将来的には海外観光客集客が目的かーダイバーシティ東京
さて、なかなかブログが書き進めず申し訳なかったのですが、
ゴールデンウィーク以降に見て来た商業施設について、
忘れないうちにお写真と一緒に感想をアップしていきたいと思います。
4月29日(日)のみどりの日に、
お台場に4月17日(木)にオープンしたばかりの
ダイバーシティ東京に行って参りました。
何と言っても、この商業施設(SC)の最大の目玉は、
入口前に設置された巨大なガンダム像です。
こちらは、大人にも子供にも、そして、アジアからの観光客にも人気絶大で、
昼間も、そして物販の店舗が閉店した後の午後9時頃の時間になっても、
沢山の皆様がしきりに記念撮影をなさっておられました。
この施設さんについて、初年度の来館者数2,500万人、初年度売上目標300億円を達成した後の
2年目以降がどうなるんだろう?ということを指摘される方がいらっしゃいますが、
元々足元商圏に生活者が沢山存在する立地でもなく、海の上に作られた人工島、という立地を最大限に生かすには、
「アジアからの観光客誘致」、それも、銀座でバンバンお買い物出来るような富裕層ではなく、お財布の中身を見ながらそれでも日本旅行を最大限楽しみたいと思って日本に来られるような中間層をターゲットにした物販及びサービスという方向に自ずとシフトしていかれるのではないかと思っています。
そして、それがうまく行けば、ポテンシャルは十二分にあるのではないでしょうか。
既にその萌芽はあって、
2F(実質的な1F)の、「カルビープラス」「キョロちゃんのおかしなおかしやさん」のような、
大手食品メーカーが開発した土産物業態を見ていると、
衣食住の衣料品分野以外には、日本にはライフスタイル関連の、「ブランド」を有している大企業は数多く存在していて、
こういう会社が海外向けPRを狙って物販の業態を開発すれば、
新しいお店は、まだまだ尽きる事なく生まれて来るだろうと想像できます。
2Fのこういうショップを見ていて、さすがは三井不動産さんのディベロッピングだなと感心いたしました。
ファッション系に関しては、1Fの「オールドネイビー」はまだ本オープン前のキャンペーン中で、
物販を全く行っておられないのが残念でしたが、
日本国内2号店として開店した「アメリカンイーグルアウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)」(3F)の前には長蛇の行列が出来ており、
夕方4時頃には入場制限がかけられていたため、一度は入場を諦めたほどでした。
閉店30分前の午後8時半に再び売り場の前に行ったら、やっとすぐに入店できる状態になっていたため、
喜び勇んで3点も買ってしまいました(笑)。
このブログのお写真に出ている4点の商品が写っているお写真のうち、ベルトを除いた3点、ピンク系チェックの布帛シャツ(レディスのMEDIUMサイズ)が3,990円、半袖Tシャツ(メンズのX-SMALLサイズ)が1,990円、サングラス1,590円を同店で購入したんですが、
3点買っても7,570円で、ブランド物にしてはすごく安いんですよね!
この安さ、それなのにブランド、そして、商品の世界観や味が価格に対して良いということで、
お客様も単に売り場を見るだけでなく、実際にご購入なさっておられる方、館内をこのお店のショッパーを持って歩いておられる方の数が非常に多かったです。
レディスは全体的にサイズが大きめではないかということがちょっと気になりましたが、商品が適時適量のタイミングで追加投入されれば、リピーターがすぐついてくるのではないかと思います。
非常に好調な発進で、今後の推移が楽しみなブランドだと思います。
このダイバーシティ東京さんには、キーテナントとして、
「H&M」(3F)、「フォーエバー21(FOREVER21)」(3Fと4F)、「ZARA」(4F)、「ユニクロ」(5F)という、国内外の有力SPAがそろい踏みしており、
この他、「ベルシュカ」(3F)、「イーブス」(3F)、「ABC-MART」(4F)、「WEGO」(5F)、「ザ・ダイソー」(5F)が広い売り場を確保しています。
他のテナントのラインナップを見ると、準郊外ではなく、完全に郊外型に近いショップが中心になっており、
全体的に買い易い価格帯になっているのが特徴です。
正直、アジアからの中間層のお客様にも喜んで頂ける(特にダイソーさんなら、誰でも安心してお買い物が出来る)ブランドラインナップです。
ダイソーさんは、ちゃんと店内に中国語の表示が行われていて、既に中国の方でもセルフでお買い物が出来る状態になっていました。
来店客は、ファミリー層が中心で、ベビーカーを押しておられる方も多かったです。そして、安さによる安心感も大きいからだと思いますが、ショッパーを下げている方々が非常に多いことに感心いたしました。
帰りにりんかい線で皆様がどちらの方向に帰っていかれるかを見ると、9対1で新木場方面ではなく大井町方面の圧勝だったのが印象的でした。
注目のテナント、クロスカンパニーさんの新業態「セブンデイズサンディ」1号店については、
私はこのお店に関してはまだまだ未完成な状態かと思いましたが、
ららぽーとTOKYO BAY北館1Fのショップは、より完成度が高いとの話もあるようですので、
時間を作ってまた他のショップも見に行ってみようと思います。
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