CFDA(米国ファッションデザイナーズ協議会)が中国の富裕層向けサイト尚品網(ShangPin.com)と提携
WWD.com さんが最初に報じたニュースのようなんですが、
日本でいうと、CFD(東京ファッションデザイナーズ協議会)に当たる
アメリカのファッションデザイナーの組織・CFDA(Council of Fashion Designers of America)が、
中国の富裕層向け通販サイト「尚品网」(ShangPin.com)さんと提携したそうです。今年の終わり頃からの販売開始になる見込みだとのこと。
中国版ウィキペディアの、「百度百科」内の「尚品网」に関する記述によると、
このサイトが誕生したのは2010年7月。2011年には、アカウント数が200万を突破、営業収入が2億元(日本円換算で29.4億円)と書かれていますが、
現在はもっともっと大きな数字になっているのではないかと思います。
サイト内では、ラグジュアリーブランドを中心とする著名ブランドが目立っていますね。
アメリカで同じ2010年に立ち上がったラグジュアリーブランドの先行販売サイト「モーダ・オペランディ(MODA OPERANDI)」の売り上げが好調で、アメリカ以外にも中東などから注文があるという記事が、
先日繊研新聞さんに出ていましたが、
中国市場の富裕層に食い込もうと思えば、やはり既に現地の富裕層の顧客リストを有しており、中国語でしっかりしたお店=ホームページを作っていて、顧客対応も中国語で行っている有力サイトと組むのが一番だという判断なのでしょう。
日本のブランドさんでも、「コムデギャルソン」「イッセイミヤケ」「ヨウジヤマモト」など、現地で既に知名度があって、富裕層向けというポジショニングがはっきりしているブランドさんの場合は、こういう販路が合うように思います。
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