2012年3月北京レポートその8ー三里屯ビレッジ北街1
3月25日(日)夜、午後8時前になってくるとさすがにお客様も引けてきますし、
ラグジュアリーブランドが立ち並ぶ三里屯ビレッジ(Village)北街では、
どのお店にも2人3人とか、場合によっては1人も入店客がいない状態になっておりましたが、
外観のお写真でこのエリアの雰囲気だけでも伝われば幸いです。
「I.Tベイジンマーケット・コムデギャルソン(I.T. Beijing Markert Comme des Garcons)」。後でもう1枚、もう少し近い位置から写した画像が出て参ります。
「ディーゼル」。「ディーゼル」さんは、日本ではものすごく人気が高いですが、私見ですが本国のブランディングのパワープラス、日本の輸入窓口になっておられる企業さんのご努力の賜物ではないかという気がします。
中国では海外のジーンズカジュアルブランドがファッションの中では先行して早い時期から続々と上陸してきたため、競争が非常に激しく、この国での「ディーゼル」さんの人気は日本ほどではありません。
「ロンシャン」。
「ジューシークチュール」。このエリアは天井高が高い建物が多いので、「ジューシークチュール」さんのウィンドウディスプレイのように、マネキンを高い位置に置いたりして遠くからでも目立つ、ウィンドウ全体の大きさを生かしたディスプレイが行われています。
「アニエスベー」。
「Opening Soon」と表示されていたのは「ホーガン」。
「I.Tベイジンマーケット・コムデギャルソン」。去年も書きましたが、香港系セレクトショップI.Tとコムデギャルソンの共同出店で、
ギャルソン系のブランドと、「セリーヌ」「アンダーカバー」「イブ・サンローラン」「カシラ(帽子)」「クリスチャン・ディオール」などのセレクトがミックスした品揃えです。
地下は、I.Tの傘下ブランドの「アベイジングエイプ」のオンリーショップになっています。
去年見た大きな象のスカルプチャー(彫刻)が見当たらないなと思って、「象はどこへ行ったのですか?」と聞いたら、「2階にいますよ」とのこと。
この建物、実は北側と南側では段差があって、北側から入ると、2階が1階に見える、という構造。「そのことは忘れていたなぁ」と思いました。
「エンポリオ・アルマーニ」。中国に行くと、アルマーニ系のショップのストアデザイン、ディスプレイの上手さに感心させられます。
先程、天井高の高い建物では高さを生かした見せ方が適切であると書きましたが、
もう1つ、広告写真を用いたビジュアルをうまく活用する方法があります。こちらの「エンポリオ・アルマーニ」さんのケースは、そのよい見本ですね。
さらに中国では、日本以上に昼間だけでなく夜間に店舗をどう見せるか、ということを意識しておく必要があるように感じておりますが、アルマーニ系のショップはそれも非常に上手いです。
ショップが奥まったところにあって見えにくいのですが、日本の「45rpm.」さん。香港のハーバーシティのショップがありますが、こちらのお店のスタッフの方に伺ったところ、中国本土ではまだこのお店1店舗しかないとのことでした。
「メゾンマルタンマルジェラ」。このブランドさんらしい、非常にコンセプチュアルな建物、見せ方になっており、このエリアでは必見です。
ショップスタッフの方に、「何故このブランドで働こうと思ったんですか」と聞いたところ、
「大学を出て、最初他のブランドで働いていたのですが、『マルジェラ』は明確な意志のあるブランドだから」という回答が返ってきました。
(「でも最近の『マルジェラ』は、『マルジェラ』の抜け殻のような作品が多いと思われませんか」と言うのは、初対面の若い人に対して意地悪すぎる質問のように思ったのでやめておきました)。
« 2012年3月北京レポートその7ー三里屯ビレッジ南街2 | トップページ | 帰省中です »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント