ユニクロが中国に初のDRIVE-IN店舗(郊外型店舗)をオープン
中国のネットニュース
「中国服飾新聞網」をチェックしていて知ったんですが、
ユニクロ(UNIQLO)さんが、
中国では初めての郊外型店舗(DRIVE-IN店舗)を5月26日にオープンしたようです。
そのお店は、上海曹安公路店。ユニクロさんの中国向け公式ホームページに、地図が掲載されておりますので、ご覧下さい↓↓↓
「中国服飾新聞網」の記事文中でも指摘されておりますが、
元々、日本のユニクロさんは初めは郊外での多店舗化で成功しており、
「优衣库位于南京西路上的2300平米旗舰店单店的投资额就达到3000万美元」
(筆者訳:ユニクロの南京西路の2,300平米の旗艦店単店の投資額が3,000万米ドルにも達する)
・・・ことを考えると、
一定の知名度、ブランド力を得た現在、中国でもローコストで出店が可能な郊外にも目を向けるというのは、
正しい戦略だろうと私も思います。
「未来五年优衣库在中国的店铺有望达到500~600家左右,而自驾购店将主要在广州、北京等一线城市铺开,争取5年后而这种大型郊区店预期能占销售总额的20%左右。」
(筆者訳:これからの5年で、ユニクロの中国の店舗は500から600くらいに到達させたいと思っており、そして、DRIVE-IN店はまさに広州、北京などの一線の都市にお店を開いて、5年後にはこれらの大型郊外区店が営業総額の20%前後を占めるのではないかと予想する)
・・・という、注目すべき発言が、
ユニクロさんの中国の子会社である、迅销(中国)商贸有限公司の董事总经理・潘宁氏の方からあったようですね。
◆ファストリ、上海に子会社設立、ユニクロ中国出店を加速ーYAHOO!ニュース
上記のニュースを、きっちり突っ込んで取材しておられるのは、
残念ながら日本のメディアではなく中国のメディアでありました。
「中国服飾新聞網」の記事の末尾は、
「记者在优衣库办公室的走廊上贴着他们2012年目标:胸怀大志、勇往直前。潘宁没有具体解释目标有多大,只透露,上半年销售有望增加90%。看来,自信满满的优衣库早已做好侵占中国市场的准备。」
(筆者訳:記者はユニクロのオフィスの廊下の上に、彼らの2012年の目標が貼ってあるのを見た。『胸怀大志、勇往直前=胸襟を開き大志を抱け。勇気を持って前に進もう』。潘宁氏からは具体的な目標の開示はなくただ非常に大きいという話しかなかったが、推測では、上半期の売り上げは90%増加が有望だろう。見たところでは、自信満々のユニクロは早くから既に中国市場を侵占する準備をし終えたようだ)。
直接面識がないのでこれは単なる私の直感ですが、
ユニクロさんの中国事業の成功に関しては、株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長・柳井正氏のグローバル戦略を
うまく現地に落とし込んでいる現地の幹部の能力と意欲の高さによるところが大きいような気がいたします。
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