2012年3月上海レポートその9ー同一エリア内での競争が激しい徐家匯
3月9日(金)の夜です。
午後行動を共にしていた方々と別れ、1人でタクシーに乗り徐家匯に向かいました(午後6時過ぎの時間帯、若干道路は渋滞しておりました。上海の渋滞は、北京の渋滞よりはましなようですが)。
このエリアには、有力な商業施設が林立しており、各商業施設さんの間でMDの棲み分けも以前からそれなりに行われてはいるものの、何度見ても「やはり競争は厳しいな」という感じがいたします。
自分がお客様の立場になってみるとわかるんですが、横断歩道を渡ったり歩道橋を渡って商業施設間を移動するのはかなり大変ですし、
3軒くらい大型店を見ると、時間もかかるしやはり疲れますので。
今回、「おやっ」と思ったのは、ラグジュアリーブランドをずらりと揃えた大型ショッピングセンター(SC)の港匯広場の来店客数が、過去何度か見て来た中では一番少なめであるように感じられたことです。
後で太平洋百貨と上海六百という百貨店に行ってみて思ったんですが、これらのお店は、婦女節(婦人の日)向けの割引を行っておりまして、
お客様の入りは良かったので、
「安い方がいいわ」という方々は、始めから百貨店さんでお買い物なさっておられたのかも、という風に感じました。
港匯広場の3Fには、「コレクトポイント」さんが入っておられました。
「ユニクロ」さんは4Fで、前述した通り4Fは3F以下にくらべて不利なロケーションだと思うんですが、
お客様の入りはよく、売れていました。
レジ前には8人の列、ただしこのお店のレジは、1人体制でした。
港匯広場のテナントさんでは、3Fにあったのですが、120元で子供達にアートのワークショップを行っているお店があって、10数人の子供達が一心不乱に粘土遊びをしていたのが印象的で、「面白いな」と思いました。
百貨店はこのエリアに4店舗あって、以前の印象では太平洋百貨さんが一番活気があってヤング向けで、その次が上海六百さんという風に感じておりましたので、今回はこの2店舗だけを見ました。
太平洋百貨さんは相変わらず日系のアパレルブランドさんが多いですね。2Fに「ローズブリット」「タペナード」「オリーブデオリーブ」「イオリ」(厳密に言うと今の「イオリ」さんは杉杉集団さんの傘下に入ってしまったようですが)、3Fに「ミッシェルクラン」「ファージュ」「ラブドローズ」などがございました。
上海六百さんの方は、中国系ブランドさんが多くより中国ドメスティックな雰囲気のヤング向けの商品がずらりと並んでおります。価格も太平洋百貨さんよりちょっと買いやすい感じですね。
最後に歩道橋を渡って上海メトロシティ(Shanghai Metro City、上海美羅城)に行きました。
こちらの地下が出来たばかりの時は、上海では非常に斬新なテナントリーシングで、上海っ子達にかなりのインパクトを与えたと聞いていますが、
今はすっかり定着した感があります。そして、やはりお客様の数はものすごく多いです。
この日は、資生堂さんが日系ドラッグストアの「セガミ」さんと組んでキャンペーンを行っておられました。
それと、最初「フランフラン」さんがちょっと中国になじんでいないかも、という風に思っていたんですが、コンスタントに売れる感じに変わっていました。ちょうど3月9日に上海のTV(生活時尚)でも「フランフラン」さんが取り上げられていたようでした(店内にオンエアを知らせるPOPが出ていました)。
(写真は1枚目、2枚目が港匯広場、3枚目が上海メトロシティ、4枚目は上海六百、5枚目、6枚目が太平洋百貨、7枚目が上海六百、8枚目が上海メトロシティです。道路を隔てた反対側から写した写真があったりするので、順番がバラバラになっております)。
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