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2012年8月30日 (木)

スタートトゥデイ・前澤友作社長のブログ

先週アップされた、

スタートトゥデイ・前澤友作社長のブログの内容が、

ネット上で話題になっています。

ZOZOPEOPLE | 前澤 友作-前澤です。

このブログを最初に読んだとき

私は素直に、「いいね!」と思ったんですが、

いろいろなコメントがネット上に上がっているのを読んで、

企業が大きくなり、利害関係者(お客様、社員、お取引先、株主、競合企業)が増えるということは

非常に大変なことだなというのを改めて感じました。

その大変さを背負いながら、挑戦し続ける経営者の孤独というのは

どれほど大きなものなのでしょうか。

しかし、企業規模が大きくなったからこそ、

お客様、ファンの期待に応えやすくなった、いろいろなことが出来るようになった、ということも

沢山あると思います。

がんばれ、ZOZO!

2012年8月27日 (月)

“東京”と“郊外”の境、横浜

昨日は、

用事があったので、

生まれて初めて横浜から相鉄線に乗って、

保土ヶ谷区の小川町というところまで行ってきました。

横浜自体は、私は蒲田に住んでいるためそんなに遠くない場所ですから、

結構頻繁に買い物やショップリサーチに出かけて行っているので、

自分にとってはなじみのある場所なんですが、

「横浜を通り越して郊外まで行く」という行為が

自分にとっては非常に新鮮でした。

まず、JRや京急線の横浜駅西口から相鉄線の横浜駅をつなぐ場所にある

ショッピングセンター(SC)「相鉄ジョイナス」が、

非常に、イケてます!

同じ横浜にあるファッションビルのルミネさんが、

完全に「東京」的なラインナップ=大手セレクトショップやアパレルの直営店ばかりになっているのに対して、

「相鉄ジョイナス」さんには、そういうお店もあるんですが、

地元の品揃え型の専門店さんがいろいろあって、

個性的で楽しいんですよね。

それと、飲食のゾーンも、非常に充実しております。

「横浜駅周辺は食べる所が少ない」という皆様は、ジョイナスに行かれると美味しいお店を探しやすいので、よろしいかと思います。

そういうジョイナスのショップを、時間を気にしながらちょっと物色した後、

いよいよ待望の相鉄線デビューと相成ったのですが、

駅を電車が発車してすぐに、

車窓から見えてきたのは・・・

住宅展示場に並ぶ新しいモデルハウスの数々でした。

そう、横浜駅は、一般庶民がマンションにしか住めないエリアと、

頑張れば庶民でも一戸建ての家が購入出来るエリアの、

分岐点だったんですよね。

以前訪ねた、たまプラーザも、そういう街なんだろうなと思ったんですが、

横浜はそれよりももっと大きな拠点都市で、

なおかつ、たまプラーザと同じように

“東京”という、日本で唯一の非常に特殊な都心エリアと、

“郊外”の境になっている、面白い場所なんだなぁということが、

非常によくわかりました。

“郊外”のライフスタイルには、

一戸建ての家があって、車があって、庭がある。

だから、都心のマンション住民とは、買うもの、買う場所も変わって来る。

だけど、横浜という大きな拠点都市に出るのもそんなに時間が掛からないし、

東京にだって、特に渋谷駅と東京駅については、45分か50分あれば出て行ける。

この辺に住んでいる方々は、選択肢が、多いんですよね。

とはいうものの、子育て中の30代のママさんなんかと話すとわかるんですが、

「今は全然遠くにはいけない」、という話も・・・。

郊外のライフスタイルを垣間みることが出来て、面白かったです。

2012年8月26日 (日)

スピ系、自己啓発系から、ニュー社会派へ

前々から書こう書こうと思っていて、

ついつい日々のファッション関連のニュースを取り上げているうちに後回しにしてしまっていたことを

今日は書いておこうと思います。

私が勤めている会社はセミナーや勉強会の開催が主たる業務の1つになっていて、

その中にはファッション業界以外の方々も対象にしているものがあるので、

いろいろなお客様がお見えになっているんですが、

うちのビルが開業した2000年以降の“ゼロ年代”の顕著な傾向として、

占い、パワーストーンとか、パワースポット巡りなどをはじめとする

スピ系ことスピリチュアル系のコト、モノにはまっている方々に非常に多くお会いするようになりました。

昔だと、もっと、ストレートな宗教の世界に入っていって、うちの会社のように人が集まる場所では勧誘を始めるような方をちょくちょくお見かけしたように思うんですが、

オウム真理教事件の影響もあるのか、

スピリチュアルなものへの傾倒は、非常にライト感覚、おしゃれな雰囲気に変わっています。

もう一つ、これもゼロ年代というか、ゼロ年代の後半以降に出て来た傾向だと思いますが、

勉強会、セミナー好きの方々の中に、

自己啓発系の主張の強い講師の方々の論説に取り込まれてしまって、

結構な金額の受講料を投じておられるケースもちょくちょく見ます。

後者の事例に関しては、様々なタイプのコンサルティングがあり、「金額が妥当かどうか」の判断には難しい面があるとは思うのですが、

ゼロ年代後半に人気を得た方の方法論が、

若い方の将来への不安=お金のことに触れることで

集客に成功しているところが特徴のように感じていました。

スピ系の方も、実は根っこのところには同じ社会情勢があって、

世の中不景気で将来が不安・・・というところから来ていると思ったんですが、

なんだかんだで、皆さん不安を解消するためになんだかんだ小金を使っているなと思っていたんですよね。

ファッション業界に近しい業界でいうと、アロマキャンドル、自然派コスメ、この辺の消費拡大は、スピの流行に後押しされて伸びた、と見てよいと思います。

(スピ系消費については、有元裕美子著『スピリチュアル市場の研究ーデータで読む急拡大マーケットの真実』に詳しいです)。

実は、スピ系、自己啓発系とも、うちの会社周りでは、ファッション業界の方よりもそれ以外の業界の方の方が圧倒的で、

ファッション業界の皆さんはリアリストが多いなという感じを受けていました。

非常に忙しい業界なので、アヤシいイベントとかセミナーなんかに行っている暇はないし、悩んでいる時間もない・・・という感じなのかもしれませんが、

スピ系とか自己啓発系をいいと思うか悪いと思うかは別として、「そういう人達が増えている」という世の中の流れにうとくなってしまうところもあるかもな、という気がしております。

