2012年3月北京レポートその2ー北京一の人気商業施設・西単大悦城
3月24日(土)、続いて、西単大悦城へ。
昨年も記したと思いますが、たぶん西単大悦城が、今、北京では一番、ヤングに人気の高い商業施設なのではないかと思います。富裕層向けの施設は他にもいろいろありますが、客層の若さ、ファッション感度の高さでは、今回見た中でもやはりこのショッピングセンター(SC)さんがピカイチだと思いました。
ここには、「H&M」「ZARA」「GAP」のようなグローバルSPA、「ユニクロ」「無印良品」「サマンサタバサ」「オリーブデオリーブ」「ピーチジョン」「アリアーレ」(靴)などの日系有力ブランド、「WHO. A.U」「E・LAND」「ティーニーウィーニー」のような韓国の有力ブランド、「IZZUE」や「バウハウス」のような香港系ブランド、そして、「ZUCZUG」「JBNY」「2%」などの中国の有力ブランドがズラリと揃っています。
上海と同じく、ここでも入店客数及びレジ前の行列の様子を見ると「H&M」が一番人気、続いて「ZARA」、となっていますが、
このSCでは「無印良品」さんがかなり頑張っているなという感じがします。これまで何度か見ていますが、学生さんが多いためか、いつも上海の有力店舗よりはよく売れている感じです。特に文房具が人気がありますね。
「ユニクロ」さんは3Fにございますが、「H&M」や「ZARA」ほどではないですがやはり好調で、午後4時半頃の時間帯でレジ前の行列が15名。そして、何より好調を裏付けるのが、中国の売り上げのよいお店では同社が必ず敷いている「レジ2名体制」に西単大悦城店もなっていました。
今回西単大悦城を見て、一番すごいなと思ったのは、「マウジー」の好調振りです。
店内のお客様の数も多く、実際に目の前でどんどん売れていっておりましたのでそのこと自体もすごいんですが、
「マウジー」のお客様のファッション感度が、他のショップさんとは相当に異なり、極めて高い、というか、もっと正確な言い方をすると、例えば「H&M」にも当然感度の高い方々は一杯いらっしゃいますが、普通っぽい方もいる・・・大概のお店はそうなっているのに、「マウジー」には100%ファッション感度の高いお客様しかいない! そのことに驚嘆しました。
皆さん、スタイリングのセンスが抜群だったんですが、
「マウジー」だけがこのSC内でそういうお客様だけを集めうる状態になっている最大の理由は、たぶん、このブランドさんが中国でも中国向けのワンサイズ大きいサイズは作らず、日本と同じサイズ展開でスタイルのよい人しか着られない状況を作って、お客様を選んでいるからだと思います。
あと2店舗、面白いなと思ったショップがあって、
1店舗は、後述するラッフルズシティ北京にもあったんですが、
病ダレの中に「風」という文字を書いて(本当はこれは中国語の繁体字で、中華人民共和国では異なる字になっているんですが)「フォン」と読む文字+「果」で、「狂った果実」という意味の店名の
バラエティショップ(4F)です。
このお店では、ぬいぐるみやキャラクターグッズ、バッグ、小物や帽子などの服飾雑貨が品揃えされていて、
本当に見ていて楽しく、会話がはずむような商品が揃っていました。高校生くらいの子がこのお店には集まっていました。
つのが生えた赤の帽子が可愛かったので、「このままかぶって展示会に行こうか。買いたい」と思って何度も試着したんですが、店内にあるサイズが全部私には小さかったので残念だったのですが・・・。
もう1店舗は、「海賊船」(4F)という店名のアクセサリーショップで、
グリーンの額縁状の什器による演出のうまさと、
置いてあるネックレスやリング、バングルなどが、店名に合った雰囲気のデザイン、テイストで、
コンセプトが非常にはっきりしていて面白いなと思いました。
価格帯は日本円で4,000円〜5,000円。ショップスタッフの方のお話によると、「店舗は現在北京に4店舗ある」とのことでした。
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