2013年年頭所感あれこれその3ーネットの「中の人」=チームラボ・猪子寿之氏のファッション感はやっぱりシャープだ
年末年始にあれこれの媒体を見ていて秀逸だな、と思ったもう1つの見解は、
WWDジャパンさんの元旦号の、「2013年年男&年女」特集に掲載されていた、
チームラボ代表・猪子寿之氏のコメントです(私は面識がない方ですが)。
WWDジャパンさんは、記事の無断転載、引用を禁じておられますので、
ご興味のある方は是非同紙を定期購読されるか、この号のみを買って読んで頂ければと思いますが、
猪子氏は、さすがにネットにどっぷり漬かっておられる、バリバリのPCユーザーでいらっしゃるかと思いますので、ものすごく“ツボ”をご存知だなぁ、と思いました。
猪子氏がおっしゃられるとおり、今時の出会い、初対面は、
皆さんfacebookやツイッター、ブログ等々にライフログを置いておられますから
まずはネット(スマホも含む)から、
そして、出会う前にネットを検索してみれば、かなりの精度でその人の人となりがわかってしまう、というのが、当たり前なんですよね。
年末に、あるイベントで、ソーシャルリクルーティングのサービスを開発運営しておられるベンチャー企業の方のプレゼンを聞いたのですが、
ぶっちゃけ、無駄なエントリーシートの審査なんて全くなしに、しっかり満足度と定着率が高く、なおかつ採用にかかるコストがローコストである採用が可能になるんだなぁ、と言うことを実感いたしました。
猪子氏がおっしゃっておられる「ファッションが持っていた他者への表現という役割は、著しく低下する」というのは、当たっていると私も思います。
(但し、日本には事実上ドレスコードがある企業さんが多いですし、若い方の中にもそんなにネットは活用していない、という方々もいらっしゃいますから、全てがそうはなっていかない、依然として旧来型の市場も存在する、とも思いますが)。
おずおずと時間をかけて距離を図りながら人との関係を築くのではなくて、
初めから感性や趣味嗜好、価値観が似た人を探してすぐに意気投合、というのが可能な時代ですから。
さらに、猪子氏はこの発言に続いて、ファッションの将来はこういう風になっていく、と、3つの方向性を示していますが、
そのうちの1つ、「ネット上の自分の強化」、
これも、大当たり、だと思います。さすがの指摘ですよね。
さくらも、リアルはもうオバさんですからどうでも良いのですが(笑)、ネット上の「両国さくら」は強化したいですよ、ホント。
なんとなく、
3%くらいの、ヘビーなゲーマーのようなイノベーター向けの仕掛け、ビジネスと、
「LINE」のスタンプにちょっとはまっちゃってる〜くらいの、1,000万人〜1,500万人くらいをターゲットにした、ライト感覚の仕掛け、ビジネス(ライト感覚系では、PCよりは断然スマホがポテンシャルがありますよね!)の
両方があるんじゃないかな、なんて思っています。
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