ところが、3.11、東日本大震災以降、またちょっと流れが変わってきたなと私は思っていまして、

原発問題のような抜き差しならない深刻な問題が起こったせいもあるのか、

ボランティアを行ったり、社会問題の解決について考えたりアクションしたりという

“ニュー社会派”とでも呼べば良いのか、世代を問わず、そういう方々がぐんと増えたように思います。

それと、リーマンショック以降、不景気が続いていましたが、

実は震災の少し前からたぶん景気の動向も反転していて、

現在の景気は必ずしも悪くない(ただ、ここにきて、これから下降するか、という感じも見受けられるのですが)ということもあって、

高額品をはじめとするリアルな商品の消費も回復していたように思います。

ただ、何にせよ、特に20代のヤングの意識の根底にあるのは、

現在だけでなく将来に亘って継続する経済的な厳しさ、なんですよね。

またまた景気が下降すれば、再び、スピ系、自己啓発系的な流れへの揺り戻しが出て来るんじゃないか、そんな風に私は予想しています。

ユニクロさん、外資ファストファッション、そして大手の買いやすい価格帯のリアルクローズのブランドさん達は、こういう時代にマッチしておりますので、

世の中が厳しくなればなるほど、逆にチャンス、という風に内心ではお考えになっておられると思いますが、

アジアの他の国のバブル的な高揚感と相反する日本のこの空気感に対し、

中小企業や個人事業主によるブランドが、どういう立ち位置を取るのか、

戦略以前に、企業としてのフィロソフィー(哲学)が問われる時代なのかもしれません。

2012年8月24日 (金)

メイド服の「キャンディフルーツ」がヨドバシAkiba内にメイドカフェをオープン

さくらがひそかに応援し続けている

メイド服の「キャンディフルーツ」さんから、

昨日、「ヨドバシAkibaの中にメイドカフェを9月1日(土)にオープンします」という

ご案内のメールを頂きました!

小野社長、おめでとうございます (^0^)/

「キャンディフルーツ」を運営している(株)カシスさんは、

私が勤めている会社・国際ファッションセンター(株)内の創業支援施設「KFCクリエイティブスタジオ」の1期生です。

創業当初は、ネット通販オンリーだったのが、

フランチャイズ(FC)も含めて、どんどんリアルの世界に進出し、

取り扱いアイテムを広げ、サービス業、そして飲食業と、

メイド(メード)に関わるあらゆるモノ、コトを追求しておられるのが

本当に素晴らしいですね。

ヨドバシAkibaさん内のメイドカフェ「キャンディフルーツ」は、濃いメイドファンでなくても、誰もが気軽にメイドカルチャーを体験できる場所で、そして、カフェとしてのメニューも充実した中身になっているとのことですので、

皆様ぜひ、気軽にお立ち寄りください。

さくら的には、キャンフルさんは、海の向こうでも完全に通用する強力なブランドだと思っておりまして、

ここまできたら、次はそろそろ海外かもな、と・・・。

同社は日本でのメイドブームの元祖ですから、いろいろな良いお話が持ち込まれるのではないかと思います。

あせらず、いい形で、世界に羽ばたいてほしいと思います。

私自身も、両国とアキバは近いですから、元々ヨドバシAkibaにはまあまあよく行っております。なるべく早くお店に寄りたいんですが、当分は行列が凄いだろうなぁ・・・。お茶するのはあきらめて、まずは写真だけでも撮りにいくべし、ですね。

秋葉原・ヨドバシに初のメードカフェ出店へ-観光客などライト層狙うーアキバ経済新聞

ヨドバシAkiba 公式ホームページ

メイド服通販、販売キャンディフルーツ

2012年8月23日 (木)

ファッションデザイナー・津村耕佑氏、“プチプチ”で出来た服「AIR CELL」を発表

ファッション・ジャーナリストの樋口真一氏のブログ

「ファッションジャーナリスト樋口真一あなたの知らないパリコレクション、パリコレ、東京コレの秘密FASHION LEAKS BY SHINICHI HIGUCHI」は、

私が時々楽しみに拝読しているブログの1つなのですが、

直近のこのエントリーの画像を見て、「面白いなぁ」と思いました↓↓↓

「津村耕佑代官山アートストリートで「プチプチ」で出来たパズルパーツAIR CELLの作品を展示
オープニングレセプションではAIR CELLを着用したモデルも登場」ーFASHION LEAKS

津村氏のブランド「ファイナルホーム(FINAL HOME)」は、東日本大震災が発生した3月11日の夜には、私自身も新聞紙を足に巻き付けて寒さを凌いで一夜を明かしたので、まさに時代を先取りしていたコンセプトだったなぁ、と後に成ってしみじみ思ったんですが、

服の素材は繊維に限る、と決めつけず、多様なマテリアルの可能性を探ることが、

問題解決につながったり、新たな美の創造につながるように思います。

「プチプチ」で作られた津村氏のお洋服は、

透明感があって非常に綺麗で、ピュアな感じの女の子に似合いそうです。

AKB48みたいなアイドルに着てもらったりなんかするとすごくいいんじゃないかなと私は思いました。

それ以上に、「プチプチ」は非常に軽く、なおかつ元々クッション材として利用されているものですから、バッグ用の素材としては実用可能なんじゃないでしょうか。

素材の長所をしっかりと把握し、すっきりとした形でデザインに具現化している(「すっきり」していない、デコラティブな作品的なものは、工業デザインとしての再現性がないので実用化しにくいです。この、「すっきり」というところが、アートとも、後述する子供の作品とも異なる、デザイナーの仕事ならではのものだと思います)。

樋口氏の今回のエントリーを見て、私の頭の中に鮮やかに蘇ってきた光景があります。

90年代の後半、まだ私が岡山在住だった時に、

丸亀市猪熊源一郎美術館で、

津村氏が講師となって子供達にワークショップを行い、実施したファッションショーを

たまたま偶然美術館を訪れていて目撃したのです。

まだそんなにネットが普及していない頃の出来事、ネット上に情報があるだろうかと思いつつ

先程検索をかけたところ・・・ありました。

このページの、かなり下の方に出ていますが、

「未来につながる服をつくろう」というタイトルの企画だったんですよね。

大きなビニール袋や、紙で出来た、色とりどりの服。

服は、布や針や糸がなくても、作ることが出来るのです、実は。

楽しくて、とても新しい発見だったように、記憶しています。

例えば、「不織布」なんていうものは、「織らない布」、という非常に斬新なコンセプトの発明ですが、

津村デザイナーが試みておられるような発想の転換が、全く新しいもの、私達の生活と心を豊かにしてくれるものを生み出すことにつながるんですよね。

ブロガーと一緒に見本市を盛り上げている米国WWD MAGICのツイッター担当者

現地時間の8月20日(月)から始まっている

アパレルファッションの大型見本市「WWD MAGIC」の情報を知りたいなと思って、

ネットを検索してみたところ、

面白い発見がありました。

ツイッター(twitter)での、WWD MAGIC事務局の方(アカウント名は@WWDMAGIC )の情報発信が、

1時間に2回から、多い時間帯では7回くらいあって、

かなりマメなんですよね。

日本で、インターナショナルファッションフェア(IFF)というファッションの展示会の事務局さんのツイッターアカウント、@IFFSTAFF のご担当者「(事)」さんもマメな方ですが、

