2012年3月北京レポートその3ー観光地に出店して地方客への知名度アップを図るという考え方=前門
3月25日(日)。過去2回の北京訪問時に行ったことのない場所にも行ってみようと思って、
チェンメン(前門)という場所に向かいました。
前門は、文字通り、故宮と、その南に建つ天安門の、更に前(南側の前)に存在する門です。
この門からまっすぐ南に伸びた通りは、「前門大街」という名前のストリートで、
古い建物の外観をそのまま残し、その中に観光客向けの土産物店や飲食店などが出店して軒を並べておりました。
こういう街作りが、政府の規制により進められたのか、それとも商業者達の自発的な行動なのかわかりませんが、
歴史を感じさせる街並みで、いいなと思いました。
このストリートに、「メーターズボンウェイ」「ユニクロ」「ZARA」「セフォラ」「semir(森馬)」「セレクテッド(オンリー、ジャックジョーンズ、ヴェロモーダの複合業態)」など、ファッションやコスメの有力な店舗も、かなり沢山出店しております。
観光地とはいえ、非常に来街者数の多い場所なので、地方から北京にやってきた方々への知名度アップを狙うには、好立地だと思います。
但し、この場所は完全な観光地なので、正直なところ、始めからファッション商品を買おう、という目的を持ったお客様が集まる場所ではありません。
そして、どこの観光地でも顕著な現象だと思いますが、
公共交通機関の乗り場がある場所や、観光バスの停車場に近い場所には人が多く、
そこから遠ざかるほど人は少ない、という法則が、ここでも見事なまでに貫かれていまして、
前述したショップ名は、前門から近い順に記したのですが、その順にお客様が多い、
さらには、どのお店についても、2F以上に上がるお客様は極めて少ない(そこまで見る前に次を見にいく、というのが、時間が限られている観光客の行動パターンですよね)という様子が見受けられました。
「メーターズボンウェイ」は、前門店は100%アウトレットのショップにしており、「semir(森馬)」も2Fは完全にアウトレットにしていましたが、
これは、このエリアの実情を十二分に理解した非常によいやり方なのではないかと私は思いました。
あと1店舗、目を惹いたのは、「都一処」の前の人だかりの多さ!シュウマイで有名なお店だと日本のガイドブックには掲載されていますが、中国の地方在住の方々にも有名なようです。
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