2013年4月上海レポートその1ー上海No1の百貨店・上海第一八佰伴
2013年4月の上海レポートを綴って参ります。
今回は、仕事もあったので、市内を見て回れたのは4月20日(土)の1日だけでした。
なので、不十分な記述になってしまっていることをお許し下さい。
その20日(土)の上海はあいにくの雨。「移動に時間がかかってしまうのではないか」と焦りつつ、紅橋地区からタクシーを飛ばして、
午前10時の開店と同時に浦東地区にある百貨店・上海第一八佰伴にすべりこみました。
このお店は、上海市内では長年、売上高No1の地位をずっとキープしております。いつ行っても来街者数が多く、特に催事売り場は黒山の人だかりで、近づくも困難な時すらございました。
今回は、開店直前に1Fの入口の前に行ったのですが、強い雨が降っていたにも関わらず既に10数名のお客様が開店を待っている状況でした。
売り場の1Fから5Fまでを見て回ったのですが、
上海には1年1か月前に行ったのが最後でしたので、
まる1年ほど前の記憶と比較して一番印象に残ったのは、レディスのプレタの売り場のレベルが、格段に向上していたことです。
パターンに関してだけは、まだまだ日本のブランドの方が上ですが、長い不況の時期にじりじりと企画力や品質を落としてきた日本のドメスティックなミセスのプレタブランドと比べて、
デザインのバリエーションの豊かさでは完全に中国の方が上(今の日本では、冒険が全くなくなってしまっていますので)、
この春夏はトロピカルムード満点のエスニックファッションがトレンドですから、そのトレンドを表現するために多用されているプリント物なども含め素材のグレードもアップしており、
さらには、どのブランドも、服だけでなく、靴、バッグ、アクセサリーなどの服飾雑貨を充実させており、それらが単なる添え物ではなく、商品的な魅力を増しているのにも感心いたしました。
レディスの売り場に関しては、マークダウンはあまり見られず(全体の1割くらいでしょうか。靴やバッグの単品集積の売り場は半分以上がマークダウンされていましたが)、売り場が綺麗だったのも印象的でした。
強力なブランドが目白押しの日系のブランドさんに関しては、全体的にこの百貨店さんの中では目立たない存在になっているように思ったんですが、
「スナイデル」さんと「M.ツボミ」さんは例外なのかなぁ、と。
「M.ツボミ」さんは、この後見て回った市内の商業施設のどこでもそういう売り場にしてあったんですが、
メインのディスプレイに多数の動きのあるマネキンを配置し、なおかつミニチュアの人形に「M.ツボミ」の洋服を着せ(これがとても可愛かったです!)お客の目を惹く仕掛けを行っており、
プレタのゾーンの競争が激化する中で頭ひとつ抜け出すための強い表現を行っているのが印象的でした。
写真1:開店直後。青いユニフォームは清掃スタッフの女性達。
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