いい勝負だな、という感じであります。

@WWDMAGIC さんは、客観的に見てすごくニュース性の高い情報をつぶやいておられるわけではないんですが、

出展者の方と来場者の方がご覧になられると役立つような

リアルタイム性の高い情報を小出しにしておられます。

この事務局の方ご自身が、展示会を盛り上げようとものすごく一生懸命になっておられる様子が伝わってきて、

非常に好感が持てますし、

この独特の臨場感が、ミニブログならではの良さで、フォロワーの気分もアゲてくれますよね。

@WWDMAGIC さんをフォローしている方々は、はっきりと絞られたターゲット(展示会の出展者や来場者の方々)が多いと思いますので、

なおのこと効果が高いと思います。

ただし、日本と決定的に異なるのは、

#MAGICLV とか、#MagicInfluencers というハッシュタグを見て頂くとおわかり頂けるんですが、

ネット上でクチコミを喚起するインフルエンサーと呼ばれるブロガーの方々が、

事務局さんのアクションに呼応するかのように

あれこれのつぶやきを発信しておられること。

さらには、下記の画像をご覧下さい。

「Want to find out how to tie you brand to blogs and bloggers? Stop by the Social House in Central Hall!」(筆者訳:御社のブランドとタイアップしてくれるブログやブロガーをお探しになりたい方へ。セントラルホールのソーシャルハウスにお立ち寄り下さい!)

・・・と書いてあるじゃないですか!

「ソーシャルハウス」の「ソーシャル」は、もちろん「ソーシャルメディア」の「ソーシャル」を意味しているはずです。

展示会場でブロガーと出展者とのマッチングまで行っておられるとは、さすがはアメリカです。

といいながらも、またまた「(事)」さんを持ち上げるさくらでありますが(笑)、

意外や意外、日本の@IFFSTAFF さんは頑張っておられるなと思えるのが、

@WWDMAGIC さんとのフォロワー数の比較で、

後者の6,322人に対して、@IFFSTAFF さんは、3,566人という実績(日本時間で8月23日深夜0時の時点)なんですよね。

WWD MAGICの来場者数は世界最大級の10万人、かたやIFFは、3万人には達しておりませんので、

その比率から言うと、すごく頑張っておられるな、という感じがいたします。

実は、何で@IFFSTAFF さんがフォロワー数が多いのかというのは、

ある程度推測がつく部分があって、

フォローしている人の数が3,681人と、フォロワー数よりも多いんですよ。

きっちりフォロー返しをなさっておられるということです。

その一方で、@WWDMAGIC さんは、フォローしている人の数は1,643名、という状況です。

英語という世界共通の言語で発信できるという強みもございますので、

きちんとフォロー返しをされれば、たぶん1万人は行くと思いますが、

自分1人で情報発信しなくても、

パワーブロガーの皆様が応援団として情報はどんどん拡散してくれる仕組みになっていますから、

フォロワー数を自分自身で増やすための努力よりも、しっかりリプライを返してくれるような人とのやり取りに時間を割く方を優先するというお考えなんでしょうね。

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2012年8月21日 (火)

ミクシィ(mixi)のサブスクリプション型コマース「プティジュテ」は大丈夫?

facebookの中で、ファッション関連のwebサービスやeコマースに携わっている何人かの私の知人の皆さんも同様のことを投稿しておられたんですが、

うーん、久々に、本当に「これって・・・大丈夫なんだろうか・・・」と思えて来るようなニュースを拝見しました(Fashionsnap.comさんのサイトでどうぞ↓↓↓)

mixiが新事業「プティジュテ」9月開始 サブスクリプション型コマース参入へ-Fashionsnap.com

そして、「プティジュテ」さんのサイトはコチラ↓↓↓

プティジュテ

まだ、本格スタート前の、会員候補の先行募集の画面1枚しか立ち上がっていないので、決めつけたような言い方は禁物だと思いますが、

ぜひ「みんなの声」を参考にして今からでもサービスをブラッシュアップして頂きたいなと思うので、

「みんなの声」の1つとして、私の意見を書かせて頂きますが、

まず、mixiさんが、何で唐突にこんなことを始められたのか。アメリカで流行っていることとはいえ、このサービスがmixiさんの既存のユーザーさん、ファンの皆さんに喜んでもらえるものなのか、

そして、そういうサービスを作り上げ運用し続けることが出来るだけの情熱が、果たして社内に存在するのか(サイトを自分の子供のように大切に育てて行くことが出来るのか)?

それを一番に感じました。

次に、ことファッションというジャンルに関しては、例えば食品の分野で、美味しいチーズとかお酒とか焼き菓子を月替わりでお送りしますよ・・・といったサブスクリプション(定期課金)型コマースみたいに、単純なマーケティング、マーチャンダイジングでは成功しないというのが、私の考えです。

アメリカで成功していると言われている「shoedazzle」が、

ケーススタディとして参考になると思うんですが、

・創業者が起業のプロ+モデル(ファッションのプロ)で、お客様に期待感と安心感を十分与えることが出来る。

・サイトに登録する際に、好きなテイストをチェックする、というプロセスを設けている。

・登録後は、好きなテイストにあった商品がレコメンドされるが、十分な点数の商品の中から会員が好きな商品を1点選ぶ仕組みで、更に好みに合わない商品が送られて来る、というリスクを避けている。

・ファッションのプロによる商品セレクションで、価格の割に商品感度が高い。また、在庫もちょうどいい程度に確保されている(注:この辺は実店舗と少し異なりますが、ある程度「Sold Out」していた方がお客様の購買意欲が高まるという面がネット通販にはあります)。

