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2012年9月26日 (水)

日本で息長い人気の「イザベルマラン(ISABEL MARANT)」

前々回、

「2012年秋セレクトショップ話題あれこれ」というエントリーをアップした際に、

もう1つ書こうと思っていたことがあって、

「イザベルマラン(ISABEL MARANT)」の話題です。

今秋は、またまた、セレクトショップさんでの取り扱い量がちょっと増加傾向のように感じています。

トゥモローランドさんとのフランチャイズ契約で、表参道にオンリーショップも出されたようで(Fashionsnap.com さんの記事でご覧下さい)、

いい感じであちこちの媒体にも露出なさっておられますね。

このブランドさんと、初めて店頭で出会ったのは、

1997年の秋に開業した福岡三越さんの「ニューヨークランウェイ」という自主編集売り場を取材した時だったと記憶しています。

お値段は高めなんですが、色使いにすごくセンスがあって、アイテムでは特にニットが充実していて、「欲しいな」とものすごく思いました。

その後も、その時々のトレンドの中で、このブランドさん本来の持ち味を崩さない範囲での立ち位置をうまく見つけ続けられたというか、

例えば、フレンチカジュアルブームにはもちろんドンズバ合いますし、

フォークロア調が流行っている時はフォークロリックなブランドとして、

ナチュカジが流行っている時はナチュカジのコーディネートのスパイスになるブランドとして、

はずせないブランドとしてバイヤーさんにもお客様にも評価され続けてきたように思います。

こういうテイストが、

「B.C.B.G」(ベーセーベージェー)(筆者注:パリの上流階級的な、シックで趣味の良いファッションやライフスタイルを指す用語)なんでしょうね。

一昨日、「レディスのイタリア服が減った」と書きましたが、

ミラネーゼの白シャツとベージュのパンツ(そしてシャツの襟を立て・・・)みたいな感じが実は苦手な日本の女性は多いようにも思うので、

丸っこいシルエットで、セクシーさではなく可愛らしさがあるフレンチカジュアルの王道から離れない「イザベルマラン」のようなブランドが、

実はもっともっと日本で求められているテイストなのかもしれません。

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