ダイバーシティーTOKYOプラザには、東京西南部の郊外型客層が集まっているようだ
昨日のダイバーシティTOKYOプラザ訪問は、
こちらの商業施設(SC)さんがオープンした直後の今年のゴールデンウィークの時と、そしてプライベートな用事があって6月に出向いて以来の3度目の出来事だったんですが、
過去2回にもうすうす感じていたんですが、開業後ほぼ半年が経過した今、一段とはっきりしてきたなと思ったんですが、
このSCさんのお客様は、都心の百貨店さんとかルミネさんなどでお見かけするタイプの客層とは異なる、
郊外型ショッピングセンター(SC)さんでよく見かけるようなファミリー層やカップルが大半になっていますね。
ファッションフリークではない方々、いわゆる“庶民”です。
そして、3回共、帰りにりんかい線の東京テレポート駅では、
8割5分から9割の方が、東の新木場駅方向ではなく、西の、大井町駅方向に向かって帰って行かれていました。
考えてみると、東京の東部地区とか、千葉方面には、豊洲のららぽーととか、船橋のららぽーとTOKYO BAYとか、亀有のアリオ亀有、そして最近出来た東京スカイツリータウンソラマチなど、
外資系及び国内のロープライスSPAがしっかり集積された準郊外型のSCが数多く存在しますが、
東京の西の方、東急線沿線とか、二子玉川辺りのSCは、相当に敷居の高い雰囲気になっていますし、
城南エリアには、そもそも、大型のSC自体が、川崎市のラゾーナ川崎まで行かないと存在しない・・・という状態です。
沿線の地価が高く、富裕層が多いと思われているエリアにも、実際は庶民は沢山住んでいて、値ごろ感のある商品、安可愛い商品をいろいろ比較購買出来る大型のSCへのニーズは、潜在的に大きかったんだろうな、という風に感じています。
但し、前述した東京東部地区の準郊外型SCや、東急線沿線や二子玉川のSC、そしてラゾーナ川崎と、ダイバーシティTOKYOプラザとの最大の違いとして、
ダイバーシティTOKYOプラザには、成城石井は入ってはおりますが、大型の食品館が存在しない、ということがあります。
足元商圏の人口が少なく、なおかつ、お台場は車で乗り付けて最寄り品を買って帰る場所ではないんですよね。
やはり、お台場は人口島として形成された場所で、非日常、観光とエンターテインメントを楽しむ場所であるという土地の歴史を鑑みた上で、集客への恒常的な努力を怠らないようにしないと、売り上げは安定しないのではないかと思います。
足元商圏=基礎票がない場所(裏を返すと、外国人観光客向けの思い切った施策も打ち出せる場所ではあるんですが)に設立された商業施設であるというところが、全国的に見ても希有な、ダイバーシティTOKYOプラザの個性なのです。
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