・・・という特徴があります。

言い換えると、

・「Who is a customer?(お客様が誰なのか?)」がわかっている→顧客分類がきちんと出来ている。

・サイトの運営者は、お客様の気持ちを、常に考えている(特にファッション商品で高額品や感度の高い物を売る場合には、ファッション好きな幹部、スタッフが運営者の内部にいた方が絶対的に有利な筈です)。

・ファッションのプロか、プロに負けない気構えの人が、仕入れ、マーチャンダイジングを行っている(アメリカの場合は日本と異なり、実店舗の小売業が買い取り制を取っているため、売れ残り品を仕入れるということがかなり容易な条件があると思いますが、それでも、業界とのパイプがなければ、よい品揃えは困難なはずです)。

・・・ということで、ネットで定期課金で、という仕組みに合致させる形で、リテイルマーチャンダイジングがきちんと実行できているから、お客様に支持されていると思うんですよね。

アメリカでファッションがらみのECの成功事例は、大概、webのプロとファッションのプロがタッグを組む形で立ち上がっているように思います。それが車の両輪で、どちらが欠けても成り立たないはずです。

日本には、実は昔から、職域販売やカタログ通販の世界で、「頒布会」という名前の定期課金型コマースは既に存在しており、私は高校生の頃、そういう商品を毎月学校で沢山買っていました(その頃買っていた『クック』という料理雑誌は、今でも何冊か東京に持って来ています)。

このサービスを、「最初にお金を一定期間払ってもらっておけば安定運用だ」と思ってもしなめているとしたら、大変なことで、

お金を前払いしている分、期待値を下回った場合の落胆、怒りも、非常に大きいものになってしまいます。

もしmixiさんが、「20代の女性」程度のあまりにもざっくりした顧客像を持ってこのサービスを開始されたとしたら、

本当に大変なことになるんじゃないかと思って、かなり心配になったのですが・・・。

まだ発表されていないだけで、社内の女性スタッフさんの中に本当にファッションが好きでユニークな仕掛けが出来るような人材がいらっしゃるとか、

あるいは、外部に既に強力な取り組み先を得ておられるとか、

何の根拠もなくサービスインされることはないと思っていますので、

実際のサービス開始を楽しみに待ちたいと思います。

実は私は、サブスクリプション型コマースは、女性誌さんが手掛けられると面白いと思っておりまして、

既に女性誌さんは、『婦人画報』さんとか、『story』『very』さんとか、通販で成功しておられるところは多いですし、

もっとヤング向けのゾーンでも実績をお持ちの企業さんが多いですから、

「サブスクリプション型で毎月編集部厳選のいい物をお送りします」というやり方でも

かなりお客様は集まると思います。

正直、このビジネスモデルそのものは新しいものではないし、

サイトの構築技術に高いレベルを要するものでもないと思いますから、

「ターゲットがしっかり見えている」「お客様の立場に立って考えられる」「よい商品が揃えられる」・・・小売業の基本がきっちりわかっている(今は素人であっても、それを直感的に感じて自分を変えて行けるセンスがある)ことの方が、大切なんじゃないかなと私は思います。

2012年8月19日 (日)

目利きが1枚噛めば出資者はちゃんと集まるーパルコの「ファイト・ファッション・ファンド(FFF)」

8月20日(月)付けのWWDジャパンさんと、

昨日アップされたFashionsnap.com さんのニュースの中に、

パルコさんが開始したマイクロファンド「ファイト・ファッション・ファンド(FFF)」に関するものがあったんですが、

WWDジャパンさんの記事によると、「当初予定していた募集期間の半分の3ヵ月で満額の700万円に達したほど人気だった」ということで、

非常に良いことだな、と思いました。

今回、対象となったブランド、「ジュンオカモト」さんも、「マイ パンダ」さんも、

ネットで画像を拝見した感じでは非常に力のある、将来性を感じさせてくれるブランドさんのように思いますので、

得られた資金を使ってこれから始まる直営店の出店や、JFWへの参加等のアクションが、非常に楽しみであります。

「マイクロファンド」というのは、文字通り「小口資金」のことで、今回の場合は1口3万円からというルール設定だったようですが、起業家を支援したい方々を特定少数ではなく、沢山募って資金調達する、というところに特徴があります。

ファッションデザイナーの支援を国や地方自治体に求めると、財源が国民や地方自治体の住民の税金になるわけですから、どうしても、「特定少数に真水(現金)を渡すかのような事業の正当性」が常に問われてきますが、

民が民に対して出資するのは全くの自由なので、「好きか嫌いか」という根拠だけでも全く問題はありません。

さらに、特定少数、極論すれば1人のパトロンの支援と比べると、前者の場合はややこしい作業ぬきで支援を得てスピーディーに事業化できるという大きいメリットがありますが、

小口の多数の出資者が、そのまま、ブランドのファンとして、デザイナーと一緒にブランドの人気拡大に寄与してくれる存在になる、そういう人が立ち上げ時から100人存在するというのは、

アートのように大作を1点売れば済むのではなく、毎シーズンある程度の量を確実に販売していかなければならないファッションのようなビジネスにとっては、非常に大きな力になると思います。

実は、パルコさんが始められた「マイクロファンド」に似たビジネスモデル=「クラウドファンディング」という仕組みが、

少し前からアメリカ発でネット上ではブームになっており、

日本でも、「READYFOR?」さんとか「CAMPFIRE」さんなどのサイトが立ち上がり、

いろいろなプロジェクトがネット上で賛同者から資金調達して事業を実行する・・・という状況が見られますが、

私は、ファッションに関しては、こういう幅広いテーマを扱う総合型クラウドファンディングサイトの中では、

あまり大きな額を集めるのは難しいのではないかと思っていました(芸能人主導のプロジェクトは別だと思いますが)。

そして、現時点では、やはり私の予想した通りの状況になっているように思います。

社会貢献型のプロジェクトは、「良いか悪いか」という基準で判断されますが、

ファッションって前述したとおり、「好きか嫌いか」という判断基準によるもの。

「震災復興」「発展途上国支援」などの大義名分が存在する事業などの中に並ぶと、どうしても優先順位的に後ろに下がりますよね。

もう1種類、ファッション特化型のクラウドファンディングサイトも、日本でも立ち上がりつつありますが、

こちらに関しても、大勢のデザイナー、クリエーターが並んでいるサイトを見ても、

「この中から誰を支援すればいいの?」、それがわからないという方が、実は世の中の大半の方々なのではないかと思います。

「n対n」のマッチングサイト的なモデルではなく、パルコさんという目利きが一枚噛んで、キュレーションを済ませて、

「うちがレコメンドするこの方とこの方のどちらかではいかがでしょうか」という「特定少数対n」という形を作ったことが、

「ファイト・ファッション・ファンド(FFF)」が700万円をしっかり集めることが出来た理由だと私は思っています。

小口出資者として有望なターゲットが、ファッション好きの方々だけでなく、「ファッションのことはよくわからないけど何だか面白そう」「デザイナーという人種と、交流してみたい」「面白そうな人が集まりそう」と思って寄ってきてくださる新しいもの好きのイノベーターの方々だということを、パルコさんはちゃんと見抜いておられたのだろうという気がいたします。さすがですよね。

