拝啓、クリスチャン・ディオール様
現場にいた訳ではないので100%自信を持って言い切ることは出来ないんですが
「REALTOKYO」さんのサイト内のコラム
「Out of Tokyo 237:高級ブランドとアート」に
同サイトの発行人兼編集人・小崎哲也氏が書いておられることを読んで、
非常に、残念な気持ちになりました。
お客様のためを思っての、善意の発言を
「ブランドイメージが傷つく」という風に受け止められるのは、
了見が狭いのでは?
万全に準備に準備を重ねたつもりであっても、
新しい試みにはやはり細かなミスやトラブルはつきものだと思います。
それを覚悟の上で、トライアンドエラーを繰り返すことで、
進歩と革新が生まれるのではないでしょうか?
ミスしたこと自体を責めているのではなく、
ミスを覆い隠そうとしておられること、善意で指摘してくれている人を逆恨みしておられるかのような対応に、私は疑問を感じました。
まして現在は、ネットがこれだけ普及している時代ですから、
1人のオピニオンリーダーの発言を封じたとしても
その場に居合わせた多数の「普通の」人々が
それぞれに感じたことをソーシャルメディアなどで発信するのが当たり前になっています。
オーディエンスの投げかけて来たボールをどのように返すか、
その行為自体も、クリエイティブの一貫だと私は思うんですが。
この問題があっても、私の中にある、「クリスチャン・ディオール」さんの過去の歴史と現在のクリエーションの素晴らしさに敬意を表する気持ちに変化はないですし、
せっかくの素晴らしい展示を、プロモーション方法も含めて、途中からでもよりよくしていかれる方向で早く立ち直り、お客様への誠意を示して頂きたいなと思います。
私自身は、えらそうなことが言えるような立派な人間ではないですが、
広告が掲載されているファッション系の媒体さんは
この問題は取り上げられないだろうと思いましたので、敢えて書かせて頂きました。
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