2012年10月韓国&2012年11月台湾レポートその7ーアジアは広い
韓国と台湾のレポート、本日が最終回です。
10月22日(月)から24日(水)までが韓国に行っていた期間なんですが、
日に日に寒さが増すのを実感して帰って参りました。
10月下旬なんですが、感覚的にはちょうど東京の12月みたいな感じで、
朝9時頃にホテルから外に出ると、吐く息が白くなり、手先が冷えるので缶コーヒーを買って暖めようとするんですが、コーヒーもすぐに冷めてしまう、という有様でした。
そして、この時期の百貨店では、毛皮が活発に動いていました。全く安くなっている訳ではないんですが、いろいろなブランド内の毛皮商品や、毛皮のコーナーでお客様が試着され、実際に目の前で売れて行っていました。
ヤングのゾーンでも、日系ブランドの「エゴイスト」なんかでも毛皮のアイテムを前面に打ち出していましたが、
ファッションということだけでなく、10月の時期ですらあの寒さだったので、
真冬になってもっともっと寒くなってきた時に備えて、
「早めに買っておこうか」というのがお客様の心理だったのだろうと思います。
セレクトショップが並ぶカロスキルの少し先にある高級百貨店のギャラリー・ラファイエットも、やはり毛皮の品揃えは非常に厚くて、東京との気候の差を強く感じました。
先日、確かWWDジャパンさんのMEMO欄に、リニューアルされた阪急百貨店梅田本店の「フェンディ(FENDI)」の売り場では、世界中に旅行するジェットセッターのために年中毛皮を取り扱う・・・といった趣旨のことが書かれていたように記憶しておりますが、
非常にもっともな話だと思います。
その一方で、11月8日(木)から11日(日)の台北行きでは、
半袖でもOKなほどの、日本だと9月下旬かな、というくらいのお天気で、
有名な士林夜市を見に行ったんですが、大きなお皿に一杯盛られたマンゴーかき氷がペロリとたいらげられるほどでした(私だけでなく、地元の若い方々や他の観光客の皆様もみんな食べていました)。
先日も書きましたが、台湾ではファッションとしてのコートとかブーツは店頭で提案されておりますし実際に売れておりましたが、
寒さ対策は恐らくあまり必要がない、ということを考えて、投入量を調整したり、プロモーションを行う必要があるように思った次第です。
今、確認のために本日(2012年12月6日木曜日)の気温を調べてみたところ、
ソウル(大韓民国) 最高気温-1℃ 最低気温-6℃
東京(日本) 最高気温18℃ 最低気温7℃
台北(台湾) 最高気温16℃ 最低気温14℃
このようになっていました。
更に南の地域、タイやインドネシア、シンガポールなどに行くと、
もっともっと気温は高くなっていますし、
中華人民共和国の北方地域は、ソウルよりも更に気温が低いです。
同じアジアといえども、こんなにも気温が異なる。アジアは本当に広いんだ、それに配慮したMDを組まなければいけない・・・ということを、短い期間に移動したお陰で、身をもって感じることが出来たので、良かったです。
(写真は台北の士林夜市の様子です)。
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