2012年8月18日 (土)

インドネシアの素敵なファッションブログ「ホットチョコレートアンドミント(hot chocolate and mint)」

昨夜書いた、インドネシアのファッションのポテンシャルが高い、という話に

関連する話題をもう1つご紹介いたしましょう。

ネットサーフィンをしていて、インドネシア発の、こんな素敵なファッションブログを見つけました↓↓↓

hot chocolate and mint

このブログを書いておられる方は、Diana Rikasari(ダイアナ・リカサリーさんとお読みするのでしょうか?)さんというお名前のようで、

UP shoes」という、メイド・イン・インドネシアのオーダーメイドシューズのブランドのデザイナーさんみたいです。

厳密に言うと、このブログは、ファッション好きの一般の方の手によるものではなくて、プロの業界人ブログ、ということになってしまうのかもしれませんが、

日本だと、自らどんどんブログに自分撮りした画像をアップするようなデザイナーさんはほとんどおられないように思うんですが、

Dianaさんは、スタイリングのセンスも、ポーズの取り方なんかも、おしゃれ大好きな女の子ブロガーっぽくて(プロなのに、と思うと、逆にそれが面白いです)、

すごく、好感が持てますよね!

ポップでキッチュ、色彩感覚抜群なところ、

小物の使い方がうまいこと、

そして何より、食べ物とか(グリコの「ポッキー」も登場しておりますが)、街並み、自然の風景など、自分を取り巻く全ての環境の中に自分をはめ込んで一枚の絵として美しく、楽しく、かっこよく見せる演出術に感動いたしました。

「UP shoes」のサイトの中には、

彼女が1足の靴が売れる度に、5,000インドネシアルピーを低所得の子供達の奨学金として寄付しているということも紹介されています。

「おしゃれにソーシャルグッド(Social Good)」、インドネシアという、現在経済がホットな新しい国の中にいる彼女は、まさに、グローバルなトレンドの最先端を走っているファッションアイコンの1人なんだろうなと思いました。

こういう、おしゃれ大好きな人達が、アジアのいろいろな国から、続々と育ってきて、

そういう人達と、日本のおしゃれ大好きな人達が、出会って、お互いの商品を売ったり、買ったり、楽しく交流できる日が、

近い将来、必ずや実現するだろう・・・。

その時、その現場に行って、新しいムーブメントを一緒に盛り上げ創造し心から応援していくことが、

近未来に向けた私の夢であり、絶対に叶えたい目標なのです。

2012年8月17日 (金)

東南アジアのファッションがすぐそこまで来ている

お盆休みの間は、

体調が悪かったせいもあって、

日頃東京では全く見ないTVをつけっぱなし状態にしてランダムに視聴しておりました。

面白いなと思ったのは、BS放送の番組です。

「ショップチャンネル」や「QVC」のようなTV通販番組や、

「ファッション通信」のように、コレクションやTOKYOの最先端のファッション情報を紹介してくれる番組のように、

私達の仕事に直結する番組もちらほら見ていたんですが、

何と言ってもBSで一番放映量が多いのは、

海外関連の番組です。

海外関連の番組は、ざっくり言って3つのタイプに分類されると思ったんですが、

1つは、欧米を中心にした、風光明媚な景色やグルメの情報などを紹介する紀行物(同じ切り口で、日本国内の紀行番組も沢山流れていますね)、

2つ目は、エンタメ系コンテンツ。これは、国としては韓国発のものが圧倒的に多くて、韓流ドラマと、K-POPの音楽番組、等々です。

そして、3番目が、アジアの経済の躍進振りを伝える番組です。

個人的には、3番目のタイプの番組に、非常に強く惹き付けられました。

3番目のタイプのコンテンツの提供元は、NHK-BSと、テレビ東京系列のBSジャパンさんにほぼ集中しているように感じましたが、

ビジネスパーソン向けの硬派なタイプの番組もあれば、もうちょっとソフトな切り口で幅広い層に視聴してもらおうという感じの番組もあったんですが、

いずれの場合も、とにかく、映像ほど雄弁に現実を物語るメディアはないですよね。

都心部に立ち並ぶ高層ビルや整備された道路、街を歩く人々、オフォスで働く人々の服装や雰囲気・・・国内に貧富の差は存在するだろうとはいえ、富裕層、外資系企業で働く層などの購買力の高まりを感じます。

たまたま、NHK-BSの「アジアで花咲け! なでしこたち」という番組の第1弾・ベトナム編(再放送だったようなんですが)を見て、

先日の香港ファッションウィークの時に、中国を始めとする東アジアだけでなく、もっと南の地域にも目を向けなきゃな、と感じたことを思い出しました。

東南アジアの国の中で、私が優先的に行ってみたい国は3か国あって、

シンガポール、タイ、インドネシアなんですが、

この間、Startup Datingというサイトで、

この8月にオープンしたばかりのインドネシアのファッション系eコマースのことが紹介されておりました。

次の2つの新しいサイトに掲載されているブランドや商品をご覧下さい。

Scallope

Laavaa

すごく、ポテンシャルを感じますよね!

私見ですが、タイ(バンコク)はファッション的にはたぶんインドネシアよりもちょっと先を行っていて、

インドネシアはイスラム的なカルチャーの影響を色濃く受けたファッションが強いのかなと想像しておりますが、

その一方で、同国はweb関連のサービスやeコマースに強みがあるので、

インドネシアではネットとファッションがからむ形で面白いビジネスの展開が見られるかも、という期待感を持っています。

とにかく、バンコク、ジャカルタに早く行って、現地の空気を吸いながら売り場や街を見て回りたいです。

2012年8月15日 (水)

雑誌『GINZA』が面白い

皆さ〜ん、予告もなく夏休みに入り、

そして、予告もなく突然ブログ復活、ということで、ご心配をおかけし、すみませんでした。

帰省もしていたのですが、珍しく夏風邪をひいてしまって、体調があまり良くなかったので、

田舎に持ち帰っていたiPad2を使ってブログを書くのはやめて、

のんびりしておりました。

充電期間中、見たこと、聞いたこと、いろいろございますので、

またぼちぼちブログにアップしていこうと思います。

秋以降も海外へ行ったり、その前準備、後準備などで、書けない期間も出て来ると思いますが、

皆様どうか気長におつきあい下さいますよう、お願いいたします。

さてさて、早速忘れないうちに1つアップしておきたい話題なんですが、

少し前のWWDジャパンさんの雑誌特集の号でも強調されていましたし、

先日私が務めている会社でお世話になっているY先生もおっしゃっておられたのですが、

最近、マガジンハウスさんの雑誌『GINZA』が、すごく面白くなっていますね!

