2012年3月北京レポートその4ー北京の超高級百貨店・新光天地
(2012年3月25日日曜日)
続いて、地下鉄に飛び乗り、大望路駅へ。お目当ては、新光天地という、
厳密にいうと、ラグジュアリーブランドを集積したショッピングセンター(SC)と百貨店が隣接・結合した、日本では見られないタイプの富裕層向け商業施設です。
「日本では見られない」と書きましたが、よく考えると、上海にもこういうタイプのSCは存在しないんですよね。上海で最高級ゾーンの百貨店というと、上海久光と梅龍鎮伊勢丹になりますが、
例えば上海久光と、プラザ66が合体している、という感じのSCさんですので。
そして、正直、上海の久光さんや伊勢丹さんには、日系のブランドさんが非常に多く入っているので、日本人にとっては非常に入店しやすい、親しみ易い雰囲気があり、これらの百貨店さんが富裕層向けのお店であることをついつい忘れそうになる時もあるんですが、
新光天地に入っている日系ブランドはそんなに多くなく、
店内を歩いているお客様の服装、そして来街者数(わりとすいている雰囲気がありますので)を見ても、
「固定客比率の高い、敷居の高いお店だな」ということをまざまざと感じます。
百貨店ゾーンが高級である一番の証明として、
婦人靴売り場の面積が非常に広く、
なおかつ、その中でも、高感度高価格帯(4,000〜5,000元以上)の靴ブランドに割かれている面積が、
非常に広かったことを挙げたいと思います。
「ジュゼッペザノッティデザイン」は、日本でもお値段が高いことで有名ですが、
14,000元(日本円換算で182,000円)のハイヒールが売られていました。
そして、2Fのランジェリー・ファウンデーションの売り場の充実振りにも、感嘆致しました。
(見ていると、接客も丁寧でした)。
先に上海で、浦東のヤオハンで下着のバーゲンに群がるミセスの大群を見たときにも感じたんですが、
下着に気を使うようになる、というのは、ファッションが成熟して来た証拠だと思いますので、アウターに関してもこれから益々多様化、個性化が進んでいくのではないかという気が致します。
4Fのメンズ売り場の奥には、「服飾修改室」、すなわち、お直しのカウンターがあって、
例えばジーンズの裾上げですと30分で40〜50元(420〜650円)程度の価格でやってもらえます。
ご担当者の方に、「こちらで購入した商品以外の物でも、直して頂けるのですか?」と聞いたところ、
「大丈夫ですよ」という、力強い返答が返ってきました。さすがは、高級百貨店さんです!
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