“にゃー”だけじゃないもん。エイ・ネット2匹目の猫「Cat's TSUMORI CHISATO」
先日久々に「ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)」さんの売り場を見ていて知ったんですが、
「ツモリチサト」のディフュージョンラインが、この秋から立ち上がっていたんですね。
そして、その新レーベルの名前が、「キャッツ ツモリチサト(Cat's TSUMORI CHISATO)」。その名の通り、カワイイ猫のキャラクターがお洋服や服飾雑貨にあしらわれております。
「ツモリチサト」の発売元はイッセイミヤケグループのエイ・ネットさん。エイネットさんといえば、「ネ・ネット」の“にゃー”という黒猫のキャラクターが非常に人気を呼んでおりまして、
今、街中で“にゃー”のバッグを持った女の子を結構な頻度で見かけます。
最近は、熊本県の人気ゆるキャラ・くまモンともコラボし、話題を呼んでおりましたが、
たぶん津森デザイナーご自身が猫がお好きなんだろうと推察いたしますが、
同じ社内で「かぶってるんじゃないの」なんて気にしないで、2匹目の猫ブランドを登場させたところが偉いなと私は思いました。
「ツモリチサト」の猫ちゃんは、ただし、今のところ、「名前はまだない」という状態であるようです。
正直、こういうわかりやすさと親しみやすさがうける時代だという風に思います。
それプラス、価格に関しても、若い方や主婦層がぽんと4万5万もする商品を買って下さる時代ではなくなっているので、
準郊外及び、優良立地の郊外型SCでも通用する価格帯のラインが必要不可欠だとも思います(そうなると、かつてのデザイナーズブランドの特徴であった、メイドインジャパンで素材からオリジナル性を追求、という部分は弱くなってしまいますが)。
そして、そういう低価格のラインを、全く新しいブランド名でスタートさせるという方法もございますが、それよりも知名度のあるブランドのディフュージョンラインにした方が浸透ははるかに早いはずです。
そして、そういうディフュージョンラインならば、アジア圏でもお値段の点でも知名度の点でも売り易いので、将来を考えると一石二鳥、両得の戦略なのではないでしょうか。
当初から郊外型立地を意識して開発された小売り型SPAや、セレクトショップの郊外型業態の活発な動きばかりが目につくご時世ですが、
デザイナーズブランドさんの勝ち組企業であるエイ・ネットさんも、さすがに動きが早いなと感心いたしました。
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