今日も岡山から東京に戻る新幹線の中で、9月号をすみからすみまで読みふけってしまいました。

『GINZA』さんはモード誌の分野にカテゴライズされると思うんですが、

この分野は社会が2極化する中で、やせ我慢してもおこづかいを溜めてブランド物やクリエーターの服を買うようなファッションフリークが減少してしまったということと、

インターネットの普及(ファッションの情報はネットで見ればよい)、及び景気の悪化の影響(雑誌を買うお金がない!)、による、雑誌業界全体が構造不況に陥ってしまっている流れをモロにうけて、

雑誌のいろいろなカテゴリーの中でも、一番しんどいジャンルだったのではないかと思います。

私も昔は『GINZA』をよく買っていたんですが(他のモード誌と比べてグルメと芸能関係の情報に強くて面白いなと思いながら読んでいました)、いつの間にか買わなくなり、そのうち立ち読みすらしなくなり・・・という状態だったんですが、

知らないうちに、まるで別の雑誌であるかのように、面白い雑誌に変身していました!

WWDジャパンさんとか、ネットを検索して知った情報ですと、2011年4月号からリニューアルされていたみたいです。

今の『GINZA』は、ビジュアルも充実しているんですが、言葉のチカラがみなぎる読み物に生まれ変わっています。

私のような市井の一読者がえらそうに論評するのは失礼かと存じますが、編集者の方の個性というか、力量だと思うんですが、

モード誌の旗を掲げながらも、裏声でサブカル好きのオヤジ系女子(というか、オヤジ系オバさん)讃歌を謳っているところが、

時代に合っているのではないかなと思うんですよね。

オヤジ系女子達は、基本、『VERY』の読者層ほどはリッチじゃないけれど、

自分の価値観に合うものに関しては1点豪華主義的な取り入れ方、大人買いもする層だと思いますので、

様々なジャンルの良いものを価格的にはハイ&ローでミックスしながら、熱く濃い語り口で紹介してくれると、

「これは、チェックしとくか」「これは、買っとこうか」というアクションにつながってくるんじゃないかと思います。

とはいえ、時代の流れ的に根本的に読者が「紙」の媒体に戻ってくることはないと思うので、ターゲット、コンセプト、このこだわりや濃さをさらにパワーアップさせる形でのWeb対応、電子雑誌&書籍対応が必須になってくることは言うまでもありませんが。

9月号では、

「2012-13/W BAG COLLECTION 秋冬バッグのトレンド総選挙」、

「注目度No.1のドクターズバッグ! Dr. KELLY診療所」

という、

アクセシブルラグジュアリー、ラグジュアリーのバッグを紹介する特集2本の後に、

「active girl リュックサックの彼女」という、

どこかの山間の駅でロケを敢行されたのではないかと思うのですが、

リュックを背負った、少しおしゃれなオヤジ系女子向けのスタイリングを4ページに亘って紹介していたページが秀逸で、

しびれました。これは、うまい。今の東京で、モードを必要としている層への、リアルな、提案だと思います。

それともう1つ、

SHISEIDO THE GINZAの店長・ショーコさんによるインタビューのページ、

「銀座の美の達人に尋ねる、ショーコが行く!」#4(同誌49ページ) のインタビューの相手は、

雑誌『MAISHA』の現編集長で、かつて『Olive』『anan』『GINZA』の編集長をなさっておられたこともある淀川美代子氏だったのですが、

淀川氏が、『Olive』での仕事について「誤解されがちでしたが、ロマンチックではなくて本質はパンクだったんですよね」と語っておられるのを見て、

溜飲を下げました。

このくだりは、私と同世代か、もうちょっと年齢的に上、下のデザイナー、クリエーターの皆様には、ものすごく共感できるところなんじゃないかと思います。

さっきネットで検索をかけたら、専門誌の広告代理店である(株)堀越さんのホームページに、

雑誌『GINZA』の発行部数は、「5万部(印鑑証明付き)」と紹介されておりましたが、

本当に紙媒体というジャンルにこだわりすぎず、今のいい感じのコンテンツをぜひ深掘りしてファンを増やしていってほしいなと思っています。

2012年8月10日 (金)

デザイナー・深澤直人氏が日本民藝館の新館長に就任

「何てぴったりな人選なんだろう!」と、

思わずネットを見ながら、「うん、うん」と頷いてしまいました↓↓↓

日本民藝館新館長にデザイナー深澤直人が就任ーTOKYO ART BEAT

アート好きの知人から、「すごくいい美術館ですよ」という話を聞いているので、行かなきゃ、行かなきゃと思いつつ、は、まだ日本民藝館には一度も行ったことがないのです。

民藝運動の作品は故郷の岡山の大原美術館で昔はしょっちゅう見ていたんですが、

個人的には、「用の美」という考え方を表面的に模倣するのではなく、

その思想の本質を理解し、時代性に合った形の新しいプロダクトを生み出すことが、

真の意味での民藝運動の継承・発展につながるのではないかと思っておりましたので、

まさに、現代日本のプロダクトデザインの最前線でご活躍なさっておられる深澤氏のような方こそが、

日本民藝館の館長に相応しいのではないかと思います。

本当に、早く行かなきゃ、ですね。

2012年8月 7日 (火)

ロクシタンの妹ブランド「クヴォン・デ・ミニム」が今秋デビュー

昨日8月6日(月)付けの日経MJさんを見て、改めてこのブランドさんのジャパン社さんの経営手腕は凄いなと思ったんですが、

人気コスメブランド「ロクシタン」を日本で販売しているロクシタンジャポンの子会社、クヴォン・デ・ミニムジャポンさんが、

今秋から日本で、「ロクシタン」の妹ブランド(ディフュージョンブランドとかセカンドブランドという呼び方の方が、ファッション業界では通りがよいかもしれませんが)「クヴォン・デ・ミニム」の展開を開始、

