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2013年3月10日 (日)

nikkei.comの記事「『アレキサンダー・ワン』生んだ民族大移動 NYファッション前線(前編)」の感想です

日本経済新聞さんのサイト「nikkei.com」の記事↓↓↓


一覧表の中に、「forever21」が含まれているのは違うんじゃないかな(というのは、デザイナーズブランドではないので)と思うんですが、

その他の点については、事実に基づいた記事で、よくまとまっているのではないかと思いました。

思うんですが、日本も「アジア」の中の一国で、家族経営でファッションビジネスを営む、親族が助け合うという形で企業を大きくしていくスタイルは、中小企業性の強いファッションビジネスの世界においてはスタンダードなものだという風に思います。

但し、日本においては、経済が急速に発展し、中間層の厚みが増しファッションへの好みが多様化する過程で、

・企業ブランド(MDブランド)の多様化→SPAへの進化

・デザイナーズブランドを多数内部に取り込んだセレクトショップの登場→SPA的な仕組みを内部に取り込んで発展

上記のような進化が見られ、個として突出した個性を持つデザイナーの存在を核にしたデザイナーズブランドをビジネスとして育てようという観点が薄まってしまったというところがあると思います。

ビジネスがリテイル(小売り)志向になり過ぎているんですよね、今の日本は。
リテイルは確かに顧客を見据えてきっちり運営していけば利益が出て多店舗化もしやすい領域ではあるんですが、しかしながら、日本以外の国はどこも貧富の差が大きく、富裕層向けのクリエーションの供給が求められており、デザイナーズブランドが世の中からなくなることはないように思います。

日本においてファッションビジネスに携わってきた人々は、日本国内の大きな市場に適応しすぎるあまりに、グローバルな市場への視点が欠落していたのではないかということを感じますが、

これからはもう一度、クリエイティブな才能を持ったものを、ビジネスセンスを持つ者が助けて、ビジョンを共有し一緒になってチャンスをつかむ、儲けるという気持ちを取り戻す、アジア的な「人つながりの濃さ」と、「下から上を見て這い上がる」気持ちなくしては、グローバルな成功はおぼつかないように思います。

後編の掲載が楽しみです。

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