合同展示会「N/E/W/S/T/D」、継続を望みます
メルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京は終わりましたが、
今週もあちこちで怒濤のごとく展示会が開かれておりますので、
のんびりブログを書いている暇はないんですが、
忘れぬうちに1つ1つ、と思ってアップ致します。
先週、3月20日(水)から22日(金)の3日間、渋谷ヒカリエで開かれていた
「N/E/W/S/T/D」(ニューストゥッド、と読むのでしょうか。こなれた感じの非常にGoodなネーミングですね!)に
ストリート、メンズ寄りのブランドが中心でしたが、
日頃合同展示会にはあまり出展しないような、それでいて、人気のセレクトショップに入っているブランドさんが勢揃いしていたので、
非常にびっくり致しました。
正直、そのまんま売り場、私はバイヤーではないですが、ぱっと見て「こりゃ売れそうだ」(その場で買って自宅に持ち帰りたいような商品がわんさか〜)と思ったんですが、
ご出展者の方からちらほら聞いた話では、JFWが招聘した海外バイヤーさん達も喜んでご覧になっておられたとのことで、
通常ならば、わざわざこちらから出向かなければ出会えないブランドさんに会えたのですから、
「そりゃそうだろうな」と思った次第です。
そんなイケてる展示会が、中小企業基盤整備機構さんの主催だと知って、またまたびっくりしたんですが、
プロデュースされた方が、私も時々執筆させて頂いている『ファッション販売』さんで以前連載を持っておられた横堀良男さんと、もう一名の方らしいということを
ご出展の方に伺って、
「やっぱり!」とひざを打ちました。
本当に、ファッションが好きで商売のことがわかっているプロに信頼して任せれば、
いいものが出来るんですよね。
合同展示会を、「売り手」目線で見ると、「出たい人より出したい人を」、頼まれたから出展している方々が多いこの展示会に対して若干のブーイングが出るかもしれないけれど、
「最近どの展示会に行っても、目新しいブランドがない。狭義のファッションカテゴリーに停滞感を感じる」と思っている「買い手」の立場から見ると、
「待ってました!」という感じだったのではないかと思います。
ところが、会場におられた中小機構の方に伺うと、この展示会、次があるかどうかは「わからない」とのこと・・・。
この展示会に出ておられたようなブランドさんも、横堀さんと、たぶんもう1名のプロデューサーの方も、
「N/E/W/S/T/D」があろうがなかろうが、困られるような方々じゃないから良いんですが、
「続けていかないと意味ないんじゃない?」と思ってしまいました。
たまに例外はありますが、通常、うまく行っているか、もしくはうまく行ってお客様が付き、利益が計上出来そうな見込みがあるビジネスを突如として止めるなんてことは、民間企業ではほとんどありません(個人事業主ベースだと、「他にやりたいことが出来たのでそちらを優先」・・・ということも時々ありますが)。
「何だかな〜」と思ってしまったんですが、
1回こっきりかもしれない合同展示会(プラス、トークショーなどの付帯イベントも含めて)を、
これだけクオリティーが高いものに仕上げられたご関係者の皆様の熱意に敬意を評します。
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