カントリーリスクとどう向き合い、乗り越えるか
2012年、過去の仕事人生の中でも3本の指に入るくらい衝撃を受けた出来事が2つもあったんですが、
そのうちの1つは、尖閣諸島問題で、本業の方でお手伝いをしていた中国市場開拓の事業の方向性を、
大幅に軌道修正せざるを得なくなったことです。
これまで、本で読んだり、人から話に聞いていたカントリーリスクというものの大きさを、初めて身を持って感じました。
その後、10月、11月には、今度は中国生産の納期遅れ問題とか、生産地を一部中国から東南アジアにシフトしたいとか、販売よりは生産面のご相談も色々あったりしたのですが、
思ったことは、
大企業から中堅クラスのブランドさんは、反日感情の問題があっても、社内のグローバル化を進め、中国進出は中国人の優秀な人材を登用し状況を見ながら粛々と進めていく、ということだろうと思うのですが、
中小企業や個人事業主は、自社で取れるリスクの範囲を冷静に分析した上で、進出国の順番を決める必要があるだろう、ということです。
更には、社内のグローバル化に限界のある中小、個人の場合は、国境を超えた信頼出来る人脈の構築が大手以上に不可欠だという風に感じました。
もう一つ、アジアの近隣国との関係構築を進めようと思うならば、歴史を知り、歴史から学ぶ必要があるのではないかと今痛切に思っています。
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