2012年3月北京レポートその7ー三里屯ビレッジ南街2
3月25日(日)、三里屯ビレッジ(Village)南街のショップレポートの続きです。
香港の有力カジュアルセレクトショップの1つ、「バウハウス」です。
香港、中国では多店舗展開しているジーンズカジュアルのブランド「Tough JeanSmith」を展開しておられる企業さんとしても有名で、
今年3月の北京CHIC(中国最大級のファッションアパレルの見本市)では、「ホープライズ(Hoperise)」という新しいブランドを発表して話題になっていました。
但し、このお店に関しては、あまり好調とは言えない様子でした。まだ秋冬物の残りを300元から800元引きで売っている状態でした。
「オーチェリー」。エルメスがこのブランドを展開している企業さんに投資したことは私のブログでもご紹介しましたが、
そのせいだと思うんですが、上海でも北京でも、昨年もそこそこいいロケーションに沢山お店があったんですが、
ますますよいロケーションのお店が増えたように思いました。
元々ショップの内装にも商品にも拘りがあるブランドさんですが、ますますそれに磨きがかかっていました。
イエローのジャケットの素敵なのがあったので、買おうかどうしようか迷って、試着させて頂いたりいたしました(結局買わなかったんですが)。
三里屯のお店は、ショップスタッフが6名。VIPクラブの会員のみ1割引を実施しておられました。世界観が明確で絞り込んだテイストを提案するタイプの富裕層向けブランドは、固定客作りをしっかり行うのが中国では常道のようであります。
「アップルストア」。昨年もそうでしたが、三里屯一の人気ショップはやはりこのお店。
昨年は見なかったんですが、今年はお店の前に「iPhone4S」を売り込むブローカーが何人もいました。
香港系のセレクトショップI.Tのオリジナルブランド「イズエ(IZZUE)」。
このブランドさんのファンは、日本の裏原系の匂いを彷彿とさせるストリートカジュアルが好きな人達で、
「H&M」や「ZARA」のようにバカ売れはしませんが、しっかりしたファンの塊をつかみ、売り上げもそこそこ上げておられるように思います。
今までそんな風に思ったことが一度もなかったんですが、
この春は早い時期に店頭を見たせいか自分が着用したくなるような商品が2点もあったんですが、
3月上旬に上海で見ていた白のニットのストール(結構複雑な編み地で面白かったんです)が、
北京に来てみると全くなし。
さらに、北京で一番最初に行った西単大悦城内の「イズエ」に、
ライトオンスの薄色デニムのワンピースで、アシメトリーなデザインになっていてシルエットがとても面白いのが1点だけあって、
後で他の場所の「イズエ」で買おうと思っていたら、
ショップスタッフさんに聞いてみても、他のどのお店でも売れてしまっているようでなし、という状態でした。
両方とも、売れ筋だったんでしょうね。すごく残念ですが。
ショップの2Fでは、「NHIZ」(ネイバーフッド&イズエ)というネーミングで、日本の人気ブランド「ネイバーフッド」とのコラボ企画の商品を置いておられました。
同じくI.Tが展開するブランド「チョコレート」。
キャラクターを前面に立てたブランドの雰囲気は、「アベイジングエイプ」を想起させる感じです。
例えば、長袖シャツ369元、コットンのパンツ599元、といった価格になっています。
「カルバンクラインジーンズ」。
お客様は全く店内に入っていません。こちらのジーンズは、例えば1,690元、といったお値段なので、完全にお客様を限定してしまう商品だからだと思います。
上海の新天地スタイルの中に入っているセレクトショップ「セブンデイズ」が、今年新しく北京の三里屯にも出店していました。
「セブンデイズ」さんは、人気ブランドさんなら何でもござれ、といったタイプのセレクトショップではなく、意思を持って品揃えを絞り込んでいる、世界観が明確なタイプのお店です(ナチュラルでクリーン、カッティングが綺麗な服が多いです)。
昨年の春、上海で聞いたときは7店舗だったのが、現在は中国全体で20店舗に増えているとか。
日本のジーンズブランド「ベティスミス」の商品も置いてありました。こういう個性的なショップには、頑張って欲しいなと思います。
「JBNY」と「速写」。この2ブランドは、同じ企業さんが展開しているらしく、隣接するロケーションに出店していることがしばしばございます。
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