イヴ・サンローラン社、アトリエをパリ"左岸”に移転
「サンローラン(SAINT LAURENT)」と言えば、
1960年代の後半、ビートニクスのムーブメントが勃発し、若者の季節の到来を予感させた時代に、自らの名の後ろに“左岸”=リヴ・ゴーシュのフレーズを刻んだブティック「イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ」を立ち上げたことで知られておりますが、
ブランドを象徴する場所である“左岸”にアトリエを移転するとは、
さすがはエディ・スリマンだなと感心させられました。
(但し、VOGUE.com UKの記事によると、このアトリエは一部のプレタポルテの生産のみに使われ、オートクチュールの生産は元からあるアトリエで、デザインのためのデザインハウスはアメリカの西海岸で、という体制は変わらないようです)。
エディ・スリマンに交代してからの「サンローラン」については、
賛否両論あるようですが(批判的意見をまとめると、おおむね「ディオール・オム」時代のエディのスタイルを踏襲し、ブランドらしさがないということになっておりますが)、
スキニーなデニムスタイルに象徴されるような、徹底した若さ、
ブランドの動画やショーの音楽等、トータルな演出から感じられるロックのイメージ、
そして、今回のアトリエ移転の件ですが、やることなすことがかっこいいというところが、
サンローランへの何よりのリスペクトになっているという点は評価できるのではないかと思います。
私はやっぱり、エディ・スリマンならではの永遠のガキンチョスタイル、好きですね。
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