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2012年4月10日 (火)

2012年3月北京レポートその1ー西単のメーターズボンウェイとミーアンドシティは必見

上海に続いて、

3月末の北京レポートを、写真と合わせて大急ぎでアップしていこうと思います(ちょっと、描写が雑駁になってしまっておりますが、ご容赦下さい)。

北京の中で、必ずチェックしておいた方がよい市場は、ヤングの多い西単というエリアです。

日本の方は日系企業さんも含め人気ブランドがそろい踏みしている西単大悦城に直行、というパターンが多いのではないかと思いますが、

そのついでに、大悦城と同じ並びの数軒北側にある、北京西単国際大廈というビルにも足を運んでみてください。

このビルの地下1Fから4Fに、メーターズボンウェイ(metes/bonwe、美特斯・邦威)、ME&CITY(ミーアンドシティ)という、いずれもメーターズボンウェイ系(同じ会社)のSPAブランドが並んで入っています。

先日、上海の南京東路のメーターズボンウェイの路面店についてご紹介しましたが、

そのお店はメーターズボンウェイだけで1Fから3Fのみの構成になっており、

西単のこの売り場の方が、2ブランド構成だからということもありますが、かなり広いです。

北京の他の場所でもメーターズボンウェイやME&CITYのショップを幾つか見ましたが、恐らくこの西単のお店が、北京、もっというと中国全土のフラッグシップショップになっているのだろうと思います。

メーターズボンウェイについては、北京のこのお店にも上海同様「タグライン」というOLやビジネスマン向けのアーバンテイストのラインが含まれていますが、

ベースになるのは中国人の好みを意識したヤング向けのカジュアルウェアです。

これに対し、ME&CITYの方は、まさにZARAやH&M(この2つのうち、さらに細かく言うとどちらかというとZARA寄りですね)をベンチマークした、トレンディでインターナショナルな感覚のSPAになっています。

実は、今回上海と北京を見ていて、ショッピングセンターの中に、同様のグローバルSPAのコピーと思しきブランドを幾つか見かけました。

そういうブランドが、増えているなと思ったんですが、

店舗面積、商品のSKU数でZARAやH&Mにひけを取らず、

さらには 商品の中に、そのままのZARAやH&Mのコピーではなくて、オリジナル性が強く、魅力的なものが数多く含まれているということになると、

現状ではME&CITYとC&Aが双璧なのではないかと感じました。

ME&CITYは雑貨もかなり充実していて、アクセサリー類も安可愛いいいものがいろいろあったんですが、

中国のクリエーターを起用して立ち上げているらしいバッグとスニーカーのブランド「CH'IN」も目を惹きました。

といいながらも、2ブランドがエスカレーターを挟んで左右に並んだこのお店では、

正直現状では、メーターズボンウェイの人気の方が高いです。圧勝、という感じでした。

売り場は、メーターズボンウェイの方がB1セール会場(このフロアだけ全てメーターズボンウェイ)、1Fアーバンウーマン、2Fカジュアルウーマン、3Fアーバンマン、4Fカジュアルマンで、ME&CITY側は1Fレディス、2Fレディスカジュアル、3Fメンズ、4Fセール会場になっていましたが、

どのフロアも、メーターズボンウェイ側の方が来店客数が多く、お客様の動きを見ていると、始めからME&CITY側には行こうとしない方がかなり多かったです。

但し、このお店の客層は、上海のメーターズボンウェイと比べてかなり若く(10代後半から20代前半中心)、将来は通勤着のようなファッションを求めるようになる可能性は高いなとも感じましたが。

午後4時頃の時間帯でしたが、メーターズボンウエイ側の1Fのフィッティングルーム前には21名の列、2Fのレジ前にも21名の列・・・ほんと、皆さん辛抱強くよく並ぶな、という風に思いました。

商品的にも、約2週間前の上海で見たものとはかなり異なり、すっかり春物中心の売り場に変わっており、

メンズに関しては上海で見た印象とあまり変わりませんでしたが(中国人好みの色出しとスリムフィットの打ち出し)、

レディスのカジュアルのコーナーが、春物は、ナチュカワ(日系企業のテイストとバッティングするゾーンですね)、モード×ストリート、カラフル・カラーの3つのくくりで構成されているようで、タイプの異なる客層(というか、1人のお客様の中にある多様な好み)を上手く取り込めるようになっており、

冬物の残り物を見た時以上に、インパクト大でした。

メーターズボンウェイがユニクロさんと決定的に異なるは、

「若いMD」になっているところです。その点が、H&Mやフォーエバー21とたぶん同じで、

「若いMDにつられておばさんも買う」のであって始めから年代の高いところは追わない。

それが、最近の日系企業さんの中には、若年層が少ない日本市場に合わせているうちに崩れてしまっているケースが多々あるように思いますので、

「誰がお客様なのか」「そのお客様に、どんな買い方をして頂きたいのか」・・・世代間格差、地域間格差、貧富の差が大きい中国では、そこをはっきりさせて商品やサービスを組み立てることが必要なのではないかと、メーターズボンウェイを見ていると改めて感じさせられました。

(写真の2枚目は、メーターズボンウェイの向かいのビル。ギャラリー・ラファイエットがcoming soonになっていました)。

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