープンいたしますし、
化粧品の流通がいよいよ大きく変わる年になりそうですね。
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