1号店は、(どの媒体にも店名が記されていないんですが)「大阪の百貨店」にオープンの予定だそうです。

これはインパクトがあるなと思ったのが、価格設定。

私はコスメの専門家ではございませんので、プロが書かれた記事を2本ご紹介させて頂きますが↓↓↓

クヴォン・デ・ミニム 日本初上陸に伴いプレス発表会を開催ー国際商業出版

フランス・修道院生まれのナチュラルスキンケア「クヴォン・デ・ミニム」が日本初上陸!ー@cosme、@BEAUTIST編集部さんの美ログ

私もごくごくたまにですが、「ロクシタン」を買ったり頂いたりすることがございますが、

正直、「クヴォン・デ・ミニム」は、「かなり安いな」という印象を受けます。

日経MJさんの記事には、「セルフ化粧品市場は一般的に中価格帯(2000〜5000円)以下が主力。クヴォン・デ・ミニムの価格は735〜3,675円でロクシタンと比べて平均30〜40%安く、買いやすい価格設定にした」とあります。

よく、衣料品のプライベートブランド(PB)の値付けの際にも、「ナショナルブランド(NB)の3割安にすると、お客様が安さを実感して購入率が上がる」と言われたりいたしますが、

この価格なら、多くの方が「安い!」と感じて飛びついてくるのではないかと思います。

そして、日経MJさんに出ていた、デジタルサイネージの活用の件にも、

ロクシタンジャポンさんはもともとブランドのストーリーをうまくアピールするプロモーションの上手い企業さんですから、

大いに注目したいのですが、

もう1つ、@BEAUTIST編集部さんの美ログに書いてあった、

「約100種類のカードが用意されていてプレゼントに添えることが出来る」ということにも、

アイデアは他でもちょくちょく見られるのですが、「100種類」という種類の多さ、その本気度に圧倒されますよね。

どんなカードなのか、商品と合わせて、早く見てみたいなと思います。

私の想像では、1号店はたぶん阪急百貨店梅田本店へのご出店なのではないかと思いますが、

メインの出店先は準郊外〜郊外のショッピングセンター、

そして、顧客ターゲットは、今までロクシタンに憧れ感はあっても買えなかった層や、そもそもロクシタンの存在そのものを知らず、似たような香りの良い商品をドラッグストアで買っていた層(私もそのクチですが・・・笑)、

中高生、ヤンママ〜若い主婦層、そして、家族に連れられてSCにやってきた50代後半〜60代の若いおばあちゃん層まで、

「子供と超高齢者以外の女性は、全部狙って行く」くらいの勢いで、攻めていかれるのではないかと予想しています。

コスメって、確かに百貨店さんで売っているような高級化粧品のゾーンの売上高も高いんですが、

特定の方のリピートで成り立っている市場で、

買い上げ客数が圧倒的に多いのは、セルフ化粧品の方ですから、

三角形の上の方で成功してイメージを形成してから、ボリュームゾーンへ降りていくという戦略は、正しいのではないかと私は思います。

2012年8月 5日 (日)

「2013SSメルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京」に中国の人気ブランド「JNBY」が参加、その背景は?

先週発表されたファッション業界、ファッション関連のニュースの中で

「あれっ」と思ったのは、

今年10月13日から19日までの期間に開催される

東コレこと「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京」のニュースです。

数年前から東コレさんは、モード系以外のテイストのブランドにも門戸を開いておられますので、

「アメリカンアパレル」とか「wc」(正しい表記ではwとcの間にハートが入ります)の参加がものすごく珍しいこととは思えませんでしたし、

特にウィゴーさんの「wc」に関しては、過去に東京ガールズコレクションでも卓抜したセンスを感じさせるショー演出を披露しておられましたので、

たぶん今回の東コレでも、いい意味で観る人の期待値を上回るショーを見せて下さるのではないかと個人的にはものすごく楽しみにしております。

それよりも、私自身が一番「えっ」と思ったのは、

参加39ブランドの中に、

私のブログの上海や北京のリサーチの中でも度々ブランド名をご紹介してきた

中国の人気ブランドの1つ「JNBY」の名前があったからです。

実は、今年5月に、横浜そごうさんのホームページ上で、

「JNBY」さんが同店に期間限定ショップを開くというニュースを見たことがあって、

その時に、「いよいよ日本に本格進出か」と思ったのですが、

今、ネットで検索をかけてみたところ、「JNBY」さんは日本ではマツオインターナショナル(株)さんのお取り扱いブランドになっているのですね。

非常に、納得が行きました!

というのは、「JNBY」は、上質な天然素材を用い、DCブランドっぽいテイストを持つイージークロージングのカジュアルウェアで、

旧社名・センソユニコさん=現・マツオインターナショナルさんにはぴったりのブランドだと思うからです。

但し、中国では既にこのブランドは、レディスだけでなくメンズやキッズも展開するトータルブランドになっておりますし、

客層は日本のマツオインターナショナルさんのお客様よりは若い、富裕層向けだと思いますが。

ともあれ、中国に対して、「こちらから出て行って売る」ことばかりがクローズアップされておりますが、

「向こうの有望なブランドを日本に持って来る」という商売もアリだということを

この事例は私達に教えてくれております。

但し、現時点でマツオインターナショナルさんのwebサイトには、

このブランドが中国の人気ブランドであることは明記されておりません。

価格設定との兼ね合い、そして、現時点の日本の大多数の国民の中に、中国への憧れ感がどれだけあるのかということもあって、「中国発」を前面に出すブランディングは難しいだろうというのは容易に想像がつきますが、

今回の東コレ参加が、中国では既にブランドとして確固たる地位を築いている「JNBY」の日本におけるブランドビジネス展開と成功への歴史の第一ページとなるのかどうか、

今秋の出店戦略や、ショー以外のプロモーション施策とも合わせて、大いに注目したいと思います。


PS.蛇足ですが、今まで「JNBY」のブランド名、「DKNY」のパクリっぽいローマ字4文字の羅列だなと思っていたんですが、

「JNBY」の中国の公式ホームページによると、「JNBY」は「Just Naturally Be Yourself」の頭文字をとって命名されたもののようです。納得です。

2012年8月 2日 (木)

続・楽天ポイントクラブー当面最大の目的はカード会員増、利用率アップ

昨日の当ブログのエントリー

「楽天ポイントクラブに『ダイヤモンドランク』登場」に対して、

ゆき様が非常に鋭いコメントを寄せて下さったので、

加筆させて頂きます。

合わせて、ネット上にアップされている、楽天ポイントにご関心の高い「みんなの声」もいろいろ読ませて頂き、思ったのですが、

楽天さんの楽天ポイントクラブを、eコマースの売り上げアップとか、eコマースのお客様の囲い込みという観点からだけ見るのは誤りで、

同社の手掛けている金融、EC、旅行その他の事業全ての相乗効果を狙ったものであり、その結果顧客の全人的な購買情報、消費行動の情報の収集→販促への活動につなげるという解釈の方が適切だろうなと感じました。

その中でも特に、EC以上に、第一段階で大きな効果が上がってくるだろうと思われるのが、金融=楽天カード事業です。

正直、私個人があまりクレジットカードが好きではないので、昨日のエントリーが不十分な記述になってしまっており、申し訳ございませんでした。

現状でも、楽天さんの決算を見ると、既にEDY及びクレジットカードの流通総額が、国内ECの流通総額を上回っています。

そして、私達の日々の生活の中でも、確かに、

特に30代の方々が、飲み会の後居酒屋で楽天カードを出して支払いをしていたり、

コンビニでも「ポイントを溜めたいんだ」といって、楽天カードを出している姿を最近はたまに見かけます。

価格.comのランキングを見ても、老舗のカード会社のカードを抜いて、楽天カードは人気ナンバーワンになっていますが、

まだまだ伸ばせる、攻めの手は緩めないぞというのが、楽天さんのお考えなのでしょう。

ネット通販のセミナー、勉強会等でも何度か聞いたことがあるのですが、実は楽天さんの既存のランキングでは、

ポイント会員の人数はランクが低い方から高い方に向かって三角形にはなっておりません。

先程、ネットで検索して調べたのですが、楽天メディアガイドに掲載されている2012年3月度調査結果によると、

・ランク外   1.0%
・レギュラー会員 54.8%
・シルバー会員  11.5% 
・ゴールド会員 18.6%
・プラチナ会員 14.1%

上記のようになっております。

正直、下の方のランクの方への販促よりも、元々ポイントのうまみを知っている、同社の施策にはまっている人を更に上のクラスに引き上げる方がやりやすいということを、楽天さんは重々ご存知なのだろうと思います。

ここからが、楽天さんと、いわゆるリアルの百貨店さんやルミネさんなどのカード戦略との異なる部分なのですが、

百貨店さん、ルミネさんなど、1点単価も粗利も高いアパレル、服飾雑貨等が売り上げの中心となっているリアルの大型店さんのカードの上顧客は、

買い上げ回数(点数)・中〜多×1点単価・高=カードの上顧客

・・・という形になっているだろうと思いますが、

高額品にそんなに強くない楽天さんの場合は、

買い上げ回数(点数)・多×1点単価・低+カード利用頻度・超多

・・・という構造で、

とにかく、どこでも楽天カード払いにしてもらって、その度にチャリンチャリンと手数料が同社に入ってくるようにしたい、という風になっているんですね。

ネット上のいろいろな書き込みを読んでいて思ったんですが、これまでプラチナ会員を維持して来られた方の中にも、私と同じようにクレジットカードがあまりお好きでない方がたまにはいらっしゃるようで、

ダイヤモンド会員になるための条件には初めから「楽天カード入会」が必要とされているので、

「うーん、どうしようか・・・」という感じで悩んでおられましたが、

今回のダイヤモンド会員の新設によって、少なからずそういう方々が入会に踏み切られるでしょうし、

地方の方だろうと思われる方々の書き込みで、某ガソリンスタンドで楽天カードを使うとか、

元々、楽天ポイントを溜めたい志向の強い14.1%の方からのカード利用頻度は確実に上がる、

それプラス、もちろん楽天市場でも、楽天ブックスでのお買い上げも、ある程度増える、

それが狙いなのでしょう。

30代40代の主婦層、そして、同年代のPC好き、ちょっと理屈っぽいビジネスパーソン、そういう方々がご夫婦になって一緒に「ポイント溜めよう!」と意気投合しておられたりなんかすると、

ものすごくはまってしまいそうな世界であります。

但し、百貨店さんのカードの5%引きとか、ルミネさんの10%オフDayとか、そういうものと比較すると、その分まで全部楽天カードにまとめた方がよいのかどうか、かなり考えてしまいますよね。

楽天さんの弱点は、実は高額品に弱いというところで、

このランクアップシステムは高額品をポーンと2、3点買っただけではランクアップできないようになっています。

実際のところ、「巨大な安売り市場」というのがウリになっておりますので、それはそれでいいのかもしれません。これから、ファッションも強化されたいとのご意向のようなので、これまでの強みと相反するゾーンをどのように展開していかれるのか、手腕に注目したいと思っています。

最語に、ゆき様が書いておられたプレミアムカードの件ですが、

年会費10,500円というのは、海外に年に3,4回行かれるレベル以上の方ならば入っていて損はないのではないかと思います。良いことを教えて頂いたなと思ったんですが、

というのは、私自身は1回アジアに3,4泊で旅行とか仕事に行く度に、

だいたい5,000円前後の保険料を払って海外旅行保険に入っておりますので、2回行けばもうほとんど元は取れます。

「保険をネット上で価格比較をして安い所を探して申込み」という時間の節約になります。

他のクレジットカードにも、海外旅行保険付きのものはございますが、

楽天カードさんのよいところは、空港のラウンジが利用出来るプライオリティ・パスがついてくるところなんですよね!

無線LANが使えて、ゆったりと過ごせる、非常に有難いです。

そして、実は楽天さんの欠点は、「おトク」「安さ」に振り回されて、実はPCで価格比較なんかを真剣にやっていたらネットでの購買にものすごく時間を取られてしまうというところにあって・・・

アマゾンさんは時間節約型のネットショッピングモールなんですが、楽天さんは時間消費型だなぁ(笑)と前々から思っているんですが、

ネットを生業としておられる方は、勉強のためにネットを見る時間は最大化する必要がありますが、

ファッション業界でリアル中心のところにおられる方で海外出張が多い方にとっては、

体を休められる時間が一番貴重です。

楽天プレミアムカードを作ってしまって、空港ではいつもラウンジでゆったりと(時には仕事をしながら)過ごし、

楽天市場さんでのお買い物はポイントが2倍になる土曜日だけに決めて

本当に欲しいものだけ買う、

それくらいでも、そこそこポイントは溜まって、費用&労力対効果は最大化できるのでは、そんな風に思いました。

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